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私はレイズン・ヴェレイ。
世界でも有名なスポーツエリート一家に生まれた一人娘。と言っても上には兄がいる。
祖父は元世界的ストライカーで、現在は国際フットボール連合の会長をしている。祖父の子供で私と同じくスポーツエリート一家に生まれた父も環境の為か、祖父のサッカー脳が遺伝したか、はたまたサッカーをする為だけに生まれてきたのかは知らないが祖父の次世代の元世界的ストライカーで現在はイギリスの超名門クラブチーム『ヴェルゼード』の監督をしている。母もまたサッカーこそしていないが元々伝説の水泳選手でオリンピックを3連覇もしている猛者だ。そして3歳年上の兄もサッカーをしていて今じゃ『次世代世界的サッカー少年』として謳われるほどだ。
そしてまた私も例外ではなくーーーーーーー。
両親は私にやらせるスポーツをサッカーと決め例外は認めなかった。
そして兄は0歳の頃からサッカーに慣れ親しみ、今現在5歳。つまり兄は5歳ながら天才と謳われているのである。それに比べて私はサッカーボールこそ身近にある毎日だったが、興味が無く大して関わってこないまま2歳という年を迎えてしまった。
両親は仕方なくサッカー弱小国である日本を選び、そこで私のサッカーの実力を上げようと言う寸法を取り始めた。
そして絶賛今日本に向かう飛行機の機内。
ここできっぱりと言わせて貰う。
私は両親が大嫌いだ。だが兄はそんな両親から生まれて来たなんて信じられないほど性格が良く育った。しかもスポーツは大体何でもでき、サッカーはワールドクラス級で誰もが認める天性の上手さ。勉強も出来る。そして何より、、、、、
モデル並みに顔が良い!
悔しいが両親は世界的に見ても美形寄り。しかも両親共々化け物級の身体能力。しかも父は+祖父によるスポーツ教育で更に身体能力が化け物じみてる。母は勉強もできるためそれを1から兄に叩き込んでいた。両親からの厳しい英才教育のおかげで今の兄の姿があると言っても過言ではないためまたもや悔しいがそこは両親に感謝だ。実際兄は5歳ながらとても女の子にモテる。私はそんな兄が大好きで誇りだった。
あぁ~もうすぐで日本に着く。
これからの日本での毎日が大して興味も無いサッカーを無理矢理やらせられる毎日だと思うと吐き気が止まらない。
その時の私はまだ知らなかった。
これからの自分の人生がサッカーに使われていくこと……………………
サッカーの楽しさ、深さ、
そして………
その人生に向かう起点源がこれから向かう日本にあるという事を………………………
この時の私は知るよしもなかった…