テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
彼女の死体と一緒に身を隠して一年が経った。
テレビで見た。一年前殺人事件ならあったと、容疑者はまだ捕まっていないんだそう。
死体も凶器も見つからないそうだ。友人が俺に向かって言う「物騒だなぁ、早く見つかってほしいなぁ、こーゆーの意外と近くに居たりして!笑 」俺は答えた「そうだなぁ早く見つかるといいなぁ」と、友人は笑いながら言った「お前は優秀だからこんなことしなそう!笑」俺は笑い返しながら「そうだと良いなぁ」友人「何だよーその言い方笑」とこんなたわいもない話だ。
今日俺は冷蔵庫の中に向かって話しかけた。「大好きだよ。」
答えは当然帰ってこなかった。今日は彼女の毎日だ。だからその日の午後俺は覚悟を決めて警察署に向かった。保冷バックとともに。
警察署に着くとすぐにバックの中身を見せた。
すると俺は警備員に取り押さえられた。俺は一年逃げた。けど今日は彼女の命日だ。何回も彼女を夢に見る。その度に彼女は泣いていた。「ごめん。俺のせいだ、」と言いたいのに声が出ない。ふっと夢が覚め、あぁ、また夢かと言う日々が続いていた。だから覚悟を決めた。
今までありがとう。「大好き」