テラーノベル
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薬物表現あり 戦争描写あり 戦争賛美・政治的意図なし 陸空海兄弟あり
この物語の「✕✕」は空、「〇〇」は海です。
薬を注入すると、赤子のように呂律の回っていない声をこぼした。「あ”〜⋯う”ぅ”〜??」
カーペットについた赤い染みが赤黒くなってきた頃にはもう、私はもう完全に夢の奥深くへと沈んでしまっていた。
⋯ここはどこだろう。
「聞いてるの?陸!」子供のような無邪気な声が聞こえて振り向くと口に食べ物を頬張った「✕✕」に話しかけられていた。
「あ”ーッ!それ俺の分だろ!!このッ!!!陸もなんとか言ってくれよ!」⋯「〇〇」は「陸」と言う名前の人に話しかけている⋯話しかけている相手は私。⋯私は今からこの世界で「陸」になるのか。
「あのなァ!『✕✕』、お前の分は多めにしてるんだからな!?お前のせいでただでさえ少ない飯が減ってんの!」怒りを最大限込めたような声で「〇〇」は言う。一方「✕✕」は子供のような声で「しかたないじゃん〜?お腹すいたんだから!『〇〇』の分なんて知らないもーん」と言う。
⋯この世界「では」うまくやっていけそうだ
コメント
2件
いいですねぇ