らんおう。視点
ら「よーし!やっと全部終わったぁあ」
母「あんた!もっと早く終わらせられないの!そろそろ来ちゃうんだから早く部屋に戻ってなさい!絶対出てこないでちょうだいね!恥をかきたくないからね!」
ら「はーい(?)」
らんおうが部屋に戻ると家の大きな扉が開き、黒髪ショートの男っぽい人とお偉いさんのような人が入ってきた。
1時間ほど別室で話したあと、部屋から出てくるなりすぐに帰ってしまった
ら「さっき来てた人、あの人(母)とは違って現代風な服だったな…
でもやっぱり俺がいたところよりは少し違う
ここはいわゆる異世界みたいなところなのか?あの人とは話にならなさそうだから聞いても無駄かもだけど、外の人はまともかも!」
らんおうは家を出て商店街のようなところにたどり着いた
ら「なんじゃここ、見たことないもんばっかだな✨」
ドンッ!
ら「イテ」
モブ「あ゛?嬢ちゃん俺にぶつかるとはいい度胸だな?」
ら「え?コワイ……
すみません!悪気はなくてですね、」
モブ「金くれりゃ許してやるよ笑」
ら「え、あ…すみませんお金もってないんですッ」
モブ「もってないだと?!舐めた真似しやがって!持ってんだろ‼️」
らんおうは殴られそうになり、目をぎゅっと瞑った
!ドォオオオン!
ら「え?」
目を開けるとそこには地面に頭がめり込んだチンピラの姿があった
ぺ「大丈夫?」
気づくと前には黒髪ポニテの女の人が手を差し伸べてくれていた
ら「ェ、あ大丈夫…です」
ぺ「良かった!急にこんなんになっちゃってびっくりしたよね、ごめんね!俺”ぺっとん”って言うんだ!よろしく!!」
ら「あ、らんおうですよろしくお願いします(?)」
ら「えっと…ぺっとんさんはどうして俺を助けて(?)くれたんですか?」
ぺ「そりゃあ、珍しい子がいるもんだから助けたくなっちゃってねw」
ら「珍いし子?」
ぺ「ここの街はね、治安が悪いから少しでも気を抜くとこういうことに巻き込まれるの
それを知ってたらわざわざ周りを気にせずキョロキョロしないでしょ?w」
ら「確かにそうですね🤔」
ぺ「ねぇ、君のことらんって呼んでもいいかな?その代わり俺のこともぺっとん、とかで呼んでもらっても構わないし、敬語も外してもらってもいいし!」
ら「大丈夫ですよ!じゃあこれからはぺっとんって呼ばせてもらうね!よろしく!」
ぺ「意外と浸透早いタイプだねw気に入った!私の国に遊びに来ない?16時までにはここに送り届けるからさ!」
ら「いいの?!行きたい!」
ぺ「よし、そうと決まれば馬車でレッツゴー!」
馬車の中_
ら「あ、そういえばさっきの街ってなんて名前なの?」
ぺ「え?さっきの街ってもしかしてらんの家の近くの街じゃない?」
ら「え、あ、いや家(?)の近くの街だねタブン」
ぺ「自分の住んでる街が分からないの?!まぁ、あの街はハスク街って言うんだよ」
ら「へーそんな名前なんだね。
うーんとね、なんというか
元々多分ここの世界とは別の世界にいて、気づいたらここの世界に来てた、みたいな?」
ぺ「そんなことあるの?!今まで生きてきてそんなこと聞いたこと一度も無かった…
不思議なこともあるもんなんだね」
ら「え?受け入れるんだ」
ぺ「ん?まぁ、嘘に聞こえないし」
ぺ「そろそろ着くよ!」
ら「うわぁあ、でっけぇお城」
ぺ「フッうちの城かっこいいっしょ✨」
ら「めちゃかっちょいい」
ぺ「今日は総統外出中で居ないから、とりあえず商店街の方で買い物するか!」
商店街には色々なお店が並んでいた
その中でらんおうが目にしたのは服屋だった
ら「パーカーあるかな!」
ぺ「入ってみるか!」
ら「うーん、あんまりしっくり来るの無いな」
ぺ「これとかどうかな?」
ぺっとんが差し出したのは、両腕に太めの白いラインがぐるりと一周しているデザインのシンプルな黒のパーカーだった
ら「え、めっちゃいい」
ぺ「気に入った?気に入ったのなら買うか!」
ら「俺お金もってないよ😭」
ぺ「いいのいいの!今日は俺の奢り〜」
ら「ほんと?!ありがとう‼️また今度お金貯めたら返すから!」
選んだパーカーを何着か買い、店を出るとちょうど15時だった
ら「え?早くね?」
ぺ「まぁ、行くのに結構時間かかったし、服選ぶのにも時間使ったからね、また今度来る時は総統にも合わせてあげるね!それじゃあ送るね!」
らんおうは馬車で先程も街まで送り届けてもらい、家へと帰宅した
母「あんたどこに行ってたんだい!!さっさと皿洗いとお風呂掃除してきなさい!」
ら「まじかよ、めんどくせ()」
皿洗いとお風呂掃除を終えたあと、らんおうは自分の部屋へ戻りこの世界のことを考えてみた
ら「あの人は俺のお母さんのようだな、実の娘になんてひどい仕打ちを( ;ᯅ; )でも俺あの人から生まれてねぇな(?)まぁいいや、なんかお友達も出来たし、とりあえず寝るか( ˘ω˘ ) 」
突如異世界に飛ばされてしまったのにゴ〇ブリ波の適応力を発揮したらんおうであったが、果たしてこのまま上手くいのだろうか
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