天気の悪魔

青い空、綺麗な雲こういう景色は胸を打たれる。何より、天気が悪くてうれしい人なんていないんだろうな、なんて思いながら学校へ向かう。学校に着き、クラスに行くと、みんな席に座っていた。気まずい空気だった。シーンとした空気に鳥の鳴き声、車のエンジン音が目立つ空気だ。一体何があったのか、そう疑問を持ちながら自分の席に座った。すると黒板の前にいる先生は重い空気の中、口を開いた。「みんな、これから大事な話をする。よく聞いてください。」と真面目な様子で言った。

先生は言った。「うちのクラスの佐藤あやかさんが東山に行ってから行方不明となっている。何か知っている人は後で先生に言いに来てください」

僕は行方不明 いう言葉と東山という言葉が気になった。自分は好奇心が生まれた時からあって何事にも挑戦するタイプだ。ホラーやミステリーなども興味深い。いつも通り授業が始まったので切り替えたいが、頭の中にもやもやが残る。なぜ行方不明になったのか、授業中に、頭のもやもやは広がっていった。