コイツ強いな
噂の鬼を見た第一印象はそれだった。
あの隊長である唾切を傷一つつけず勝っていたのだ。戦いが終わり去ろうとしたそいつに俺は声を掛けた。
「おい。」
ビクッとなりながらそいつはこちらへと振り向く。俺を見るとそいつは何故か驚いた顔をしていた。
「お前、あの噂の鬼か?」
そう問うと、そいつは何か焦った様子で考え事をしているようだった。
「聞いてるのか?」
そう言うと、そいつは全速力で逃げ出した。
「はぁ、、、仕方がないな。」
無駄野も追いかける体制に入る。
「俺から逃げれるとおもうな。」
◻︎◻︎◻︎
そうして、壁に追い詰めた俺は問いただした。
「おい、何で逃げる。」
だが、俯いたまま何も答えない。
俺は顎を掴み、上を向かせた。
「おい、返事をしろ。おい、、、」
「いや、、、ムダ先離して、、、」
「ッ!?」
コイツの姿を見た俺は息を呑んだ。
顔を真っ赤に染め、瞳をうるわせながらこちらを上目遣いで見ており、思わず手の力が抜けてしまい、その隙をつかれ、逃げられてしまった。
(逃げられたか、、、それにしてもこの感情は何だ、、、?)
あの姿を見てから胸の鼓動がおさまらない。
(分からない、、、知る為にはまたアイツに会うしかない。再び会うその時は必ずこちら側に引き摺り込んでやる、実力も申し分ないしなそれに、、、)
『ムダ先、、、』
「あの言葉のことも聞かないといけないしな。」
あいつを絶対に鬼機関に引き入れる。
そう決意した無陀野だった
塾から帰ってきたYokazeで〜す
それでですねテラー見たらこのシリーズもう2000いいねいきそうになってて飛び上がるかと思いました、、、
てか企画通りにいくと20作も書くってことか?
マジデスカ
まあ頑張ります、、、
あ、ちなみに新シリーズ思いついたのでそちらもお楽しみに!!
ではまたね〜( ´ ▽ ` )ノ
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え、なにこれすっごい続き気になるんですけど!?