黄青
うさぎバース
けも耳有
共依存
人身売買表現有
※ご本人様には関係ございません
うさぎバースでは、
うさぎの耳に似たもこもこと言われるものが
付いている「フラッフィ」と
うさぎのようなしっぽを持つ「マリィ」
うさ耳を持たない「ロトゥン」が存在する
「シーズン」と呼ばれる生理的な周期があり
声が出せなくなったり、何事にも過敏になる
惚れやすくもなったり、性欲も強くなる
また妊娠させたり、妊娠したくなる衝動が
あったりもする
期間は一週間ほど
(もこもこをとったとしてもシーズンはある)
もこもこは、大きな悲しみや恐怖で
取れてしまうことがある
手術で取るということもある
もこもこは飾りみたいなもので
音を拾うのは人間の耳
そして、フラッフィは3種類に分けられる
【ドロップ】
垂れ耳で
甘え下手の寂しがりや
【レプス】
耳がピンと立っている
フラッフィの中で一番多い
【ネザー】
耳が短い
甘え上手
【マリィ】
手術で取ることが出来る
性感帯
黄 ロトゥン
青 フラッフィ 、ドロップ
~start~
仕事終わりの暗闇の路地裏で見つけた
かわいいかわいい僕だけの
黄Side
いつものように仕事が終わり
すっかり暗くなった空に
キラキラト光るネオンの街を
一人で歩く
なんとなく顔を上げると
闇のように暗い路地裏の奥に
ほんの少し光が漏れていた
普段なら気にすることなく
家に帰っていたが
その時は何故か無性に気になってしまって
暗闇へと足を進めていた
暗闇に漏れるわずかな光
恐る恐る扉を開けると
あまりの残酷な光景に目を瞑ってしまった
そこには身動きが取れないほどの
小さいゲージに入れられた
フラッフィが大勢いたのだ
明らかに不衛生で小汚い場所で
閉じ込めらているのを見て
言葉が出なかった
珍しいフラッフィを大金で
やり取りしてるのは
よくニュースなどになっていて
珍しいことではないが
初めて生で目撃し衝撃で
呆気に取られて扉で止まっていると
後ろからガタイの良い
いかにも怖そうな人がぶつかってきた
モブ「邪魔だよそこどけ」
そう言われ慌てて中に入り
頭を下げる
黄「すみません」
モブ「チッ」
こんなところに入る予定なんかなかったのに
慌てて中に入りどうしようかと焦る
今すぐに扉を開き外に出たいが
1人の店員さんらしき人が近づいてきており
帰れない
店「いらっしゃいませお兄さん
どんなコをご所望で?」
黄「い、いや…」
何も知らずに入ってきてしまった僕は
戸惑いながら苦笑いで
誤魔化すことしかできなかった
ここで間違えましたなんて言ってしまえば
殺されそうだ
店「まぁいろいろ見てくださいよ
いろんなコがいますよ」
少し気味の悪いニヤついた顔で言われ
思わずはいと答えてしまった
はいと答えると店員さんは嬉しそうに
笑いついてきて下さいと店を進んでいく
どうすることもできないので
恐る恐る後ろを着いていく
あたりを見るとゲージに入れられた
フラッフィが怯えたように
小刻みに震えている
ゲージにはそれぞれ
種類と名前、生年月日、値段
などが書かれていて
妙に生々しく感じて心臓が痛い
奥に進むと1人だけ
名前も値段も書かれていない子がいた
気になって見つめていると
その子と目が合った
その瞬間僕の心が
なんとも言えない気持ちで埋め尽くされた
綺麗なサファイアのような瞳
だけどその瞳には光がなく濁っていた
僕がこの子の瞳に光を宿したい
そう思ってしまった
店「お兄さんそのコ
全然喋らなくて言うことも聞かないんすよ
だからやめといたほうがいいっすよ」
なんて店員が言ってるが気にせず
その子の前にしゃがみ目線を合わせるが
目を細め睨んでくる
だけどその身体は震えていて
僕が守ってあげたいと思ってしまった
黄「この子ください」
くださいなんて言い方はしたくないが
今だけは許してほしい
店「ほんとっすか
まあソイツずっと売れ残って困ってたんで
タダで良いスッよw」
なんて笑った言うから怒りが湧いたが
なんとか抑えて手続きを終え
タクシーを捕まえ家まで帰ってきた
フラッフィの子は暴れたら困るということで
仕方なく麻酔薬を打ってもらった
家に入り取り敢えずお風呂に入れてあげる
服もボロボロでとても綺麗とは言えず
身体もこれまでどんな扱いを受けてきたのか
心が苦しくなるくらい
痣や傷が沢山あった
何処の誰かも知らない人に
触られるのを想像すると
とてつもない怒りが襲ってきた
フラッフィの象徴でもある
もこもこは垂れ耳でとてもかわいらしいが
ここにも傷がいくつもついていて
これまでどんな扱いをされてきたのか
考えると涙が出そうだ
だから今までのことなんか
忘れるくらい僕が幸せにして上げようと
心に決めた
なるべく優しくて丁寧に
頭と身体を洗い
新品のふわふわなタオルで
優しく水気を拭き取る
先ほどまで着ていた服は
一応捨てずに洗濯機に入れ
僕の服を着させる
ベッドに運び寝かせ
お風呂に入り綺麗になった
水色でサラサラな髪をとかすように撫でると
心なしか表情が柔らかくなった気がした
撫でていた手を離し
この子が起きてしまう前に
ご飯を用意しようとキッチンへ向かう
これからどうしようか
名前もどこから来たのかも
何も知らない
だけど必ず僕が愛してあげる
黄「よし、できた」
簡易的なお粥が完成し
水とお粥を持って寝室へと戻る
ガチャ
寝室の扉を開けると
さっきまで眠っていた子が
起きたようで上半身を起き上がらせて
キョロキョロとあたりを見回していた
黄「こんにちは僕はるぅとっていいます
よろしくお願いします」
そう恐る恐る声をかけるが
警戒心丸だしで目を細め僕を見つめる
黄「僕は君に何もしませんよ大丈夫」
安心させながら
ベッドの隣の椅子まで近づく
怯えた用に毛布に包まり
じっとこちらを見つめる
黄「とりあえずお腹すいたでしょ
僕お粥作ってきたのでとうぞ」
そう言い水とお粥が乗ったお盆を渡す
だけど一向に食べようとしない
やっぱり初対面の人に渡されたご飯なんて
何が入ってるか分かんないから
食べれないよね
黄「ちょっとごめんね」
先ほど渡したお盆からお粥と
スプーンだけを取ると
不思議そうに見つめる
黄「いただきます」
一口分お粥をすくい口に入れる
黄「ん、我ながら美味しい
ほら毒なんか入ってないですよ
安心して食べてください」
もう一回お粥を渡すと
今度はスプーンを手に取り
恐る恐る口に入れてくれた
黄「どうですか?美味しいですか?」
?「んッ」
声にもならないよう小さな声をだし頷いた
黄「んふッ良かったです
好きなだけ食べてくださいね」
そう言うと次から次へと
お粥を口に頬張る
余程お腹が空いていたのだろう
さっきお風呂に入れた時に思ったが
細すぎる
見た目的に童顔で小顔で華奢なため
僕より年下だろうか
食べ終わったのか
ぼーっとしてる僕の裾を
くいくいと引っ張ってきた
黄「あ、全部食べてくれたんですね
ありがとうございます
お水も飲んでいいですよ」
食べ終わったお粥のお皿とスプーンを
お盆に乗せお水を渡すと
ごくごくと一気に半分くらい飲み干した
変わらず警戒はしているようだが
先程より警戒心は解けたようで
僕を睨むことは無くなった
そろそろ名前くらいは
聞いても大丈夫かなと思い
声をかける
黄「さっき僕は自己紹介したので
お名前聞いてもいいですか?」
少し下を向いて考えた後
今にも消えてしまいそうなほど
小さな声で
?「ころん…」
と名前を教えてくれた
黄「ころんくんって言うんですね
素敵な名前ですね」
そう言うと少し照れたように
青「ありがとうッございます…」
そう呟いた
黄「僕のことはるぅとくんって呼んでください」
青「るぅとくんッ…?」
黄「はい!」
「僕はなんて呼べばいいですか?」
青「好きなように呼んでください」
やっぱり特別感が欲しい
ころんくん
ころくん
黄「あ、ころちゃんとかどうですか?
かわいくないですか!?」
青「ころちゃん…初めて言われたかわいい…」
黄「じゃあころちゃんで!
これからよろしくお願いしますしますね」
青「は、はい…」
そう戸惑いながらも
頷くころちゃんはとても可愛らしかった
んふッこれからは一生僕だけの天使
黄「じゃあ今日はもう寝ましょうか
いろいろ疲れただろうし」
「僕はリビングのソファーで寝てるので
何かあったら呼んでくださいね」
そう言いお水だけ置いて
お盆を持ち立ち上がる
青「あ、僕がソファー使います…」
黄「気にしなくて大丈夫ですよ
もう疲れたでしょ?また明日
いろいろ決めるので」
「おやすみなさい」
青「ありがとうございます…
おやすみなさい」
いつものように仕事が終わり
すっかり暗くなった空に
キラキラト光るネオンの街を
一人で歩く
闇のように暗い路地裏の奥に
ほんの少し光が漏れているのを横目に
家へと足を急ぐ
ガチャ
青「るぅとくん!おかえりなさい」
黄「ふふッただいまころちゃん」
「いい子にしてましたか」
青「僕ちゃんといい子にしてたよ!」
「ご褒美ちょ~だい?」
黄「そうですね、いい子にしてた子には
ご褒美上げなくちゃですね」
「愛してますよころちゃん」
青「僕も愛してるよるぅとくん」
ベッドに座るころちゃんを
流れるように押し倒しキスをする
彼のズボンと下着を下げ
主張するソレをかわいがる
青「んッあッ…//」
黄「かわいいころちゃん」
何度か刺激して
イきそうになったところを止め
後ろのアナに指を入れある程度慣らしたら
自分のをあてがう
青「るぅとくッはやくちょ〜だいッ…//」
その声とともに一気に奥まで突く
青「あぐッ…//」
黄「かわいい…」
力の限り腰を振ると
かわいらしい声が上がる
あれから数週間がたった
最初は警戒心と緊張で
全然話してくれなかったころちゃんも
今ではいっぱい話しかけてくれる
毎日少しづつ距離を縮め
沢山愛を伝え合い
今では一言では表せないくらいの関係だ
愛を確かめ合い
疲れて眠ってしまった
ころちゃんを見ると
とても気持ちよさそうに眠っていた
ころちゃんのもこもこを触ると
ふわふわでとても気持ちいい
そのまま頭を撫でると
「んんッ」と声を上げ
手にすり寄ってくる
あぁ
なんて無力でかわいいんだろう
ただ毎日僕の帰りを待ち
僕だけを見て
僕だけを感じて
僕だけを求める
僕無しでは生きていけない
かわいそうな僕だけの天使
だけどそれでいい
毎日僕の帰りだけを望んで
僕の言うことに従順で
僕にだけ笑いかけて
外の世界なんて何も知らない
僕がいなくちゃ何もできない
僕にはころちゃんだけ
ころちゃんにも僕だけ
アイを注げば
もっともっととアイをネダル
一生一緒
んふッ
かわいいかわいい僕だけの
〜end〜
最後まで読んでくださり
ありがとうございました
今回はうさぎバースの世界観でした!
最近オチが思いつかないのが多くて
中途半端な作品が結構溜まってるので
早く完成できるよう頑張ります💪🏻
誤字脱字があればすみません
コメント
8件
相変わらず天才ですね!!!
黄青最高すぎ