/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
シェアする/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
シェアするテラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
シェアする電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！
花奈「楽しみだなぁ！私の花の妖精も、学校も！」
母「ちょっと、大切にしなさいよ？一応〝家族〟なんだから」
ベロニカ「ふふ、花奈さんのお気持ちわかりますよ。楽しみですよね」
花奈「だよねベロニカ！」
―――ここは花蕊町(はなしべちょう)。この世界のヒトは中学1年生になると国から専用の「花の妖精」が支給される。「花の妖精」にも人権はある。なので多くはヒトの〝家族〟として幸せに過ごしているが、中には―――
商人「らっしゃいらっしゃい!!まだ若い妖精だよ!!」
妖精「………だれかぁっ！たすけ」
商人「お前は静かにしろ!!!」
妖精「ひっ！」
モブ「おい旦那、こいつ買わせてくれ。」
商人「まいど！おらいけ！」
妖精「ぅ……」
ベロニカ「あ、あれは……」
花奈「お母さん！あれって…！」
母「うん、違法商売ね。警察に通報しましょう」
―――こんな違法商売の犠牲になる妖精もいる―――
花奈(あの違法商人、捕まってよかった……妖精さんは大切にしないと！だって立派な〝家族〟だもん！)
母「花奈、ついたわよ」
花奈「あ、うん！」
ベロニカ「いってらっしゃいませ、花奈さん」
花奈「いってきまーす！」
花奈「すご……学校きれい……。教室は……こっちか！」
ドンッ
花奈「きゃっ！」
???「うわっ！」
花奈「ご、ごめんなさい！大丈夫ですか!?」
???「こっちこそ……うわっ遅刻しちゃう！」
花奈「本当だ！急がないと…！」
ガラガラガラッ！
花奈「はぁ…はぁ…ギリギリセーフ…」
???「危なかった……あ、そういえば名前は？」
花奈「私は花奈！あなたは…？」
理依奈「私は理依奈(りいな)！よろしくね！」
花奈「こちらこそ！」
花奈(新学期早々友達ができてよかった〜♪)
先生「じゃあ、みんなお待ちかねの花の妖精を支給するぞ〜」
生徒「Fooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!」
先生「体育館に移動だ。並べ〜」
ざわざわ……
花奈「私の花の妖精ってどの人なんだろう……」
先生「はい、皆さん聞いて下さい。貴方がたは実は見えない糸で、運命の花の妖精と繋がっています。今から特殊な眼鏡を配りますので、その眼鏡で運命の妖精をこちらの中から見つけてください！」
生徒A「マジで!?」
生徒B「緊張してきた〜！」
花奈「この中から？めちゃくちゃいるけど……」
生徒「はい」
花奈「あ、ありがとう……」ｶﾁｬｯ
ふわ……
花奈「わ、すごい…ホントに腕に糸が巻き付いてる…しかも赤色！何かロマンチックだなぁ……」
先生「じゃあ、始め！」
花奈「うわ！人がすごい……ちょ、遅れちゃう！」ﾀﾀﾀ……
理依奈「奇遇じゃん、私も遅れた。」
花奈「り、理依奈ちゃん!?」
理依奈「一緒に行こ！」ｸﾞｲｯ
花奈「ひ、引っ張らないでよ〜！」
理依奈「う〜んどこだろ〜？」
花奈「こっちじゃないかな…？」
理依奈「ほんとだ！」ﾀﾀﾀ……
???「……貴方が私の主人ですか？」
???「すご〜ヒトじゃん！」
花奈「えっと、貴方が…？」
???「あ、はい。ネームナンバーRB068です」
花奈「RB068…？あ、そっかまだ名前ないもんね……何の花の妖精なの？」
RB068「えっと……らべ、いえ桔梗です」
花奈「そうなんだ！よろしくね！」
???「あんたがあーしの主人？へ〜」
理依奈「な、なによ……。てかあんたは何の花の妖精よ？」
???「あーし？あーしはね〜ディモルフォセカ！」
理依奈「でぃも…？」
???「だから〜！ディモルフォセカ！」
理依奈「かっこいい名前ということしか分かんないんだけど……」
???「ま、とりあえずまだ名前決まってないし、ネームナンバーで呼んでよ。あーしはDF1016。よろしく〜」
理依奈「よ、よろしく……」
先生「自分の妖精見つかったか〜？そろそろ教室戻るぞ！」
花奈「はーい！行こっか！」
RB068「はい」
花奈(これからが楽しみだな〜！)
‿︵‿︵‿︵‿︵‿︵‿‿︵‿︵‿︵‿︵‿︵‿‿︵‿︵‿︵‿︵‿︵‿
こんにちは、らべんだーです。
今回はキキョウちゃんの過去話的なやつを書きました。
まだ続きます。
登場人物紹介。
名前：陽ノ丘 花奈(ひのおか かな)
年齢：12歳
身長：162cm
優しく、純粋な中学１年生の女の子。花の妖精はヒトと同じく平等で幸福であるべきだと考えている。
名前：ベロニカ
年齢：38歳
身長：177cm
綺麗で大人っぽい花奈の母の花の妖精。ベロニカという花の妖精。母の手伝いをよくしている。
名前：穂宮 理依奈(ほみや りいな)
年齢：12歳
身長：164cm
元気で強気な女の子。花奈が新学期早々友達になった子。少し不良っぽい……？
名前：RB068(今のところ)
年齢：12歳
身長：168cm
表情筋が無いのかと思うくらい常時ポーカーフェイス。少し機械的。キキョウの花の妖精……？
名前：DF1016(今のところ)
年齢：12歳
身長：162cm
明るく活発な女の子。ディモルフォセカの花の妖精。RD068の真似をなにかとよくしたがる。(リボンも)
