テラーノベル
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皆さんこんにちは
初ノベル挑戦したいと思います!
暖かい目で読んでください(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)
⚠創作BLです
【登場人物】
⭐︎長谷川ゆづ (受)
▸︎▹︎人前で話すのは苦手、友達は少なめ
⭐︎帆高律 (攻)
▸︎▹︎イケメン、友達多め
《ゆづの友達》
⭐︎宮崎燈真(みやざきとうま)
⭐︎瀧嶋海(たきしまかい)
⭐︎渡辺波瑠(わたなべはる)
《律の友達》
⭐︎大原倫太郎(おおはらりんたろう)
⭐︎南蓮仁(みなみれんと)
⭐︎相川嵐(あいかわらん)
―――――――――――――――――――――
高校入学から早2ヶ月。
俺は充実した高校生活を送っている。
部活をする、勉強する、弁当を食べる。
特に目立つこともない、そんな普通の毎日も新しい環境だからか結構楽しく感じてしまう。
まぁひとつ思うことを言うなら、俺の背中が怖い。
背中が怖いっていうのは物理的なことを言っているのではなく、俺の後ろにいる奴らが怖い。
たしか名前が帆高律とか言ったかな。
イケメンで友達が多くて、所謂陽キャ様ってやつだ。ウェイウェイ系な訳ではなく、少しクールっぽい印象がある奴だ。まぁ俺とは縁のない人間ってわけ。
その帆高の席が俺の真後ろなんだ。
つまるところ、帆高の友達が集まる。別に大勢じゃなくて4人くらいなんだけどさ、みんなオーラがあるわけよ。怖いんだよ。
別にそこまで困ることはないんだけど。
そういう訳で、早く席替えしてくれないかなーとは思ってる。
「ゆづー、次移動だぞー」
燈真が俺を呼んだ。
「今行く」
そう返事をして俺は美術の準備を始めた。
「ごめんごめん」
「おせーよ」
燈真が笑いながら言った。
「ゆづは相変わらずのんびりさん でちゅねー」
「うわ、きも」
「ひどッ」
このウザイ奴が海。
「ほら、遅れるからいくよ」
このお母さんみたいなのが波瑠。
コイツらは 同じクラスで同じ部活だったから自然と仲良くなった。
多少ウザくても俺の数少ない友達だから、大切にしようと思う。
「今日の授業なんだっけ」
「たしか似顔絵描くみたいな」
「え、そんな小学生みたいな笑」
似顔絵か…。 そういえばそんなこと言ってたな。
あ、
「俺鉛筆忘れたわ」
朝ご飯食べるまでは覚えてたんだけどな。
「あ、俺2本持ってるよ」
「まじ?さすが波瑠! ありがと」
「でた、お母さん」
「誰がお母さんじゃ」
やっぱ波瑠は頼りになるな。
「はい、じゃあ前後でペア組んでー」
ん?前後?まじで? もしかして俺のペアって帆高?
いや、まて。今日休み居たっけ。頼む。
「今日休みゼロだから余んねーだろ?」
健康的かよ。
「じゃあ各自始めろー」
先生もさ、ちょっと配慮した方が良いと思いますよ。ほんとに。
まぁこうなってしまったものはしょうがない。腹括ってやる。
「えっと、よろしくね?帆高」
ア゙ア゙ア゙、よく頑張りました、俺。
そう言った俺を見て、帆高は少し不思議そうな様子だった。
そうですよねー!!
誰?って感じデスよねー!
「うん、よろしく。長谷川」
「え、知ってんの?」
びっくりだ。
「当たり前じゃん、1番最初に覚えた」
びっくりだ。
いやびっくりどころじゃない。 多分今俺、鳩が豆鉄砲くらったような顔してる。
なんで?なんで1番最初?
…
あ、あれかな。
ALTの最初の授業、先生が出席とった時、俺の事「ナガタニガワユヅ」って呼んだ。いや、フリガナ書いてあるだろって思ったけどね。その後すぐ「oh,sorry」とか言って「ハセガワユヅ」って呼び直したから別に良いけど。
そのせいでしばらくイジられたからな。
ああ、あれで覚えたのか。
俺は一人で納得して帆高の似顔絵を書き始めた。
おぉ、これは…
「帆高イケメンだから描きやすいな…」
思わず口にしてしまった。
俺の画力で顔を歪ませてしまうのが申し訳ないなと思った。
「え、ありがと」
帆高は少し驚いたように言った。
こんだけイケメンなら言われ慣れてるだろうに。
「はい、そろそろ描き終えた頃だろ」
ふぅ、なかなかの作品だな。
「お互い作品見せ合ってー。自分が不細工になってても文句言うんじゃねーぞ」
よし。
「描けた? 」
「うん」
俺は帆高の似顔絵を見せた。
「え、帆高上手くね?鏡かと思ったわ」
そんな事を言うと、帆高は笑って言った。
「長谷川も上手いじゃん」
うおッ、笑った顔もイケメンだな…。
てか、
「帆高、俺の顔見てた?」
「え、?」
「いやさ、見られてる感じしなかったし、ずっと描いてるっぽかったから…」
1回も目合わなかったし。
「ああ、見てたよ」
「そう?」
結構普通に喋れたな。てか、帆高が笑ってんの初めてみたわ。帆高はもう怖くないな。けどもう喋る機会はないだろうな。
もうちょっと話してみたいとか思っちゃうけど。
「なぁ、長谷川」
「?」
「LINE、交換しない?」
まさか帆高からそんなことを言われるとは思わなかった。
「する」
即答してしまった。
授業後、帆高とLINEを交換した。
“友だち”に『律』が増えた。
「ゆづ… 」
「え?」
今ゆづって呼んだ?
「あ、ごめん。名前に書いてあったから」
「あぁ」
そりゃ帆高が俺の事名前で呼ぶわけないか。ん?なんで俺ちょっとガッカリしてんだ?
「長谷川」
「ん?」
「名前で呼んでも良い?」
「え、あ、全然いいよ!」
え、名前で呼ぶって俺のことゆづって呼ぶってこと?
「あ、それじゃあ帆高のこと「俺のことも名前で呼んで?」
「あ、俺の名前は 「律、でしょ?知ってるよ」
まさか俺が名前を呼ぶとは…。変な感じだ。
律は笑って言った。
「じゃあゆづ、よろしくな」
「うん、よろしくね」
この時の律に少しときめいたのは、俺の気の所為だと思っておこう。
コメント
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こんにちは 初ノベルなので初心者なりに頑張りました! 呼んで下さりありがとうございます(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”