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yae

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【番外編:はじめてのおつかい(監視員:5名)】
実は報告し忘れたんですけど、前回で完結してます!(今修正加えて完結と表記しました!)
番外編よろしくお願いします!
どうぞ!!
「……本当に、おれ一人で行っていいんだよね?」
玄関で、すちが不安そうにお兄ちゃんたちを振り返る。
過眠症の診断を受けてから、すちは一人で外に出してもらえなかった。
けれど今日は、画材屋さんにどうしても自分の目で見て買いたい筆がある、とわがままを言ってみたのだ。
「ああ、もちろんだ。すちももう元気だしな。……行ってこい」
らんが爽やかな笑顔で送り出す。
「気をつけてね、すちくん! 5分おきにLINEしてね!」
こさめがブンブン手を振る。
(……あれ? 意外とあっさり許してくれた……?)
すちは不思議に思いながらも、「じゃあ、行ってきます!」と元気よく家を出た。
……しかし。
「……よし、ターゲット移動開始。追うぞ」
「らん、声がデカい。バレるだろ」
すちが角を曲がった瞬間、玄関からサングラスにマスク、帽子を深く被った5人の怪しい男たちが飛び出してきた。
「なつ、ビデオ回してるか?」
「当たり前だろ。すちが一人で外歩くなんて、記念日だぞ。……あ、おい! 段差あるぞ、あいつ転ばないか!?」
「待って、あっちから自転車来てる! いるまくん、止めてきて!」
「……バカ、俺らが目立ってどうすんだよ」
いるまが毒づきながらも、電柱の陰から電柱の陰へ、プロの工作員並みの動きですちを追う。
一方、すちはというと。
(……なんか、視線を感じる気がするけど……気のせいかな?)
背後に感じる「圧倒的な殺気(という名の愛)」に首を傾げながら、画材屋さんに到着した。
すちが真剣に筆を選んでいる間、店の外のショーウィンドウ越しには、不自然に並んで中を覗き込む5人の不審者の姿が……。
「……すちくん、あの筆で迷ってるのかな。全部買ってあげようか」
みことが財布を取り出そうとするのを、らんが必死に止める。
「待て、今は我慢だ。……あ、おい! すちが、あくびしたぞ!」
その瞬間、5人の緊張が最大に達する。
「寝るのか!? ここで寝るのか!?」
「俺がクッションになる!」
「いや、俺がおんぶして帰る!」と小声で揉め始めるお兄ちゃんたち。
結局、すちが満足げに買い物袋を持って店を出てくると、5人は一斉に路地裏へダイブして隠れた。
家に戻ったすちを待っていたのは、
「おかえりー!(さっきまで外にいたとは思えないほど涼しい顔)」
と出迎える、ちょっと息の切れた5人のお兄ちゃんたちだった。
「ただいま! ちゃんと一人で買えたよ!」
「……そうか、偉いな、すち。……じゃあ、ご褒美に全員で美味しいケーキ食べような」
すちは、お兄ちゃんたちの服に「さっき隠れた時に付いたであろう枯れ葉」がいくつか付いているのを見て、すべてを察してクスクスと笑った。
(……結局、一人じゃなかったみたいだね)
世界一過保護なお兄ちゃんたちに見守られて、すちの毎日は今日も騒がしくて、とっても温かい。
次回♥️300💬1(A I からの💬はカウントしませんっ!)
コメント
11件
ゆらねさんお返事ありがとう!お気に入りの画像をアイコンにしました!
完結お疲れ様でしたー! ふふ…尊いし面白い… バスの中で笑っちゃいましたw これからもずっと応援してます!続き楽しみにしてます!
完結お疲れ様です! 嬉しいような寂しいようななんとも言えない感情…ほんで私は狂愛系いいなぁ…と思い始めてます 笑