テラーノベル
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こんにちは、くろたです。
話すことないですね。
⚠︎政治的意図なし
完全なるフィクションです。犯罪を教唆するものではありません。
食堂は、思っていたよりも静かだった。
もっと騒がしい場所を想像していたんだが……。
……いや、違う。静かなのは、僕の周りだけだ。
アメリカさん、ロシアさん、ドイツさん。
僕たちの座るテーブルの周囲だけ、人が寄りつこうとしない。
少し離れたところから、こちらへ向けられる視線。
好奇心というより、畏怖。
その三人が、この監獄の中でどれほど異端なのかを知るには、十分すぎるほどの視線だった。
…ああ…僕これから先この異端者3人と仲良くならなきゃいけないのか…。無理…。
「…大丈夫か?顔色が悪いが」
ドイツさんに顔を覗き込まれる。
「あ、大丈夫です…」
原因はあんた等だよ。とは言えるわけもなかった。
僕だけ離れて食べたい気持ちはあったが、かといって看守の目がある中でこの3人から離れるわけにもいかなかった。
下手に単独行動をしたら職務怠慢で怒られてしまう。
仕方なく全ての内臓まで縮こまらせるような心地でこの3人と一緒にご飯を食べている。
食事が喉を通るわけも無かった。
「…」
朝みたいに誰かにもらってもらおうかと思い、横のロシアさんを見る。
彼も食事にほとんど手をつけていなかった。
囚人服の袖口から覗くやけに細い腕が目につく。
「…食べないんですか?」
声をかけると、ロシアさんもこちらを見た。
目が合ったのは初めてかもな。
「…ああ」
生気のない声。彼が日頃からまともに食事をとっていないことがなんとなくわかった。
「死にますよ?貴方体大きいんですから」
…てか死なれたら僕が色々責任取らなきゃいけなくなる。
後処理とか報告とかがめんどくさいから死ぬのは勘弁してほしい。
「…なんで?」
ぼやけた薄紫の双眸がじいっとこちらを見つめる。怖いって。
「死なれると困るんで…」
何に対しての「なんで」なのかは知らないが、とりあえずそれだけ答えた。
ぴたり、とロシアさんの動きが止まる。そのまましばらく僕を見つめていた。
怖いからやめてください。
「…そ」
短くそういうとロシアさんはもそもそと食事を口に運び始めた。
なぜかは知らないが食べる気になってくれたようだ。
良かった。これで始末書は免れた。
「…これいります?」
ほとんど手付かずの僕の昼食を差し出す。
やっと食事に手をつけ始めた人にすることじゃないだろうが、仕方ない。食べきれないし。
「…ん」
意外にもロシアさんはすんなり受け取ってくれた。助かる。
日本がロシアに飯を寄越している。
気にも止められないような雑踏の一部のはずだが。
なんとなく俺はそれを見ていた。
「…」
「…アメリカさん?」
急に日本が話しかけてきた。
「何」
「いや、なんかずっとこっち見てるので」
…そんな見てたか?俺。
「別に…」
「そうですか」
日本はそれ以上何も聞かずに目を伏せてしまった。
…こいつまじで俺に興味ないな…。
つくづく変なやつ。
それでは、さよなら
コメント
6件
なんかこのお話の日本メロくないですか⁉️ てかロシアさん素直に食べてくれるのかわいすぎ💕🫶 アメリカの興味も順調に引いてて続ききになる〜🥺

無自覚人たらしとたらされてることに気付いていない周りの人ら…大好きです!!!
ワァァァァァァァアアア!!! イーーーヤッハァ!!(最高)