都side
はぁぁ…キスまできたらもうSC何やっても炎上しない説あるよこれ
結果は無事圧勝。…逆にここまでしたのに負けたら絶望だけどね?
「ねねね!SCバズってるよ」
そう言ってちむがスマホの画面を見せてくる
そこには「5000人の前でキスした前代未聞のアイドル」という文脈と一緒に公式からポストされた写真が載っていた。まだ数十分しか経っていないのに余裕で万バズ。
「お、すごいやんすたぽら最速万バズ」
「これで最速万バズとっても嬉しくないかも…はっずい」
急にあの時の恥ずかしさが込み上げてきて下を向く
「最速SCでいただきましたね〜♪」
なんでこたはそんなに嬉しそうなの?え、恥ずかしくないの?
「リプ欄すごいなぁw『顎クイもしてたからいつかするとは思ってたけどまさかの地上波』『ガチカップル説浮上』『紫の子が急に食べ進めた時めちゃくちゃ会場湧いてた』『オレンジの子の少し驚いてる感じがガチ感出してる』『この画角でキスしてたらそれはガチ』」
つらつらとリプ欄が読み上げられる
「ゆさんストップ…//」
恥ずかしさが込み上げてきて顔を両手で隠す。顔に熱が集まる感覚がする
「くにのちゃん大丈夫?顔真っ赤」
「主にこたのせい…」
無自覚なのが少しムカついてバシッと背中を叩く。けどこたにとってはあまりダメージはないようでくすっと笑われる
こうやってわちゃわちゃした空気で話せるのが嬉しいに貸したことはないけど…。りうらちゃんとないこちゃんもやってたよね。ポッキーゲーム。司会をしている彼女の笑みを貼り付けた寂しそうな表情が頭から離れなかった
「さ、二次審査決勝!以心伝心はね!ちむたちの得意分野ですから!」
舞台袖で5人で円になる
「ちむ緊張しとるの丸見えやってw」
「も〜しょーがないじゃんっ!」
「まあまあwいつものいこ!」
れるちの遠慮ないツッコミにちむがぷくっと頬を膨らまして拗ねる。真横で拗ねるちむをなだめながら円陣に誘う
この何気ない日常から始まる物語があの人達 の人生に大きく関わってくることを知らずに
「じゃあいくよ!奇跡の高音っ!」
「天才!」
「美声!」
「天然」
「カワボ♪」
手が重なっていく。そして最後
「君を導く⁈」
「「「「「一番星に!!」」」」」
全員の手が上に上がる
みんな自信に溢れた綺麗な笑顔
さあ、私達の最高の舞台をはじめようか
??side
「どっちも決勝行ってるね〜♪いい感じ!」
「お、また思い通りにいっとるん?毎年毎年すごいなぁ」
部屋に入ってコトッと紅茶を置いてくれる彼女。すぐに隣に腰を下ろして一緒にテレビを見始める
「…いや、全てが全て思い通りなわけじゃないよ今年は。」
「ほーんめずらしいな?」
好奇心旺盛な瞳で下から見つめてくる。
そんなに知りたいw?
「どっちも成長スピードが異常なの。もっと面白くなりそう♪」
笑いながら彼女の反応を見ると一瞬で目を輝かせる
「ええやんおもろいん楽しみやでw?」
「だろうねぇw」
紅茶を手に取り少し飲む。
「もうそろ騎士も殿堂入りなんかなぁ?うちらもそうやけど。」
そう言いながら少し不安そうなつまらなさそうな表情でテレビを見つめる
「確かにね〜…まあ殿堂入りしても_____________」
「…wらしいな。そういうとこ大好きやで」
「あらどーも♪」
紅茶を机に置いてまたテレビに視線を戻す。口の中には甘い香りが広がっていた
読んでいただきありがとうございます♪
どもども星音です!
さあ遂に決勝なわけですけれども!もうそろそろ??さんについて気づく方がいるのではと思っております((
それでは!また次回!
コメント
4件
最後の人達、?? ぇ、誰だろ、、stprさん、? え絶対ないゎ、(( 続き楽しみです♪
投稿ありがとうございます!めっちゃ最高でした✨️ 最後の??誰だろ、全然わからんww 続き楽しみにしてます!!!