静 か な セ カ イ へ 消 え て い く

パタン … と 扉を ゆっくり 閉める 。

 

 

『 ……やっぱりボクは 、 …弱いね 、 ‪𐤔 』

 

 

たったそれだけ 、 一つの 想い 。

 

 

でも それが段々 、 大きくなっちゃったんだ 。

 

 

ただ 、 それだけ 。

 

 

『 …ごめん 、 皆…… 』

 

 

さっき は 最期 に 皆と話せて 楽しくワイワイ出来て 良かったなぁ … 。

 

 

あの幸せは 永遠に続かない 。

 

 

だから＿＿

 

 

それなら ボクは ……

 

 

 

『 … 』

 

やっぱり 最期は 此処で 。

 

 

 

ボクは 神高の屋上で untitled 、 悔やむと書いてミライ を 再生した 。 

 

 

そして 、 いつもの セカイへ 。

 

 

誰も居なくて 、 静かで 、 孤独で 。

 

 

ボクは そんなセカイで 消えていく 。

 

 

縄を 首に掛け 、 ぎゅうっ と キツくしめる 。

 

 

 

『 …ごめん ね 、 ……さようなら 、 』

 

 

ボクの言葉は 静かで暗い 、 孤独な セカイへ と 消えていった 。

 

 

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

 

「 …救えなかった、 」

 

 

皆 普段とは違って 暗い 。

 

 

そりゃそうだ 。

 

 

大切な仲間（瑞希）を 救えなかったんだから 。

 

 

それに 、 最期は セカイで 消えるなんて …、 

 

 

この間は 楽しそうに ヘアアレンジしてたじゃない 。

 

 

あれは 何だったのよ …。 

 

 

… 悶々と考える 。

 

 

でも その時間は 無駄 。

 

 

だって 結末 は 変えられない 。

 

 

瑞希の 本当の想い にも 気付けなかった 。

 

 

なんなら 、 辛い想いをさせたかもしれない 。

 

 

 

「 …… ごめん 、 ね… 」

 

 

また目から  涙が 零れた 。

 

 

 

 

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『 ボクは … 怖かった 、 ただそれだけだ。 』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 静 か な セ カ イ へ 消 え て い く 

 

 

 

～完～