船。 加内。
「だいぶ島に近づけましたね、、」「凄い、、本当に敵には俺たち見えてないんだ、、」「、、よし、、陸に上がる前に作戦をもう一度見直そう」そう遊馬さんはみんなを集めた。
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1週間前。 会議室。 加内。
「作戦は前回同様、囮作戦だ翠資料を」「ハイ」そう遊馬さんは竹口さんに言われた通り資料を配った。「今回、誰かの団は此処に置いていく、本部と専務の護衛の為にな、、しかし、幹部は全員連れて行くので、此処の主導権は班長に任せておくように、、遊馬、お前が決めてくれ」「ハイ、、」「囮作戦というのは、狂唖、、お前の能魔を使いたい」「、、え、俺すか??」「、、そういや、狂唖さんの能魔って??」俺はそう狂唖さんに聞いた。「自分の匂い、もしくは他人の匂いをblood、外種や血種、人間の匂いに誤魔化せるんだよ、、大勢の血種の匂いが島中に蔓延したら、敵は寄ってくるだろ、、いけるか??」「できます、、けど制限時間が、、」「、、何時間だ」「2時間で能魔が切れます、、それに、団全員にかけるとなると、、その、、」「、、気持ち悪くなるのか??」「うい」「外種にとって、血種の大群は嬉しくないのか??」酒井さんはそう狂唖さんに聞いた。「キツすぎる、、匂いが、、気持ち悪いぐらい甘すぎるものを永遠と食べさせられてる気分」「、、そりゃ、無理だな、、」「す、すみません」「何、お前が謝る事ない、、囮になる二団1人ずつに能魔を懸けよう、、コレでいけるか」「ハイ」「よし、次は、囮になった奴がブラック・ジャックの大群を連れて来て能魔を解き、、此処、、遊泳島の廃墟で仕留める、、この作戦は一発勝負だ、もし失敗したなら、直ぐにその場を立ち去る、、次に残った団は、ブラック・ジャックの主犯達を見つける、、目標は捕獲だが、最悪の場合仕留めても良い、、昼12時、、何があっても船に全員集合し、帰還する、、以上だ、、質問は」「、、、、」「よし、じゃあ解散」
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現在。 加内。
今回の指揮権は遊馬さんじゃなくて、竹口さんなのか、、俺は囮、、何が何でも、遊馬さんや、、狂唖さん、、みんなに迷惑かけないようにしないと、、すると、ガブッ「、、え??」「、、??」「急に噛まないで下さいよ!!痛ぁ!?」「ハハハッww」狂唖さんは俺の肩を噛んだ。「、、え、コレで僕はもう血種なんですか??」「そうそう〜」「、、へぇ、、あ!!船酔い治りました??」「おう」「ふぇ、、俺まだ後遺症が、、」「ハハッww飴でも舐めたら治るんじゃねぇ〜」「持ってるんですか」「ない」
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「かなさん、血種なんだ、、」「確かに、、何か甘い」「まぁ、血種の匂いは多少普通のbloodでもわかるもんね、、」そう才子ちゃん達は俺の匂いを嗅ぎまくった。「人間でもわかるって言いますよね」「そうなんだ、、だから血種は数が少ないのか、、」「過去に、沢山殺されたんでしょうね、、それに血種は繁殖しない、、子に絶対血種の血が流れますからね、、」「自分の子供が血種だと、、少し勇気いるよね」「ハイ、、そうですね、、」
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狂唖。
「、、噛むのは首じゃなくても良いのか、、」翠はそうコートを脱いだ。「うん、大丈夫〜、、」「、、??そうか、、肩で良いのか」「ん」「ホラ」「、、あの、、しゃがんでくれます、、??」「、、あぁ、、そういや、お前あまり身長が伸びていないな」そう翠は地面に膝をついた。「蹴り飛ばすぞ」「すまない、、コレで良いか??」「うん、、痛いぞ??」「、、??遠慮はいらないぞ」「いや、、ん、、」俺は翠の首に顔を沈めた。「、、ん」噛めねぇ、、待って、それは予想外過ぎる、コイツ実は筋肉凄いんか、、「、、、、」「、、狂唖??」「、、、、」「別に痛くないぞ??血が出ても構わん」「え、、いや、、違うくて、、やっぱりヤダ、、」「ハイ??」「囮は俺がする」
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遊泳島。??。
「、、おい、、何故組織の奴等が居る」「、、!?何だ、、あの人数は、、」「、、月橋愛、、メデューサ達に来るように言った日にちはいつだ、、」「、、今日だね、、」「、、これは偶然か、、組織とメデューサ達が鉢合うかもしれない」
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