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くろあ
263
とうめい
7,356
※注意
小説初挑戦のため文章下手
設定ごちゃあるかも
口調や呼び方あやふや
exibだけどkzh視点多め
鴉+救急隊の絡みあり
苦手な人は回れ右お願いします。
幼い頃両親とよく旅をした。
俺の家はそれなりに裕福で召使いや護衛が周りにいた。
両親には常に側を離れるなと言われていたが、4.5歳の子供だった俺には窮屈で逃げ出してしまった。
身なりのいいガキが1人でいたら当然無事ではいられず、困窮民に捕まり、売られ流れ着いてこのロスサントスにやってきた。
俺の故郷は色鮮やな装飾が其処彼処にあったが、今俺のいる場所は機械さえも白くまるで病院のようだった。
いや逆に病院のように見せたかったのだろう。
実際のところは奴隷の牢獄だったが。
検体番号が書かれた首輪のようなチョーカー、白い服、白いスリッパ。
毎日細い針の注射で血を抜き、病気が治るためだと嘘の笑みを浮かべ語りかけてくる。
嫌気がするほどの環境ではあったが、子供らしく何もわかっていないふりをした。
その方が何かと楽だった。逃げ道を作りやすいから。
そんな環境になった中で、ただ一つ楽しみがあった。
月に一回ぐらい”外”から子供が訪れるのだ。その中に俺より2.3歳年下の男の子がいた。
そいつは初めて会った時俺を見て顔を赤らめ、緊張気味に話しかけてきた。
『おねーさん、きれいですね…!』
『いや、俺男だけど』
『え”っ….!!!』
それから話が弾み、来る度に遊ぶようになった。最初はなんだこいつと思っていたが、気が合う存在だった。
『そういえば、お前なんで月一でここに来るの?』
『定期健診だって』
『ふ〜ん…』
こいつは知らないんだろうな、ここがどういうところか。
呑気に笑っている姿に少し苛立ちもするが、それに救われもした。
知らない方がいい、”こんな事”をしているなんて。
その純粋な笑顔が失われるのは怖かった。
それから俺が売られる事が決まって、葛葉と父さんに助けてもらってそいつとは会えなくなったけど、あいつ今頃何してんだろ…?
『ねえ、ずっと遊ぼうね!』
あいつの名前なんだったっけ…?
「雨だ…」
ポツポツと降り出した雨は次第に強さを増し、ザーザーと屋根に 叩きつける音がする。
「珍しいな…ここまで強いのは」
ロスサントスは乾いた地域で雨が降る事は滅多にない。
物珍しさに2階の窓から空を見ているとアジトの扉の方が騒がしくなる。
「いや〜めっちゃ降られたわ」
「お洋服がビショビショになっちゃった〜…」
「俺タオル持ってくるよ」
「「「「「「バニ/Vanillaさん ありがとう〜!」」」」」」
皆帰って来たみたいだ。
「おかえり〜」
「ただいま〜ローレン」
ここは『Bloody Bad Bunny《ブラッディー バッド バニー》』通称『BBB』のアジトだ。ボスのだるまいずごっどが率いるお調子ギャングとしてロスサントスに名を轟かせている。
「ガチのビショビショじゃん」
「暇すぎて逆にファームしとったらめっちゃ雨降って来た」
「めっちゃ暇じゃん?」
「タオル持って来たよ〜」
「「ありがとうー!!!」」
皆身体を拭き、ソファへ集まって談笑していた。
雨足は更に強くなり、アジトの屋根に叩きつける様な音がする。
だが突如その音を退けるかの様にけたたましい音が扉の方から聞こえてきた。
【【ドンドン!!ドンドンドンドン!!】】
「…なにごと?」
「敵襲か…?」
皆が武器を構え、扉に近づく。
「俺の合図で構えろ」
ボスがドアノブに手を掛け合図する。
「…3.2.1、構え!! 」【バンッ!!】
【ガチャ!!!】
一斉に武器を構えた扉の向こうに黒い影が1つ見える。
「お〜お〜…、手厚い歓迎で…」
「とりあえず中でお話ししませんか…?」
絶対にここに来るはずがない、
ずぶ濡れ姿の『鴉』のボス、葛葉だった。
「ありがとうございま〜す」
「・・・」
アジト内には重い沈黙が流れていた。
葛葉はアルスさんが手渡したタオルで体を拭きソファに座っている。
その向かいにはボスが座り、囲うように皆立ったり、座っている。
「それで…『鴉』のボスが単身で何故『BBB』のアジトに…?」
「まあそう焦んなよ」
ローレンは葛葉から目を離さず、様子を伺っていた。
いつもと変わらない様子で笑って…いや、逆に落ち着き過ぎている。
“過去”にもこんな葛葉を一度見た覚えがある。
緊張で冷や汗が背中を伝うのを感じる。
「ローレン」
「「「「!!!」」」」
「……何?」
葛葉が俺を呼んだ。
『BBB』の皆が驚きを露わにする。俺と『鴉』の過去は皆には話しているからだ。
だからこそ葛葉が俺を呼ぶのはおかしいのだ。
「簡潔に話させてもらう…イブラヒムが誘拐された」
【!!!】
「今巷で暴れてる新ギャングの仕業だ、病院ごと襲撃し連れ去った」
イブラヒムが、あのイブラヒムが誘拐された…。ロレさんと今でも慕ってくれるあいつが…。
でも今の俺は『鴉』じゃない、『BBB』なのだ。
「……それが俺と何の関係が…?」
「惚けんなよ、お前とイブラヒムが今でもちょこちょこ会ってんのは知ってる」
「・・・」
「それは裏切りではない事は知ってるから見逃してやってんだよ」
「ただ今回は事情が違くてな、奴らが復活したんだよ」
「奴ら…?」
「【Blue・Beryl】の信奉者だよ」
「!?まさか!あの時全員殺した筈だろ!!?」
「ああ殺した。あの施設に居たやつ全員な」
「だが、そこ以外に居たやつは生き残っている」
「アイツらは時間を掛けて人を集め、今や一組織として俺たち以上だ」
「俺たち『鴉』だけじゃ数が足りない、あとは…わかんだろ…?」
「…」
「ちょいタンマ」
重い沈黙を遮ったのは俺たちのボスであるだるまいずごっとだった。
「さっきから俺ら抜きに話が進んでるけど、【Blue・Beryl】って何?何でイブラヒムが誘拐された?病院襲撃?信奉者の復活?」
怒涛のように質問がされ、俺と葛葉は苦笑いしながら説明をせざるを得なかった。
「は〜…なるほどな…そんでどうすんのローレン?」
「え…?」
「え?じゃなくてお前はどうしたいの?」
「助けに行くの?行かないの?」
「俺は…」
もちろん心では助けに行きたいのだ。だがコイツらには関係ない。巻き込む訳にはいかない。だから俺1人で…
「俺1人で(((「1人で行くなんて言わねえよな?言ったらぶっ殺すぞ」
「僕たちも一緒に行くよー!」
「ヒムを助けなきゃ!!」
「もちろん皆がいくなら俺も行くよ」
「ローレン、俺たち『BBB』だろ?」
「お前ら…」
「話は決まったみたいだな…」
全て聞いていた葛葉が立ち上がる。
「また連絡する」
そういうと足早にアジトから去っていった。
「とりあえずお前ら、戦争の準備な?」
「「「「ラジャー!!」」」」
ボスの命令を皮切りに皆がテキパキと動き出す。
俺も皆に遅れないように動きだす。
早る鼓動を無視するかのように深呼吸をした。
…to be continue
コメント
3件
好きすぎる~!!文章上手すぎますよ!これで初めて!?!?成長したらどうな ってしまうんだ…!? イブラヒムのためにlrにたよるkz...!!熱すぎる...!!BBBメンバー味方に付いたのも心強すぎる~!戦闘シーンとかあるんですかね...? 続きが気になりすぎる...無理せず執筆頑張ってください!!!楽しみにしてます!

続き気になっていたので更新していただけてすごく嬉しいです!展開も登場人物も激アツで面白いです🥹本当に ありがとうございます!
うわ、第5話で一気に過去と現在が繋がった感じですね…! 幼少期の回想で出てきた「月一で会う子」がまさかイブラヒムだったとは。あの時の「ずっと遊ぼうね」が今になって重く響きます。そして雨の日に突然現れた葛葉の緊張感、BBBメンバーがローレンを一人にしないって言ってくれたシーンは本当にぐっときました。連載中とのこと、続きが気になります!