テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
はるか
945
abc
1,604
後編②
週明けの月曜日。
こんなにも学校に行きたくないと思ったのは初めてだった。勇斗に会いたくなかったからだ。ネクタイを締めるのが億劫だった。
スマホの電源はあの日からずっと切ったままで、電源を入れる勇気がなかった。
どうか会いませんように
そんなことを願いながら登校していた。
学校に近づくほど早足になる。太智にも、舜太にも柔太朗にもできれば会いたくなかった。
なんとか誰にも会わずに教室へ行くことができた。今日は休み時間のたびに教室から離れた。トイレに隠れたり行間休みや昼休みは図書室へ逃げ込んだ。徹底的に会わないようにした。
「吉田くん、ごめん。私先生に呼ばれててゴミ捨てお願いしてもいい?」
放課後、すぐさま帰ろうと荷物をまとめてると声を掛けられた。教室のまとめたゴミを捨てるのをクラスの女子に頼まれてしまった。
「……いいよ」
「ごめんね!ありがと!」
まとめたゴミを押し付けられるような形で渡された。はぁ、っと断れない自分に嫌気が差してため息が出る。
校舎裏にあるゴミ捨て場。
少し距離があるがさっさと捨てて帰ろう。
バタンっとゴミ捨て場の重たいドアが閉まる。もう陽が沈みかかって辺りが薄暗くなってちょっとだけ怖い。ぴゅうっと冷たい風が吹いて身震いをする。
早足でいると、突然声が掛かった。
「やっぱり、お前……この間の1年じゃん」
ドクンっと心臓が嫌な跳ね方をする。
いつの間にか目の前にいたのは、以前ぶつかった際に絡まれた3年生だ。リーダーのような奴と、その友達がふたり。
「…ぁッ、……」
「この間はどうも。あん時は佐野が邪魔してきたからなぁー…」
ニヤニヤしながら近づいてきて、後ずさる。
強く掴まれたことを思い出して…怖くて体が震え始める。
「お前のこといじめたいなぁって思ってたんだよな。その可愛い顔、崩したくなる」
「…やめろっ、来るな……」
「おいお前ら、誰も来ないように見張しとけ」
そいつが指示すれば、ふたりは顔を見合わせてさっさと行ってしまった。
じりじりと後ずされば背中にはまさかの壁。
つまり行き止まりだった。
「……やだ、」
「佐野…あいつ、大会で負けてすっかり気が抜けててな…見てて滑稽だ。ざまぁねぇな」
「…なんだって…?」
「俺はな、あいつのことずっと大嫌いなんだ。正義感が強くて真面目でな…見ていて無性に腹が立つ。お前、佐野と仲良いんだもんなぁ、お前をめちゃくちゃにしたら、佐野は…どうなるんだろうな」
「……勇斗のこと……バカにするな!きっと、サッカーだってなんだって一生懸命やってきたのに…勇斗のことなにも知らない奴が、知ったようなこと言うなッ!」
男が目を見開いた。ピキッと額に青筋を浮かばせて怒りの表情を静かに浮かばせていた。
男は無言だった。やがて大きな手が伸びてきて、胸元の制服を強く掴まれる。
「俺を馬鹿にしたこと、後悔させてやる」
「……ぅあッ、や、離し、…」
苦しい、怖い、誰か……
壁に押さえつけられ片手で口を塞がれた。ネクタイもほどかれて、スクールシャツをブチブチッとボタンが弾けるほど強くまるで引き裂かれるように引っ張られる。露わになる仁人の白い肌に男は喉を鳴らした。
「…うぅーッ!!んっ、んんッ!!」
「暴れたって無駄だ、勝てるわけない」
にやりと笑って男は首筋に顔を近づける。生ぬるい男の吐息が気持ち悪い。ぼろぼろ溢れる涙を見て嬉しそうだった。
やがてべろりと熱い舌が這うように舐める。
手が腰まわりをいやらしい手つきで撫であげる。その手はだんだん下へいきズボン越しに尻を掴まれた。
(嫌だ嫌だ嫌だ!勇斗以外に触られたくない!)
男が口を塞いでいた手を思い切り噛んだ。
「痛っ!!!…テメェこの野郎ッ!!」
「…ッ!」
拳を振りかざそうとするので、ギュッと目を瞑った。殴られると思っていたから。
「お前、死にたいのか?」
「………ッ!?…佐野!?…ゔぅッ!」
「…はやと……?」
殴られる衝撃がないため、瞑っていた目をゆっくり開けば、男の背後には勇斗がいた。
へにゃ…っと腰が抜けて座り込んでしまう。
「何してるのかわかってるのか?仁人にこんなことして」
「離せッ…!折れる!手が…ッ!」
「折ったっていいんだ、こんな手。本当に折ってやろうか」
ギシッと骨が軋む音が響いた。
勇斗が掴んでる男の手首が本来なら向かない方へ勇斗は向けようとしている。
苦痛な表情を浮かべた男は脂汗をかいている。本当に折ってしまいそうで怖い。
勇斗は無表情だった。目に光は宿していないとても暗い瞳だった。
「勇斗ッ…、だめ…」
か細い仁人の声が聞こえて、座り込んで泣いてる仁人と目があった。勇斗は仁人がスクールシャツがはだけて、見覚えのある色白い素肌がチラついていることに気がつけば男の掴んでいた手首を離して自らが着ていたブレザーを乱暴に脱いですぐさま仁人に羽織らせた。
男は痛みから解放されてその場にへたり込む。はぁはぁと息を乱し恐ろしいものを見るような目で勇斗を見ていた。
「このこと…学校には黙っててやる。だけど金輪際、仁人に近づくな。近づいたらどうなるか……わかってるな?…警告、したからな」
「…わ、わかった、…わかったから、もう、…」
勇斗の鋭い眼光に怯んで男の発した言葉は震えていた。仁人の腕を掴んでふたりはその場を去った。途中、あの男の友達ふたりが見張っていたであろう場所にはもうすでに誰もいなかった。勇斗が何かしてくれたのだろうか。なにも聞けなかった。
もうすっかり陽は沈み、廊下や教室の電気は消えて校舎内は薄暗かった。生徒も誰もいない廊下を勇斗に引っ張られながら歩く。
「…勇斗、ねぇ……」
声を掛けても前を歩く勇斗は立ち止まってくれないし、返事もしてくれない。ただされるがまま着いていくことしかできなかった。
やがて連れて行かれたのは、あの屋上へ行ける踊り場だった。
やっと手を解放されたかと思えば、勇斗はジッとこちらを見つめる。
「脱いで、仁人」
「……え、なに…?」
「上、全部脱いでよ、あいつにどこ触られたんだ?」
「…無理…は、恥ずかしい…脱ぎたくない…」
「じゃあ脱がすから来いよ」
「やだ……ッぁ、勇斗、やだっ…」
拒否したら半ば無理やりスクールシャツを剥ぎ取るように脱がされて床へ放り投げられた。曝け出された自分の上半身を見られたくなくて胸のあたりを両腕をクロスして隠す。
ジリジリと迫り来る勇斗が、怖い。じわ…っと涙が浮かぶ。
「…はやと……んんッ、……」
そして初めてキスをされた。
顎を捉えられ壁に体を押し付けられる。
優しさはあまりない、ちょっと乱暴なキス。舌が入り込んできてくちゅ、くちゅっと水音も聞こえてくる。こんなキス…知らない。
「…んッ、……んぅ、…ぁあ、…」
「はぁっ、…仁人…全部…上書きしたい…あいつの触れられたところ全部、俺に塗り替えたい…」
「…は、勇斗、…ぁあッ!…」
「はぁ、仁人、」
「……首…あの人に舐められた、気持ち悪くて…反対側、勇斗舐めて…」
嫉妬でギラついた目をした勇斗がすぐさま首元に顔を近づける。舌でぺろりと首筋を舐め上げられる。ぢゅぅ、っと力強く吸われる。しまいにはかぷっと軽く噛まれた。痛くて、でも気持ち良い。
「仁人、…好き…好きだ、…」
「…勇斗…おれも、好き……」
気づけば隠していた想いを吐き出していた。
勇斗は驚いた後、嬉しそうにした。そして、ふたたび唇を塞がれた。
勇斗の大きな手が体を弄る。でも全然気持ち悪くない。むしろ、ずっと触れていて欲しいくらい気持ち良い、全部。勇斗が触ってくれるところ全てが。
好きな人とのキスってこんなに気持ち良いんだ
頭がボーッとしてくる。
貪るような勇斗からのキスに酸欠みたいになった。勇斗が愛おしそうに小さく笑う。
「…キスはね、鼻で呼吸するんだよ」
「…そ、うなの…?」
「そう、ほら…もういっかいしよ…」
今度は優しいキスだった。
ちゅっと啄むような、くすぐったい感じ。
薄暗い中、目と目が合う。
愛らしいものを見るような慈愛に満ちた勇斗の目にとてもドキドキする。
勇斗はブレザーを床に広げて敷いた。
その上にゆっくりと今度は押し倒される。
緩く結ばれた勇斗のネクタイに手を伸ばした。結び目に指を引っ掛ければ、しゅるっと簡単に解けていく。少し震える指先で、シャツのボタンをゆっくり外していけばやがて勇斗の引き締まって薄ら割れてる腹筋と素肌が見えて尋常じゃないくらい心臓が煩くなる。一番下まで外せば、勇斗はシャツを脱いだ。お互い上半身はなにも身につけていなかった。勇斗が覆い被さってきて肌同士が直接触れ合う。温かい。ずっとこんな風にくっついていたいと思うほど勇斗の体温が心地良かった。
「……っんぁ、……」
鎖骨辺りに唇が触れる。
耳や胸やお腹…体の至る所に勇斗は甘いキスの雨を優しく降らせてくる。
「…はやと、はやとぉ…気持ちいい…」
学校で、ましてふたりの秘密の場所で行われてる甘く痺れる行為にぞくぞくとした。それと同時にこれから先何をされるのかというちょっとした恐怖感。性行為を…しかも男同士の知識もましてや経験もない仁人にとっては未知のことだから尚更だ。
「仁人、可愛い、本当に……」
「…ひぃッ、…ぁあ、…あぁん、」
スボンの上から陰部を触られる。すりすり…と勇斗の手が布越しに擦られるだけでも快感で、つい内股になって身を捩らせる。
「まって、…はやと、ッ…ぅあっ…」
カチャ…っとベルトが外される金属音。
「…ッ、ぅう…こわい、はやと…こわい…」
ぴたりと手の動きがとまる。
「ーー…ごめん、仁人」
ぎゅぅ…っとそのまま抱きしめられた。
しっとりとした勇斗の肌と密着する。
このまま一緒に溶けてしまえたらという気持ちとこれから先の行為のことを考えると怖くてやめたいという気持ちがぐちゃぐちゃになって頭が混乱する。
「ちょっと…急ぎすぎた、ごめん怖がらせて…」
「…俺こそごめん、怖がって……でも…すごく気持ちいい」
「俺も……」
屋上への続くドアの窓ガラスから月明かりが差し込む。うっすらと月の光で照らされた仁人の顔を見た。涙のせいか睫毛が光って目が潤んでいてきらきらしている、まるで星のようだった。
ーーーとても綺麗だ。
思わず見惚れた。
涙をほろっと溢すその目元を拭ってあげた。
くしゅん、と仁人がくしゃみをする。
「俺の家、くる?」
「勇斗の家?」
「…うん、ちょうど父親は夜勤で、母親は友達と旅行中なんだ」
「……いいの?」
「うん、来て」
脱いであったワイシャツを着せてあげた。
それに敷いてあったブレザーを埃を払うようにして、それも着せてあげる。改めて着せると仁人には少しブカブカだった。
そのまま手を繋ぐ。薄暗い校内をふたりで並んで歩いた。1年の教室まで行って、仁人の荷物を取りに行く。
「こんな時間に学校のいるの初めて」
「俺もだよ、まぁバレたら怒られるけどな」
クスクスと笑い合う。
勇斗だったら怒られたってなんだっていい。
※
徒歩で勇斗の家へ来た。
来る途中にファミレスでご飯を済ませてきた。デザートのフルーツパフェを頬張ってるところを勇斗はにこにこしながら見つめてくるのでものすごく恥ずかしかった。
お互いに風呂を済ませて、今は勇斗の部屋にいた。パジャマも下着類も全部持ってきていないので勇斗のものを借りたがやっぱりちょっとブカブカだった。風呂の後部屋にある小さなソファーにふたり並んで座り込んでいる。
お互い言いたいことがあるけど、切り出せない状況だった。だがとうとう痺れを切らした勇斗が口を開く。
「……仁人、ごめん。俺のせいでこんな目に合わせちまって。あいつには入学した時から変に目をつけられてて面倒だから無視してたけど、こんな形で仕返しされるなんて…」
「…ううん、怖かったけど勇斗が助けにきてくれた。それだけでもう十分だよ」
「…あんなにカッとなったの初めて。仁人が襲われてるって気づいたら頭に血が昇っちゃってた。……俺のこと怖くなった?」
「…正直に言うとちょっとだけ怖かった。」
ぎゅっと強く重ねていた手を握った。
ビクッと勇斗は小さく跳ねる。
自分に否定されると思っていたのか不安そうな目をしていた。
「でも、そんな勇斗も含めて好き。全部好き」
「…仁人」
「最初に会った時、一目惚れした。こんな気持ちになるのは生まれて初めて。」
「俺も……人をちゃんと好きになるの仁人がはじめてだよ」
「うそだぁ〜…」
「マジだって!今まで彼女だってできたことないし、それに……童貞だし」
「え…そうなの?」
なぜか恥ずかしそうにする勇斗がなんだか可愛かった。でも、こんなにかっこいいのに今まで彼女もいない…まして童貞発言にはびっくりしてしまう。てっきり経験済みだと思ってた。胸の奥にあったモヤモヤが晴れた気がする。
「ずっと部活で忙しくてサッカー、一筋だったからさ…」
「そっか……」
「…仁人は童貞?」
「…うん」
「そっか…じゃあさ」
気づいたらソファーに横にされていた。押し倒されたのだ。なんだか嬉しそうな勇斗の顔が近づく。もう少しで唇が重なりそうなほどの距離。吐息を感じる。
「仁人のはじめては俺にちょうだい」
勇斗の指先が、尻の割れ目をなぞって後孔を軽く押す。一気に顔が熱くなる。やっぱり男同士の性行為はソコを使うのか…と改めて思った。
「……っ…うん…」
「…と言っても、仁人が高校卒業してからね」
「…え、なんで?」
「…まだ未成年だし、仁人に負担かけたくないというか…ちゃんと高校卒業して成人になってからにしようって思って…さっきは我慢できなくてついがっついちゃったけど…」
「…真面目だね、勇斗」
「あと2年…俺も我慢するから…」
「…うん」
「仁人、好き。マジで好き。これからもずっと大好きだよ」
「恥ずいって…」
「部活引退して、これから受験勉強で忙しくなっちゃうけど…終わったらたっくさんイチャイチャしようね」
ちゅって軽く口付けされた。
ぎゅっと抱きしめられてその背中に手をまわした。しばらくふたりそのまま抱きしめあっていた。
※
ーーー3月。
桜がもう少しで満開になる頃。
今日は卒業式。
午前中は体育館で卒業式が行われていた。
式も無事終了し、自分を含めて太智、舜太、柔太朗の4人で勇斗がいる3年の教室へ向かっていった。
「あ、いたいた!勇ちゃーーん!」
舜太の大きめな声が響く。教室を覗けばクラスメイトと談笑していた勇斗がいた。こちらに気づいて手を上げる。
「おー、なに勢揃いじゃん」
「勇ちゃん……卒業おめでとう!」
「舜太、泣くの早いって」
勇斗に懐いている舜太は卒業式の最中にも泣いていたが今も泣きそうだ。となりにいる柔太朗もちょっと涙声。
「柔と舜太、サッカー部のこと任せたよ。俺はもう引退したから…試合とか応援しに行くから」
「絶対来てな!俺ら頑張るから!」
「はは、頼もしい後輩がいて嬉しいよ」
「佐野先輩、卒業おめでとうございます」
「太ちゃん…仁人のことよろしくね。何かあったら守ってあげて、俺はすぐ駆けつけてあげられないから…」
「しゃあないですなぁ!その都度奢ってくださいね!」
「俺は太智に守ってもらうほど弱くない」
「またまた吉田さん照れちゃって〜」
「やめろ!ほっぺツンツンするな!」
「3人とも…仁人のこと頼むな」
「勇斗…俺のこと心配しすぎ」
「当たり前だろそりゃ」
「も〜またふたりイチャイチャしとる!」
語尾に怒りマークがつきそうな声で舜太が会話を制止する。
「俺と舜太は午後から部活の準備があるんで一旦帰るけど、勇ちゃんはどうするの?」
「あー…俺はこのあとちょっと用があるから」
「そっか。太ちゃんとよっしーは?」
「俺も、用があって…」
「みんな忙しいなぁ!ま、俺もやることあって家に帰らなきゃいけないから帰るわ!」
「そっか。じゃあ太ちゃん、舜太、行こう」
「え?勇ちゃんと仁ちゃんは?」
「いいから、先行くよ」
柔太朗の方へ視線を向ければ、軽くウインクされた。ふたりを引き連れて行く。きっと何かを察したのだろう。かっこよすぎだろ、あいつ。太智はなにか勘づいていて何も言わなかったが舜太はずっと?マークが頭の上に浮かんでいるように不思議がっていた。
「じゃあね、勇ちゃん」
「…あぁ、柔、ありがとな」
あっという間に教室には俺と勇斗だけになっていた。実は卒業式のあと勇斗とふたりである場所へ行く話をしていた。
「あいつらに気を遣わせちまったなー」
「柔太朗と太智はなんとなく気づいてるっぽいけど…」
「まぁ時期がきたらあいつらに俺らのことちゃんと報告しよう」
「…そうだね」
「…行くぞ、仁人」
「仁人とここに来るのが今日が最後か」
相変わらず立ち入り禁止のテープをくぐって、あの踊り場に俺らはいた。ふたり並んで座り込んで勇斗は思い出に浸ってるようだった。きちんと着こなしていたネクタイを軽く緩める。
勇斗は無事大学受験に合格して、4月からは大学生。今より会える時間は少なくなってしまうかもという不安に襲われる。そんなことを察したのか勇斗は頭を優しく撫でてくれた。
「大丈夫。入学したら最初はバタつくかもしれないけど仁人のこと不安にはさせないから」
「うん、わかってる…勇斗のこと信じてる。ちょっとけど心配なだけ」
「心配させるようなこと絶対しないから、信じて?」
「わかった」
「ありがと」
「勇斗…卒業おめでとう。大好き」
自分から勇斗に近づいてキスしてあげた。
唇を離して顔を見れば、そこには顔を赤くさせた勇斗。
「…可愛いかよ、もっかい好きって言って?」
「…やだ、もう言わない」
「なんで!デレた仁人も可愛すぎッ!」
「やだって言ったら嫌なの!」
「おねがーーいッ!」
屋上のドアにある窓ガラス向こう側には青空が広がっていた。まるで俺たちふたりの青春を表しているような、澄んだ青だった。
終
読んでいただきありがとうございました!
学パロsnjn書きたーい!と思い書きましたが楽しかったです✨なんだか駆け足で終わらせちゃった感がありますが…無事本編完結できて良かったです。snさんは授業受ける時とか性格は真面目だけど制服は着崩していて欲しいという願望があります(^^)えへへ
ちなみにタイトルは作者の好きな曲の歌詞の一部をお借りしました。
別グループ、gnjbさんのとある曲です。
ちなみにgnjbさんは❤️と💜が気になっております。いつかjntさんとのお話が書けたらいいなぁ……
コメント
2件
完結、おめでとうございます! 青春だなぁ…ってなんだか清々しい気持ちになれました✨ ピンチの時に駆けつけてくれた桃さん、かっこよかったです…😭✨ 今回も、素敵な物語をありがとうございました!
おおおお!完結おめでとうございます〜!!😭💕🎉 もう最後の屋上のシーン、最高すぎません!?「卒業おめでとう。大好き」って自分からキスする仁人くん、成長したなあ…😢✨ 最初はあんなに怖がってたのに勇斗と一緒にいることでちゃんと変わっていく姿が尊すぎる、、。そして卒業してもずっと一緒にいるんだろうなって思える温かい終わり方で、心がぽかぽかしました! かなさんの描くふたりの距離感とか、恋愛に不慣れな感じの描写がすごくリアルでエモかったです!最後までドキドキさせてもらいました!本当にありがとうございました〜!🌸