海の神を数えて 川を登るよ
君の心臓から 波の音が聞こえる
水にすら帰れない 君にさよならを
この視界が染まるまで 君は泣く
本当は 本当は
答えなんてないけど 探している
澄んだ空の片隅に 虹を射抜くよ
君の脳みそから 雷がきらめく
どこまでも空回り 君に届け
あの声が消えるまで 君は眠る
どこまでも どこまでも
終わりなんてないけど 進んでいる
明るい蝋燭にも 命があるよ
君の骨がまた それぞれ散らばる
諦めへと誘う 君の優しささえ
どこへも行けないまま 君は消える
神さまは 神さまは
涙も流さないけど 痛いと言う
冷たい地層には もう戻れないよ
君の肉は今 夢を背負いきれず
何も知らないまま 君を知っていた
崩れた身代わりにも 君は笑う
あとひとつ あとひとつ
そんなものはないけど 笑ってみせる
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