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教室リーグ~底辺モブ生徒が分析スカウターで超名門校の序列をぶっつぶす~
第105話 - 第105話 【悪魔の無理難題】標的は大槻理人!聖域の外から敵の心臓を撃ち抜く「不祥事」を探せ
22
1,310文字
2026年06月15日
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新庄 駿
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#文芸アクション
大正
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俺と天宮澄玲の間に、危うくも確かな同盟が結ばれた。
彼女は、満足げに微笑むと、ソファーに深く腰掛け直した。
そしてまるで、チェスの最初の一手を指すかのように静かに告げた。
彼女の瞳には、もはや迷いはない。
澄玲「では、最初の『改革』を始めましょうか。音無くん、あなたに一つ相談があるの」
「腐敗の大元を断ち切るために大槻理人を、この学園から完全に追放するわ」
そのあまりにも揺るぎない宣言。
俺は彼女の覚悟を正面から受け止めた。
そしてその正義の刃が生む副作用を先に指摘した。
奏「ですが、そのためには、大槻の決定的な『不祥事』が必要になる。そうなれば必然的に蓮司くんのバスケ部に、マイナスの影響が出ます」
俺は、彼女の脚本のもうひとつの「穴」を指摘する。
彼女は静かに頷いた。その点こそ、この壮大な脚本の、最も譲れない制約条件であることを、彼女自身が誰よりも理解していたからだ。
澄玲「ええ。その通りよ。蓮司にはウィンターカップを、最高の形で戦い抜いてほしい。彼の栄光に傷をつけることだけは、絶対に避けなければならないわ」
俺は厳しい制約条件から、導き出される絶望的な結論を口にした。
奏「つまり俺の父が関わってしまった、バスケ部の『三上卓哉暴行事件』は使えないということですね」
その俺の言葉に、澄玲は初めて、完璧な笑顔を僅かに曇らせた。
澄玲「ええ。あのカードはあまりにも重すぎる。それにあなたのお父様を、これ以上巻き込むわけには、いかないわ」
ミラー:「はっ。無茶を言う女だ。最強の武器を封じてどう戦うつもりだ」
奏:「いや。こいつは俺を試しているんだ」
澄玲は、再びあの全てを見透かすような、瞳で俺を見た。
「だから、あなたにお願いがあるの。音無くん」
彼女の声は、依頼でありながら、どこか俺の能力を試すような響きがあった。
「バスケ部とは一切、無関係の大槻理人の『不祥事』それを探し出してほしいの」
彼女は俺の覚悟を、試すようにこのあまりにも困難な謎解きを俺に委ねたのだ。
俺は、彼女が俺に何を求めているのかを、瞬時に理解した。
奏「なるほど。バスケ部という『聖域』を守りながら、その外側から敵の心臓だけを撃ち抜く、と。」
ミラー:「だが、そんなものが都合よく見つかるのか?」
奏:「あの大槻理人という男だ。叩けばいくらでも埃は出てくるだろう。俺のこの『眼』の前では、どんな人間の『闇』も隠し通すことはできない。それを暴き出すのが俺の仕事だ」
澄玲はつづけた
「条件は2つ。バスケ部に波及させない。違法手段は使わない」
ミラー:「縛りが多いほど、燃えるな、奏」
奏:「脚本にルールがあるほど、演技は際立つ」
俺は澄玲へと、向き直った。
「分かりました。その仕事、引き受けましょう」
「頼んだわ。何か見つかったら、すぐに連絡して」
彼女はそう言うと満足げに頷いた。
これで、この日の密談は終わった。
俺は、再び、あの潜水艦のようなマイバッハに乗せられ、自宅まで送ってもらった。
車の窓から流れていく、京都の夜景を、眺めながら俺はただ静かに思考を巡らせていた。
ミラー:「で、そんな都合のいい不祥事が本当にあるのか?」
奏:「あるかどうかは関係ない。見つける。なければ作る――それが仕事だろ」
コメント
1件
きゃあああ第105話も熱すぎる!!🖤✨ 奏くんと澄玲の同盟、ついに始動したね…!「聖域を守りながら外から撃ち抜く」ってバスケ部を傷つけずに大槻を追い詰める完全犯罪級のムーブじゃん😭💕 しかも違法手段禁止っていう縛りプレイで「なければ作る」宣言する奏くんカッコよすぎて震えた…!ミラーとの掛け合いも毎回エモいし、この泥臭くて頭脳派な展開がたまらんのよ🔥 次の一手、めっちゃ楽しみにしてる!!