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emzm/騎乗位 Rー18
地雷さんは右回れ
◇
3時を下回った、のどかな一室。
友人から取り寄せてもらった特別な紅茶に、果肉の丸ごと入ったジャムをロシア風に紅茶に入れて食べる私、エーミールと、向かいの座った恋人であるゾムさん。
ゾムさんはすごい。ゲームをするときは強いし狂人じみた発言や言動で有名だが、今こうして紅茶を飲むときなんかは纏う雰囲気が儚くて、恋人として誇らしいぐらい。
あ、惚気やないで?
「なーエミさん。エミさんってヤッてるときもMなん?」
「っぶっっっはぁっ!?」
前言撤回。
何やこの子!!一応真昼間なんやけど!?
「い、いや・・・まずMじゃな、」
「今日実験しよー思って。」
じゃーん!
そんな効果音がつきそうな身振りでゾムさんが取り出したのは、手錠だった。
・・・もしかして君、これを俺につけようって?
「いやいやいや!流石の俺も被虐癖はないで!?」
「えぇー。今日エミさんの童貞、美味しく頂こうと思ったんに。」
「その言い方やめろや・・・」
手錠をくるくると回しながら、ゾムさんは拗ねたように文句を言う。
「今日しようや?互いに春休み過ぎたら忙しくなるで」
「い、や・・・したいのは山々なんですけど、心の準備が・・・」
「心の準備って、なんや童貞臭いな」
ゾムさんはさすがの毒舌で愚痴を言いながら、何かを決心したように頷いて、それから何事もなかったかのように紅茶を飲み始めた。
またなんか企んどるわ、これ。
◇
「あ、あの・・・?これは一体・・・」
「おはよぉエミさん。エミさんは何もせんくてええからな」
手に違和感を覚え、夢から覚めたらこの有様や。
寝込み襲うとか性欲はち切れてる??
私が目を覚ますと、ゾムさんは私の手首に手錠をつけ、胴体に馬乗りになる形で座っていた。
その体勢やと、もしかしなくても騎乗位ですよね?初夜で手錠+騎乗位はハードル高ないですか!?
口を滑らせば溢れ出そうな感情を留めてゾムさんを観察すると、暗闇に浮かぶ彼の白いうなじがよく見えた。
うん、今日もエロい。
私とて性欲がないわけじゃないけど、それよりゾムさんに辛い思いをさせるのが嫌でセックスは避けてきた。
でも、今すぐに彼を止めなければいけないと分かっていても、このまま流されてしまってもいいか、とも思っている。
ゾムさんは私のズボンとパンツを丁寧に脱がせて、ゆっくりと私の愚息に触れた。
「ぅ、」
「っひひ、うぶな反応やなぁ」
思わずみじろいだ私を笑ったゾムさんは、そのままぱくり、と咥え込んだ。
「ちょっ!?ぞむっ、さ、」
「んぅ・・・むずかひ、」
所詮フェラ、と言うやつを好きな人にやってもらうと言うのはだいぶ目に毒で、ゾムさんはわざとなんかそうじゃないんか、水音を立てて先端を吸い上げてくる。
「ぅぐ、んっ・・・!」
込み上げてきた射精感を必死に押し留めれば、気づいたのかゾムさんが顔を上げて、そのまま下を脱ぎ始めた。
あぁ、これからゾムさんの中に入るんだ。
そう思うと尚更腰が重くなる。
「ちょお待っててな・・・・・・、エミさ、ん゙っ♡ひぅ、ぁ・・・♡」
ぅ、わ。
声にならない感嘆が漏れる。
目の前でアナニー、しかもこちらは手を出せない状況で。
少し背徳感を覚えてしまったのは、やはり私がMだからか。
「っはぁ、きょう、ならしてきたっから・・・ぁん♡」
手っ取り早く前戯を終えたゾムさんはそう言って、私のいきり勃ったモノを孔にあてがい、ゆっくりと腰を下ろしていく。
「っふ、きつ、・・・!」
「あぅ、ん゙っ♡ふ、はぁ゙♡」
耐えるような、でも艶やかなゾムさんの声に、もっと慣らすよう言えばよかった、と後悔する自分と、少し興奮する自分がいる。
本当に怖い人だ、そう思いながら、ゾムさんの白くて薄い腰が反っていくのを見つめた。
「ひ、ぁ゙ん♡っは、♡ここ、いちばんっおくぅ?♡♡」
熱で蕩けた目を彷徨わせて、私のモノを根元まで咥えたことを確認したら、ゾムさんはそのまま動き始めた。
「ぐ、ぅ」
「はぁ♡っんん゙ぅ、〜〜〜〜っ♡」
声にならないような悲鳴を出して、恐らく自分にイイ所を探しているのだろう、ゆさゆさと腰を揺らしている。
少しだけ腰を浮かせて自分でも動かすと、前立腺にでも当たったのだろう、甘美な声をあげた。
「ぅあ゙ぁっ!?♡♡ひぁ、あぅ゙う♡きもち、ぃんっゔぅ〜〜〜〜ぁあ゙っ♡♡」
「っはぁ゙、やば・・・!」
快感からナカをうねらせるゾムさんは、こっちの息子が辛いともつゆ知らず、恍惚感に浸っている。
そしてメンバーにもイジられるようなサーモンピンクが目の前でチラつくので、美味しそうでたまらない。
膝でゾムさんの背中を押して前のめりにさせた。
「んぁ゙あ♡えみ、なにしてっ、♡」
「ゾムさ、ん・・・乳首、かんでも、ええ?」
「・・・・えぇ、よ♡」
潤んだ瞳を瞬きさせ、紅く染まった頬を引っ張った口角が返事をした。
うわ、その顔めっちゃクるわぁ。
「っふ、いただきます、」
「ぅひぁっ!♡あ゙ぁっ、んぅ!?♡♡やぅ゙っぁ゙あっ、んあ゙ぁぁあ~~~~~~~~っ♡♡♡」
乳首は開発しなかったのか、あまりの快楽に驚いたのか、はたまた両方か。
目を見開くようにしてガクガクと体を震わせたゾムさんは、白い喉を晒して白濁を吐き出した。
少しでも快楽を逃がそうとぴんとのけ反った足が悶えている。
「ひっ、あ゙ぁ〜〜〜〜♡は、ぁ・・・♡んぅゔ♡♡」
疲れたのだろう、そのままゾムさんは、少し上半身を起こした私にもたれかかるように体を倒した。
私の息子はいまだ彼のナカで昂っているのだが、そんなのお構いなしに締め付けてくるので中々にハードである。
「ん゙っ、ちょ、ゾムさん・・・」
「ぁ、♡えーみぃう、いっかい、だす?♡」
余韻に浸った体に回らない呂律で名前を呼ぶのは、だいぶ煽情的で。
震える手つきで手錠を外したゾムさんは、ゆっくりと体を起こした。暖かい体が離れていって少し肌寒い。
まぁ、自分で腰を振るゾムさんは悪くなかった、というか最高だった。
でも、次は私の番じゃないですか?
「あの、ゾムさん」
「ん゙っ♡ちょおまってぇ、いま、ぬくから、ぁ♡」
「その・・・抜かなくていいので、このまま、」
「、ぇ?」
そんなにびっくりしたのだろうか。小さく声を漏らしたゾムさんは目をまん丸にしている。
「動きたい、というか・・・次は私の番でいいですか?」
私の言葉にゾムさんは顔を紅潮させ、満足げに頷いた。
あ、もしかして。
「ゾムさん・・・今までずっと、煽ってたんですか?」
「ぅ、!いっいや、そんなわけじゃ、なくはない・・・けど・・・?」
ぶわり。
そんな効果音がつきそうなぐらい顔を真っ赤にさせて、ゾムさんは口を尖らせた。
心なしか眉も下がっている。
「えっえみさん、手ぇ繋いだりキスする時、いっつも待ってるから・・・おれ、魅力ないんかなって・・・」
・・・・・・。
は??
ちょっと待って。うちの子かわいいが過ぎないか?愛おしいってこう言うことか、守りたいあの笑顔!
自信がないからって色仕掛け?まさに、ふーんエッチじゃん、ですよこれは!
「・・・あの。勘違いさせてしまったならすみません。君に魅力がないんやなくて、魅力があるから、尚更手を出せなくて・・・」
「へ・・・?」
「ゾムさんに嫌な思いさせたくなかったんです。・・・不安にさせてもうて、ごめん」
慰めるように解放された手で頭を撫でれば、やんわりと目を細めて安心したように笑ってくれた。
「さて、ゾムさん。誤解も解いたことですし、そろそろ動いてもいいですか?」
「っゔ、ぁ・・・♡♡」
こちとら愛おしさと可愛さとエロさで爆発しそうなんじゃ。
これからのことを想像したのだろうか、きゅうっとナカを締めたゾムさんは小さく喘いで、こくんと頷いた。
「っふふ、今までの分の仕返し、楽しんでくださいね?」
◇
頑張った、うん。
半角の濁点つけるのだいぶめんどくさいっすね。ツール使っていちいちコピペして・・・
単純に励みにしたいので♡ください()
次はもっと激しくなるよ、多分ね。