コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あれは中学2年生の夏。後輩の田辺から噂を耳にして空手部主催の大会に出た時だった。堕威儺満抓苦柔道部だったが空手はやったことがないルールを聞いてみると、リングの外から出た方が負けというもうほとんど空手ではなさそうなルールだった。そして俺は田所浩司・黒野幸太・新井峰とともにグループを組んで大会に出た。まずトーナメント表を見たがこのように結構参加するグループが多いようだ。
まず1回戦、バリ島のキンタマーニで勝負をするらしいが崖の上で戦うみたいだ。1人2人となぎ倒していたら、岩が降ってきた。その岩は敵に当たりそうになった。そこを新井が身代わりになって当たってしまった。俺たちが「大丈夫か!」と言っている間にはもう新井の意識はなかった。敵だろうと助けようとするその信念に心動かされて、相手チームの松田が俺たちのチームに入った。その後2回戦だがある異変を感じる。常にどこかから見られているような異変だ。