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※注意※
この小説は、純度100%の私の妄想で出来たnmmnです。ご本人様には一切関係ありません。
ご本人様はもちろん、その周辺の方々やnmmnが苦手な方の目にも入らないよう、配慮をお願いします。
私の癖を詰め込んだので、誰かの地雷の上で踊り狂っているかもしれません。それぞれで自衛をするようにしてくだ さい。
読後の誹謗中傷等は受け付けておりません。チクチク言葉が届くと泣きます。
かなり昔の情報を元に書いているので、現実との齟齬が生まれています。申し訳ありません。
その他、微BL要素(🦀×🟦👹)あります。
らだおが盛大に歪んだ翌日。
予想はしていたが、隣にらだおはいなかった。そりゃ、信頼してない相手と同じ布団で寝るわけがない。毛布をあげててよかった、と心底自分を褒めてあげたくなった。
寝室を出て、一直線にらだおに会いに行く。リビングの扉を開けると、ソファーの上でこちらを監視する青色と目が合った。
「らだお、おはよ〜。いい夢見れた?」
そう話しかけると、シャー!と威勢のいい返事が返ってくる。機嫌は悪そうだが、変わらず元気そうでよかった。
どうやららだおは、昨夜をリビングで過ごしたらしかった。ひじ掛けの向こうからひょっこり覗いて、こちらを伺う頭には寝癖がついている。
しかしまぁ、ものの見事に嫌われているな。歪む前の姿を見ている者としては、中々複雑な気分である。あんなに甘えただったのに、今やこんなシャーシャー言われるなんて……関係値がリセットされてしまったみたいで少し寂しい。
「らだおさんは、どーやったら俺と仲良くしてくれんの〜?」
そう呼びかけても、らだおは振り返ることすらしない。そしてすぐに、毛布に包まって眠り始めた。
猫はよく寝ると聞いていたが、こうも爆睡するものだとは思っていなかった。毎日毎日、スヤッスヤである。
ま、こうしてくれた方が俺は助かるけど。昨日みたいにボッコボコにされるのはもう勘弁してほしい。
今のうちに、飯食っちゃおう。らだおが起きてるときはぶん殴られんのが怖くて、やすやすと食事もできなかったのだ。
朝飯を貪り始めると、思ったより早くらだおが目を覚ました。思わず、げっ、と声が漏れる。らだおはそんな事も知らず、体を伸ばし、毛布をにぎにぎ。そして俺の方を見て、パチパチと瞬きを繰り返す。
「どした?」
「……、、ん、…」
「あー、飯食いたい? 昨日からなんも食ってないだろ」
らだおは、ふいと顔を背けて、だんまりを決め込んだ。
絶対強がってんだろうな、と俺はため息をはく。まさかこんなときまで強がるとは。まさに、腐っても鯛だ。歪んでも本質がまっったく変わらないなんて、喜ぶべきか、はたまた呆れるべきか……。
ま、本人が平気ってんならいいけど。
「腹減りすぎてヤバくなったら言えよ」
「……、、…」
らだおはそっぽを向いたまま、ソファーの上で青色の尻尾をパタパタと揺らした。
…
……
………
ぐるる、きゅるる
静まり返った室内に、空腹を主張し続ける腹の音が響く。
俺から鳴ってねぇよな、とらだおの方を見ると、ぐるぐる鳴るたびに落ち着かなさげに姿勢を変える姿が目に入る。ついに、限界がきたようだった。
「お前ぇ、腹減ってんじゃん。なんか食う?」
流石にこれには懲りたのか、らだおは何も言わずに俺を見つめた……というより、ギロリと睨んだ。
調べてみれば、どうやら猫は空腹のあまりバチ切れるときがあるらしい。まるで、人間の子供みたいだ。いや、元のらだおもそんな感じだった気がする。
「ちょっと待っとけよ、なんか作るから」
てか、何だったら食えるんだ? 昨日ざっくと調べた情報の中には、猫は玉ねぎやらチョコやらが食べられないよ、と言うものがあった。
まさかとは思うが、食まで制限されたりしてないだろうか。取り除くぐらいはするけど、放っておいた隙に食べてしまったりしたら……想像しただけでも恐ろしい。
こういうことこそ、市長に電話しよう。初期設定のままのアイコンに電話をかけると、何コールかの後に聞き慣れた声が応答した。
『ほーい、市長だぞー。なんかあった?』
『いや、なんかあったってわけじゃないんだけど。らだおって、食えないものとかある?』
『あー、なるほどね? うーん……ちょっと待ってて、調べるね』
市長は電話口の向こうで何やらカタカタやりだした。そしてすぐに、明るい声で言う。
『お! そんな深くまでは歪んでないらしいよ、よかったな』
『マジすか!? っしゃあ、ありがとござまーす!』
『おーよ』
よかった、これで俺が不在の時の不安が一つ消えた。ほっと胸をなで下ろし、思わず小さくガッツポーズをする。
そんな俺に、市長が哀れみの声をかけた。
『いやー、そんなことまで気をつけないとなんて、大変だね』
『しょうがないっすよ、体調悪くなっちゃったりしたら、そっちの方が大変っすから』
『そりゃそう。ま、お世話係頑張れよ』
『うーす、頑張りま~す』
市長は今日も忙しいらしく、それだけ言って電話を切った。昨日から歪みの対応でてんてこ舞いなのだろう。俺達のためにも市長のためにも、早く歪みが直ってほしいものである。
そう思っているうちに、またらだおがぐるると腹を鳴らした。そうこうしている場合ではない、と俺は冷蔵庫と向き合う。
何がいいかな。普通の食事は難しそうだ、今のらだおが椅子に座ってくれるとは思えないし。硬いもんも辞めといたほうがいいかも……歯もおかしくなってたら食いにくいだろう。
俺が食べさせてやることも考えたら、無難にお粥かな? 成人男性の食事にしては味気ないかもしれないが、今はそんなこと言ってられない。
「らだお、お粥でいいよねー?」
「……、、」
そんなこと聞かなくていいから、はよ食わせろ。そう言いたげに、らだおは俺を睨んだ。
らだおはかなり限界だったらしい。飯を作っている間は、ずーっと、ずーー……っと視線を感じ、なんだか落ち着かなかった。もっと早めに腹減りアピールをしてほしいものである。
俺と付き合う前のらだおは、弱みを絶対に見せないようにする癖があったが、今のらだおはまさにその時とそっくりだ。その時もこんな風に限界まで我慢を繰り返すもんだから、不安になった俺が世話をさせてもらうような形で関係が始まったのだ。
今はかなりマシにはなったけど、そんなすぐに癖は治らない。大人しく、俺を頼れば何でもしてくれる都合のいいヤツ、とでも思っておけばいいのに。
らだおは限界まで溜め込まなくてもよくなって万々歳、俺は心配事がなくなって嬉しい。まさにWin-Winだと思うのだが……。
そんな俺の気持ちは、今のらだおにはもちろん、歪んでないらだおにも伝わらない。言葉が通じなくて気性が荒いだけで、歪もうが歪まないが大差ないのかもしれない。
悶々とそう考えているうちに、お粥が完成する。必死こいて冷ましていると、らだおが興味津々な様子でこちらを覗き込むのが見えた。可愛いヤツだ。俺は、ソファーの側に腰を下ろす。
「らだお、食べな」
ほら、とスプーンを差し出した。しかし、らだおはこの期に及んでも俺を信用できないのか、チラチラと俺を見やって不満げに尻尾で床を叩いた。
「んなこと言ったってさぁ、お前。顔面ベッタベタにしたくねぇだろ」
食器なんて使えなさそうだし、本人の尊厳のためにも、これが一番だろう。意識がないうちに床に這いつくばって飯食ってたなんて、悪夢中の悪夢だと思うのだが。
しかし、そんな俺の気づかいは今のらだおには伝わらない。信頼できないものは信頼できない、と言いたげな瞳で俺を睨むばかりだった。
しょうがない。俺は、冷え切ったお粥を一口食べた。しっかり噛んでは飲み込んで、あ、とらだおに何もなくなった口の中を見せる。
「ね、食ったでしょ。なんも変なもん入ってないよ」
「……、、…」
「疑り深いのもどうかと思うけどなぁ〜、俺は。安心しろって。お前に毒盛るとか、んなバカなことしねぇよ」
もう一度、スプーンを差し出す。らだおは唸るのをやめ、尻尾をくるりと自分に巻きつけた。緊張しているようだ。耳も後ろに倒れている。
しかし、さすがに腹が減りすぎていたのだろう。そろそろと近づいてきて、俺とスプーンを交互に見やる。
そして、控えめに口を開けた。
「、んム」
「……おいしい?」
「……、、」
一口、ぱくりと食べた。
歓喜と安堵の念が胸に溢れる。まだ不本意そうな顔はしているが、それでも俺の手から飯を食ってくれた。嬉しい。少しだけ、信頼してくれたようだった。
飲み込むまでは強張った顔つきだったが、一口食べてしまえば後は速かった。躊躇うこともなく、一口、また一口と胃に収めていく。
「じょーず。ちゃんと食べれんだ、良かった」
チラ見した感じ、変になってんのは歯だけっぽかった。ま、歯の形が猫仕様だったら、人の体だと食べにくかったりしたかもしれない。その点、らだおはちゃんと食べてくれて本当によかった。さすがに、1週間なんも食べなかったら死んでしまう。
らだおはしばらくパクパクと食べ続けていたが、残り少しになったぐらいで、固く口を閉ざすようになった。どうやら、満足したらしい。
ほんっとうに少しだけ残ったから食べてほしかったのだが、もう一口も食べようとする様子がない。どこまで気まぐれなんだと呆れると同時に、そんな酷い腹減りじゃなかったようで、安心した。
「ン、ん゙……、、」
「おねむ? 食ってすぐ寝たら足になるぞー……なんて」
らだおは、ソファーの上で丸まって、うとうととし始めた。可愛い。ちょー可愛い。悲鳴をあげてしまいそうになるのを必死に抑え、その姿を目に焼き付けるように凝視する。
てか、今なら撫でれんじゃないかな。そんな邪な考えが頭に浮かんだ。
だって、手から飯も食えて、唸らなくなって、しかも目の前で寝ようとするなんて。こりゃ撫でろって言ってるみたいなもんじゃないか? バカでかチャンス到来である。ワンチャンを試すなら、今しかない。
俺は、恐る恐るらだおに手を差し出す。らだおは寝ぼけ眼のまま、ふんふん匂いを嗅いで、ゆっくり瞼を閉じた。
「……失礼しまーす」
俺はそう呟いて、そっと耳に手を伸ばす。思ったより作戦はうまくいって、ふわ、と心地よい感触が伝わる───
「いっ、テェーーーッ!?!?!?」
と、すぐに、思い切り引っかかれた。
痛みに悶える俺を見て、らだおはフン、と鼻を鳴らす。そして、そそくさと毛布を被り、その中ですやすやと眠り始めた。
痛いとかそういうのより、思わせぶりで気まぐれな態度に引っかかってしまったのが悔しい。これが猫か、中々手強い相手である。
こんなことをされて、俺の負けず嫌いな精神が黙っていない。
「明日は絶っっ対モフるからな……」
絶対、撫でさせてもらえるぐらい仲良くなってみせる。俺は、密かにそう決意したのだった。
2作目にして遅刻寸前!! 誠に申し訳ないです!!!
ギリギリすぎてあんまり長く話してたら遅刻するので短めに……。
今回はご飯回でした。らだおさんは顔面突っ込み食いはしないだろうなーと思ったので、カニさんにあーんしてもらいました。せっかくのカップルですから、おいしいことたくさんさせたかったんです😋
前回より短めだったのは、思ったより今月が忙しくなったからです……先月からあまり多忙ではなくなったのでもっと長くかけると思ってましたが、過信しすぎでした💦 多分誤字脱字があると思うので、見つけ次第報告お願いします!
次はもっと余裕を持って投稿します。他の作品も書き進めているので出来次第投稿します!
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次くるの密かに待ってました笑! とっても神作です!✨😊 また次のやつまってます!!