rtwn 付き合ってる
体調不良激しくない
雨が激しかった。今日は放課後から体調が悪くなって、向かえを家から頼もうとしたが両親二人とも仕事がなかなか外せないらしく、来れるのはかなり遅くなるらしい。
仕方ないのでそのまま保健室で休んで、落ち着いたら帰ろうと思った。
だがいつまでたっても回復しない。とはいっても、この体で感じる時の進みが遅いだけで、実際はまだ15分しか経っていない。
「うぅ…きもちわるい…」
先ほど保健室に来る前にすこし嘔吐してしまったため、吐くものがなくて胃から何かが込み上げる感触だけが残って気持ちが悪い。
丸く横になりながら、目の端にうつる時計の針に向かって早く、早く進めと願った。
誰か来て……
_ガラッ
「失礼しま~す。上の階のトイレ紙きれてるので補充…
_ウェン?」
立っていたのは恋人だった。
いつ見ても優しい眼差しが、すこしだけ痛みを和らげる。
「先生いない?俺さっき紙なくてすげえ焦ってさ」
「別にその話しなくていいし…。健屋先生もう帰ったよ」
「まじぃ?勝手に取っちゃダメかな…」
「どうした?」
大丈夫、なんにもないよ!
「うん、ちょっと…、体調悪くて、」
リトといると素直になりたくなる。
撫でてくれる大きい手のひらが暖かい。
「ちょっとしたら帰ろうって思ってたんだけど、良くならなくて」
「そっっか~…それはしんどいな…。送ろうか」
そう言うと背を向けて僕の方向に腕を広げてきた。
流れるようにおんぶを受け入れたが、これで帰るのちょっと恥ずかしいな。
雨が上がっていた。
「リトっていつも大丈夫じゃなくてどうしたって聞いてくれるね。」
気力…
大丈夫って聞かれたら大丈夫しか言えないですよね~
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