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山本と七海の前に立つアグラヒトは、不敵な笑みを浮かべながら語り出す。
アグラヒト:「ようこそ、私の家へ。歓迎するよ、山本君、七海君。」
七海:「歓迎される理由などない。お前の計画を白日の下に晒しに来た。」
山本:「あんたの目的は一体なんだ!五条さんを封印して、次は何を企んでる!」
アグラヒトは静かに手を組み大袈裟に話し始める。
アグラヒト:「ふふ、知りたいかい?それなら教えてあげよう。私の計画は…五条悟に宿儺を受肉させることだ。」
山本:「…は!?何言ってんだ!?」
七海:「…それが可能だと本気で思っているのか?」
アグラヒト:「もちろんだとも。五条悟――彼は現代最強の術師であり、六眼と無下限術式を持つ存在。そして宿儺――呪いの王。二つの頂点を融合させることで、究極の呪いを生み出す。」
山本:「でも、そんなことして何の意味があるんだ!?あんた、何が目的なんだよ!」
アグラヒト:「目的?目的はただ一つ――新しい秩序を作ることだ。」
アグラヒトは壁にかかっている古い地図を指差す。
アグラヒト:「呪術界は長年、腐敗してきた。上層部は己の権力を守るために動き、術師たちは利用され、使い捨てにされてきた。宿儺と五条悟の力を一つにすることで、そんなくだらない秩序を破壊し、真の平和を築くことができる。」
山本:「そんなの…ただの狂気だ!」
七海:「お前の言う平和は破壊の上に成り立つものだ。それは真の平和ではない。」
アグラヒト:「ふん、そう言うだろうな。だが、いずれ君たちも理解するだろう。この世界には“変革”が必要なのだ、と。」
七海:「だが、お前の計画には一つ致命的な問題がある。宿儺の指だ。全ての指を揃えなければ、彼を完全に受肉させることはできないはずだ。」
アグラヒト:「その点は心配無用だ。指はすでにほとんど揃っている。」
山本:「…は!?お前、どこにそんなの隠してんだよ!」
アグラヒトは笑みを浮かべながら棚から黒い箱を取り出す。その中には、宿儺の指が6本収められていた。
山本:「6本!?そんな数、どうやって…!」
アグラヒト:「これでも長い年月をかけて集めたものだよ。そして残りの指も、すぐに手に入る。」
七海:「…つまり、我々が止めなければ、計画は現実のものとなるということか。」
アグラヒト:「その通りだ。だが、止められるものなら止めてみろ。」
アグラヒトが手をかざすと、部屋全体に呪力が充満し、無数の呪霊が召喚される。
アグラヒト:「さあ、ここからが本番だ。君たちには少しでも私を楽しませてもらおう。」
山本:「おい、七海さん…これヤバくないか?」
七海:「心配するな。冷静に対応すれば問題ない。」
山本:「いや、冷静に対応できるかどうか…!!」
呪霊たちが一斉に襲いかかる中、山本と七海は力を合わせて応戦する。