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フガッ(絶命)
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コメント
5件
みぅ🤍🥀です。 めっちゃわかる…「ネタが湧かない」って気持ち、すごく伝わってきたよ。あせらなくていいし、無理に書かなくていいと思う。待ってる間も、あなたの作品を読みたくなる気持ちは変わらないからね🌙 ほのぼの🍣☀️のリクエスト品、楽しみにしてるからね。書けるときに、ゆっくりでいいよ。
……
皆様
ほんっつつつつつとお待たせしました!!!
申し訳ございません。
どうもネタが湧かなくて…ほんとすみません。
リクエストの「ほのぼの🍣☀️です。」
ーーその。
本当に申し訳ございません。
何故か仮の下書きが公開されておりました。
改めて!投稿させてもらいました。
見ててくれた皆様、ごめんない。
改めて、お願いいたします。
「」 ☀️
『』 🍣
それではどうぞ
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ー荒川視点ー
『ん、んぅ…』
窓の外でごろごろと貫く雷の音に目を覚ます。
静まる目覚まし時計を手に取ると6時を表しており、ずいぶん早起きしたなと目覚まし時計の電源をオフにしてから窓に視線を動かす。
外は雨がざぁざぁと降りしきっていており、雷が時折びしゃんと地面に落っこちる。
寒さに体を震わせて、ぺたぺたと木の床を歩いて自身の部屋の扉を開けて廊下に出る。
手前の部屋に視線を向けると扉は閉め切られていて、明かりも漏れ出ておらず、静かだった。
『太陽さん』
扉に近づき、こんこんと軽くノックする。
しかし、いつもの爆音の大声も爆速で開けられる扉もしんと静まり返っていた。
やっぱり、寝ているな。
太陽さんことソーロットの復興のペア、太陽。
彼と自分は町外れの一軒家に住んでいる。
何故かと言えば長くなるが、復興中に空き家を渡してもらったことからだ。
別に違う街に行くのもめんどくさいし、太陽さんと一緒にいれば特訓する機会もある。だからずっとこの家に住み着いているのだ。
静かに床を歩き出して、小さいこじんまりとしたキッチンに手をかける。冷蔵庫には何かあっただろうか……。
「あ、」
よさげなパンのスライスが冷蔵庫にぽつんと置かれている。ちょうどいい。手早くそれを皿に置いて、キッチンペーパーに包んで、軽く湿らせる。そしたら柔らかくなるぞとか出処も分からない情報を聞いたことがある。
電子レンジに放り込み、扉を閉めて温める。
「雨っすね」
雨足は強まっていて、雷もごろごろと外を光らしている。この家に直撃しないならいいが。
ぴろろろん。
「ん?」
スマホのようなものが鳴っている。手に取って見てみると、太陽さんからのメール。
「……いまどこ…?」
呟くように読み上げる。あれ、太陽さんはまだ寝ているんじゃないか?
足の方向を変えて太陽さんの部屋を開ける。
部屋はまだ電気もつけられていないからか、薄明かりに本棚が溶けている。
「太陽さーん?」
確かに布団はもこっと1部分だけ盛り上がっていて、明らかに沼がいると分かっている。
「太陽さん?」
暗闇に沈んでいる部屋の中にあるベットに近づいて、ぽんぽんとその盛り上がっている場所を叩いてやると、少しの硬さと暖かさがある。
「どうしたんすか?」
『…ぁらがゎ?』
「ちょっと失礼しますよ」
べりっと布団をひっぺがすと、太陽さんが仰向けに寝ていた。しかし明らかに顔色が悪い。特に照れても居ないのに顔が真っ赤だし、どこか息も絶え絶えな感じがする。
「どうしたんすか太陽さん。変な夢見ました?」
「はあっどっ”どどどどどうもしてねぇわ!!!お前は馬鹿ですか?そうですねわかりまっ”、げっほ、ごほっ…ぅげ…」
がらがらとした、鼻にかかった大声を出した後に一気に咳き込む太陽さん。ぜぇぜぇと息を荒くしているし、明らかに熱っぽい。
「太陽さん、おでこ触りますね……わぁ。」
太陽さんの頭に手を当ててみると、じんわりとした…否。それどころではない熱さが手に伝わる。下手したら目玉焼きが焼けるくらい熱い。
『喉いた”ぃ”ぃ”』
「声イカれてますね。とりあえず熱です熱、熱測りますよ」
棚に乱雑に投げ入れられていた体温計を手に取り、電源をつけて太陽さんを無理やりベットに座らせて腕をあげさせ、体温計を挟む。
『キ”ャーハレンチぃ”ぃ”!し”ね”!!!!!』
ぎゃーぎゃーと太陽さんが喚いているが関係なく進める。耳(?)が悲鳴をあげそうだ。
ー
ーー
ーーー
ぴぴっ、と体温が測り終わった音がする。それを手に取って体温を見ると
「えーと…40度ですね。熱です」
『はい?神は’風邪”“をひか”ない”です。』
「気づいてないだけですよ」
『お前とち”狂っとん?』
本当のことを言っただけなのに嫌そうにされる。でもその嫌そうな顔。それも好きだ。
とりあえずご飯を食べさせることにした。病気に打ち勝つには、エネミーと同じように腹を満たしておかなければ。腹が減っては戦は出来ぬとよく言われているように。
太陽さんの手を引っ掴み、ずりずりと引きずって連れていく。同時に布団を持っていく太陽さんの手から布団を引き離し、キッチンの椅子にどさっと太陽さんを座らせる。
今にも倒れ込みそうな太陽さんを押さえつけ、
先程電子レンジへとぶち込んでいたパンのスライスを取り出して皿に乗せてそのまま太陽さんの前に出す。
『……ぁ”?』
自分の顔とパンを四度見くらいした後にクソデカため息を吐き、頭を掴まれる。
『喉壊し”てる病人にパン食わ’せんの”かお前…』
「太陽さんならいけると思って」
『過剰’評”価の塊か、死”っ、ごほ、っ”あ”〜…』
皿に乗せられたパンを遠ざけ、こちらを見て疲れた表情で口をもごもごと動かす太陽さん。
『…おかゆ”が1’番…”作れ。』
そう言って太陽さんはテーブルにつっぷしたまま動かなくなってしまった。
おかゆ…米を水と混ぜて煮るのな?
うろ覚えな記憶を引っ張り出し、荒川は調理に取りかかった。
水と昨日の残りの米を鍋に入れ、火をつけて煮込む。たまに混ぜて、それ以外は棒立ち。
蓋を閉めてから数分後。蓋をかぱっと開ける。
「……中々良くないっすか?」
そこには、つやつやとしたおかゆがたっぷりと鍋の中に鎮座していた。少し指ですくってみると、とろっとしており如何にも病人用らしい。
それを適当にお椀にすくって、太陽さんの前にそっと差し出してやる。
太陽さんは顔だけ起こして、まじまじとおかゆを睨んだ後、弱々しく片手を伸ばしてきたので
その手にスプーンを握らせる。
『…むり』
からん、と手から滑り落ちるスプーン。思ったより随分と、極限的に弱くなっているらしい。
「はぁ。太陽さん。ちゃんと食べて下さい』
太陽さんの隣に椅子を引っ張ってきて座り、スプーンでおかゆをすくって太陽さんの目の前に運んでやる。
「ほら、食べて下さい。せっかく作ったんすよ」
しばらく自分の顔とスプーンを視線で行き来した後、太陽さんはゆっくりと体を前に押し出して、ぱく、とおかゆを口に運ぶ。
何も抵抗しないで…無防備だなこの人。
そうは思いながらも襲いはしなかった。多分
殺されるだろうし。
皿の半分よりちょっと多いくらいの量が太陽さんの腹に消えると、太陽さんは急に立ち上がって部屋に消えていった。自分で動けるんだったら自分で食べて欲しい物である。
…
……
………
『Zzz!!!!!!!!!』
「うわ」
巨大ないびきでうとうとしていたのに目を開けさせられた。迷惑極まりない。
「太陽さ〜ん?」
のろのろと太陽さんの部屋に行くと、太陽さんはぐっすり寝ていた。汗が額に滲んでいて顔は赤くてつらそうなかわいいかわいい顔。
笑顔は途切れていなくてそれも可愛くて可愛くて何故か最初見た時より可愛く見えて…
「 」
ぱっ、と手を引っ込めた。自分も太陽さんの息も荒い。
「かわいいですね、太陽さん。」
くす、と微笑んで頬にキスを落とす。抵抗はしないのが余計に可愛く見えた。
おやすみなさい、太陽さん。