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寧々)は……?

意味が分からなかった。でも、落ち着いて考えて、昔の類を思い出して。

昔の類)君は君のしたいショーをしたらいいよ。

……段々分かってきた。類の場合は蓋をしてるだけ、だったけど。

えむ)……やっぱり分からないよね。

寧々)ううん、分かるよ。……嫌、というほどね。

えむ)……!

えむはしばらく驚いた顔をしていたが、落ち着いて話を戻した。

えむ)じゃあ……続けるね。さっきも言ったとうり司くんは感情を無くしちゃたの。寂しいとか、嬉しいとか。……美味しいとか、感覚すらもつかむのは厳しいんじゃないかな?……私には分からないけど……。

えむは辛そうな顔で言う。そんな顔に私はもっと辛くなる。

寧々)大丈夫だよ。司を戻す方法を考えよう。あの馬鹿は元気なほうがいいしね。

照れ隠しのような台詞をはいて私はえむに向き合った。すると、えむがスマホを取り出して、

えむ)じゃあ、セカイに行こう!

……セカイ?ワンダーランドのセカイに行って何か変わるのだろうか?

えむ)えい!

そんな私を置いていってえむは再生ボタンを押す。すると、いつものような明るい音楽は聞こえてこなかった。……ただ。何故か昔の類に似ているように感じたのは気のせいだろうか?



寧々)……え?

思わず、声に出してしまった。それもそうだ。ここはいつものようなセカイじゃなかったからだ。冷たい水が地面をはっている。空は暗く、雨も降っているが何故か私達は濡れない。本当、不思議なセカイだ。

えむ)あ!寧々ちゃんには説明してなかったね!ここは司くんのもう一つのセカイなんだ!

寧々)……もう一つの。

だとしたら、この有様はなんなのか。あの明るくて人より思いやりのあるあいつからは想像も出来ないセカイだ。

??)あ~!寧々ちゃんだ~!

誰……だろうか?頭にハート型のゴムを付けて、両サイドで二つ結びをした女が走ってくる。そう、それはまるで……

えむ)ミクちゃん!久しぶり~!

あぁ、やっぱりミクだったか。じゃあこのセカイのミク、となるのか。よく見ないと割れたハート型に見えるゴムを揺らしながら彼女は話す。

ミク)ふっふっふっ~。やっぱり寧々ちゃんだったね!えむちゃん!褒めて褒めて~♡

彼女は褒められることに執着してるのだろうか。頭を差し出して彼女は褒められることを待つ。

えむ)ミクちゃんよしよし~凄いね~!

そう褒められると彼女は嬉しいそうに頬を緩ます。……。今ので確証は出来ないが、このセカイが出来た理由が分かった。幼い頃から妹の体調が悪く、親は妹に付きっきり。司も妹のため尽くして来たからか。このセカイが出来た理由は⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪。

その後、私にもUNTITLEDを入れてもらい解散となった。……司。もう少し甘えてもよかったんじゃなかったの……?

追記,初めて1000文字以上書いた。

君は知らないところで。 お前は知らなくていい。

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