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道満side
赤い糸のおまじない
最近学校で話題になっているおまじない。
どうやら恋愛関連のおまじないらしい。が、
正直高校生にもなっておまじないなどを信じているのが馬鹿馬鹿しいと思う。それに仮にそのまじないに効果があってアイツが俺に振り向いたとしてもそれは俺自身の力じゃない。それなら押して、押して、アイツが挫けるまで俺が想いを伝えた方が手っ取り早いだろう。
「ねぇあのおまじないやった〜?」
「やったやった!おまじないのおかげかな?気になっていた彼と付き合えたの!」
「おい、やばいぞ!俺〇〇ちゃんと付き合えた!!」
「まじかよ!もしかしてお前もおまじないやったのか!?」
だが、ブームでも来ているのか試してるやつの方が圧倒的に多い。
『なんでだ…?』
「どしたのあっちゃんー」
『なんだお前か』
「酷くない!?そしてどうしたのさいつもの事だけど今日はいつにも増して眉間に皺が寄ってるよ」
『お前覚えてろよ、何故か最近赤い糸のおまじないみたいなのが流行ってるじゃないですか』
「あーね、それがどうしたの?」
『だからそれが何故急に流行り始めたのか考えていただけです』
「確かに、あっちゃんはやらないの?」
『なんでだよ、お前俺がそういうの信じないタイプなの知ってんだろ』
「つまんないの!やろうよあっちゃん!」
『いいですって』
「まぁまぁ、物は試しだよ」
「それに他の誰かがやって本当に効いちゃったらどうすんの〜?」
『……』
「やらなかったから他のやつに盗られちゃうかもよ?」
その言葉に喉の奥が引っかかる。想像するだけでも胸の奥がざわつく。
『…1回だけだぞ』
「イェーイ流石あっちゃん!」
なんか腹立つからこいつの長い髪で首絞めてやった。
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