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燈矢と轟家を出てから何年もの時間が経った。
私が轟家を出たのはとある先生に燈矢の居る場所を教えてもらったから。
父は私たちを捨てた。失敗作だと、焦凍が産まれてから。
家族と居るより燈矢といる方が断然楽しかった。
燈矢が眠ってから3年。燈矢が目を覚ました。
『燈矢…!歩いて大丈夫?』
燈矢『夏音ちゃん…』
目が覚めたら見知らぬ所にいたのだからこの反応は当然と言っていい。
燈矢が1度家に戻ると言った。
だからついて行った。
私達は死んだことになっていたのだ。
これから燈矢は荼毘として生きていくらしい。新しい自分で。
私は…名前のセンスが皆無なのでそのまま夏音にしておく。
組織を作った。だがその組織をすぐに辞め、最近話題のヴィラン連合という所に入った。
最初は弔に殺されかけたけど、今は仲良くしている。
私はヴィラン連合に入って良かった。そう思える日々を毎日送っていた。