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休み時間の練習
「影山ー!トス!トスくれよー!」
と子供のようにはしゃぎトスを乞うのは日向翔陽。
「休み時間に練習付き合わされた上トス上げろってどんだけわがままなんだお前は」
ボールを構えつつウダウダ言うのは影山飛雄。
「しゃーねぇ日向。ウダウダ言う陰湿野郎の代わりにこの田中先輩が上げてろう!」
自慢げに腕を組みつつ、言うのは田中龍之介。
「田中先輩はそもそもトス得意なんですか?ポジション的にも違いますけど。 」
サラッと正論をぶっ込むのは月島蛍。
「別にいいだろー!?トスさえ貰えりゃいいんだから!な!日向ー!」
「は、はいっ!」
田中に肩を組まれ背筋をピシッと伸ばし答える。
明らか脅されただろ的な答え方だった。
「明らか脅されただろ、その答え方。」
「脅してねーし!つか誰が脅すか!脅せるか!」
「あー、弱いだけでしょ、田中先輩。」
「んだと!?脅せるから!やれば出来るから!」
と一瞬で先程の発言を訂正するような一言。
情けないと影山と月島は思ったことだろう。
「田中先輩田中先輩〜。もしかしてアイツら素直になれないからそんなことを〜」
「そーだなぁ!影山と月島ホントに素直じゃねぇんだからァ!」
とでかでかと発する。
それに対し…
「うるさいです田中先輩。」
「いい加減にしろ!日向ボケェ!」
とコソコソ組にキレる2人。
「素直じゃないんだからァ〜2人とも〜」
とバカにしたように挑発しまくる日向。
「あ?」
「何?」
と影を深くする2人に日向は怯え。
「お〜?や、やんのかァ?う、受けて立つぞ〜?」
「結局そうなるのかよ日向…」
と呆れたように言う…。
無事、昼休みは終わりを迎えた。