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今日は僕の大切な人に逢いに来た
ドキドキしながら
白いスーツを着て
白い花束を持って
白いカーテンの向こうにいる君を
迎えに
えも言われぬ、婉麗な君は
白い布の上で
白い装いで座る
白い紐に絡まれて
白い光が射すこの部屋で微笑む
『来てくれたんだね·····ぼくも一緒にいかせて？』
そう言った君の体を包み込み
白い手を取って
攫っていく
綺麗なままの純白の君
そのいた場所に一輪のエーデルワイスの花を置いて
雪の降る夜明け
ベッドの上にいたその人は
一輪のエーデルワイスを持って
息を引き取っていた
婉麗(えんれい)……婉（しと）やかで美しいこと
えも言われぬ………言葉で言い表せないほど素晴らしい
エーデルワイス
…白い花、純粋ー、花言葉は『大切な思い出』プロポーズに渡す花でもある
コメント
11件
この白っていう統一感と、世界観が切なくて、素敵です…。
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