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昔から場に馴染むのが苦手だった
人の悪口を言うのも
でも避けられたくないから
頑張って付き合おうとした
けれどやっぱり無理で
結果的には上手く行かなかった
女の子みたいな服を好きになって
女の子になりたいと思った
髪を伸ばして
可愛いスカートを履いて
けれど母や父はいい目で見てくれなかった
もう耐えられなかった
否定され続けるのも
誰かに合わせることも
そんな時だった
ハル「ぁッ…ガタカタッ…」
手を抑えたくなるような酷い光景
__「うぇ゙~…俺ちゃんの服汚れちったぁ゙~…」
__「だから大人しくしてって言ったのに~…ジトッ…」
逃げろと本能が叫んでいた
コイツと長く居ちゃダメだって
でも足が怖くて動かなかった
__「ん?あぁ、安心して?」
__「俺ちゃん一切君に危害加えるつもり無いから~」
__「明らかに身体細くて美味しくなさそうだし…w」
ハル「あッ、アンタこんなことしてッ…」
__「あぁ…警察呼びたいんだったら好きにしたら?」
__「まあ、その場合君も俺ちゃんの敵とみなして殺すけど…ぁ~…ゴリッ!」
__「ぅ゙えッ…まっずッ…プッ!」
その男はまさに化け物だった
最近神出鬼没に至る所で化け物は現れ
人を食い殺すことをしているらしい
どこで生まれているのかすらわからない
ハル「はぁ゙ッ…はぁ゙ッ…ぅ゙ッ…!」
ハル「ぉ゙えッ!ピチャピチャッ…」
__「……コイツラに虐められとったくせに喜ばないんだね…君…」
ハル「えッ…?」
__「だって抱かれかけてたじゃん」
__「喜びもせずに泣いて…アンタおかしい人だね」
ハル「誰だってッ…人のこんな姿を見たら気持ち悪くなって当然ですッ…」
__「へぇ…そう言い切れるんだ…」
__「君は心が綺麗なんだね~…ザッザッ…」
__「でも俺ちゃんそーゆーの…スッ…」
ハル「んぐッ?!」
__「いッッッッちばん反吐が出る…ジトッ…」
ハル「僕だっ…てッ…!」
ハル「貴方みたいな人大嫌いですッ…!キッ…!」
ハル「人の命を大切に出来ない外道にッ…!」
今までにないほど大きな声を出した
それでも恐怖は消えずに手足が震えている
情けなくて泣きたくなる
__「へぇ…言うじゃん…ボソ」
__「分かった、じゃあ賭けしようよ…パッ」
ハル「賭けッ…?」
__「俺ちゃんはアンタのその考えが正しいと思ったら俺ちゃんの負け」
__「逆にアンタが俺ちゃんみたいな悪~い心に染まれば俺ちゃんの勝ち…スッ…」
__「どう?至って簡単なルールでしょ ?w」
ハル「なんで僕が貴方なんかとッ…」
__「お前に選択肢はない、ただ俺ちゃんのお遊びに付き合えばいいだけ…ジトッ…」
__「分かった?」
ハル「ビクッ!」
ハル「ゎかッ…た…」
__「うんうん♪俺ちゃん聞き分けの良い子は好きだよ~w」
__「あ、そうだ名前言い忘れてた」
ローデリヒ「俺ちゃんはローデリヒ、ロー桾って呼んで♡」
ローデリヒ「それで?おじょーさんのお名前は?」
ハル「おじょー…さん…?」
ハル「僕は男だぞッ…?」
ローデリヒ「え、その見た目で?」
ハル「ピクッ…」
ハル「…気持ち悪いって思うならそう思いなよ……ボソッ…」
ローデリヒ「あッはははは!w」
ローデリヒ「そんなことないよw」
ローデリヒ「普通に可愛いと思っただけw」
ハル「僕はハル…ハル・アカヅキ…」
ローデリヒ「じゃあハル桾でいい?」
ハル「ッ…フイ…」
ローデリヒ「んじゃあ決まりニコ」
ローデリヒ「よろしく?」
そして動くは全てを否定された者たち
世界を殺すために動く
世界のために犠牲なった者たちに
なる者たちに
幸せをバラ撒くために
mb「もうやめッ…!」
__「クスッ…w」
__2「ジトッ…」
__3「リアーナッ…リアーナッ…ガタガタッ…」
__3「私の愛しの向日葵ッ…ギュッ…」
mb「ゴフッ…」
化け物も人間も
善と悪を覆すために
動き出す
戦え
誰かのためにじゃない
次回➳化 け 物 の 街
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