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理奈の叫び声が聞こえてきてすごくびっくりした。
普段あいつはそこまで取り乱すことはない。
血は繋がってないけど、ずっと一緒に過ごしてたら分かるようになるもんだ。
けどあいつは怖がっていた。
原因は既にわかりきっていた。
教室の中のベチャベチャの肉塊。
木の床には赤い液体が広がっていく。
🚨「これは………はぁ…?」
🐱「そら…ら…そららが……死んで…ぁ…」
分かりたくなかったがやはりそうだった。
この肉塊はそららさんで、そららさんが苦しんでいるところを理奈は直接見てしまったんだ。
🚨「理奈…とりあえず1回落ち着いて…」
🐱「落ち着く…?こんな状況で…?」
🚨「う…」
それはそうだけど…
目の前で親友が死んだ悲しみを私は知らない。
けどあいつは今味わった。どんな感情か、どんな思いか、私には分からない。
けど、少しづつわかってしまうような気がした。
私もそろそろそれを味わうって