白物語bl
sba×kei 未定
r18要素有
「お待たせ、待った?」
「遅えよ、ほらさっさとしろ」
「花火っていつからだっけ?」
「今から大体三十分後だった気がする」
少しでも熱を逃がせるよう掻き上げた左側の頭髪。
汗ばんだ肌が少し気持ち悪い。
蝉の声、人々の会話、様々な音が混ざり夏祭りらしい騒音となっている。
「あ!緑間君!射的!やってみて!銃扱えるでしょ!?」
その屋台は景品は豪華だが6分の1スケールのフィギュア、大きなぬいぐるみなど素人には取れない重量のものばかり。
「500円もするヤツなんかしたくねぇよ」
そもそもだが射的は何故あんなにも高いのか。
当てられないヤツに至ってはは散財しまくって何も貰えないのに。
「お金は僕が出すからさ〜」
「…………。」
やや大きな黒猫のぬいぐるみを抱えて歩く彼。
いや、ぬいぐるみしか持っていないだけで他にもお菓子やフィギュアの入った袋は僕らが持っている。
「緑間凄いね!」
「構え方もガチだったしねぇ」
「伊達に銃使ってねえよ、景品やるからなんか奢れ」
「何食べたいの?」
「何でもいい」
「カントクも何でもいいが一番困るって言ってたよ?」
「るっせえな…んなこと今はどーでもいいだろ」
いつも口悪いなぁ…。
躾が足りてなかったまであるか?
いや口悪いとこも可愛いけどさ?
ほんの少しだけ意地悪しちゃお。
「時也君、僕に任せて」
「え、あ、はい…?」
「よーし、緑間くーん、今買ってくるからちょっと待っててね」
「すぐ来いよ」
「んっ…んふっ、ん゛…!」
人目が少ない外れに連れていかれたかと思えばメロンソーダ味であろう緑のかき氷を口に含んだ彼が口付けをしてくる。
…………また見られた。
「ん゛ぅ…!ぷはっ、離せよっ!」
「何でいつも見せられるの…//」
「その方が緑間君興奮するからさ?人に見られると興奮するのえっちさんだね〜?」
夏の気温の影響で暑かった体が更に熱を籠もらせる。
ちらりと横をを向けばそっぽを向いている時也も耳が赤くなっている。
「クソッ!お前趣味悪すぎ…!」
「だーかーらー、人前に出る時は言葉遣い直しな?お仕置きしちゃうよ?」
「いやだから…!」
「…次直ってなかったらお仕置きだから。」
「ッ!」
急に声のトーンが一段と低くなる。
ふわふわとした喋り方では消しきれない威圧感に言い返せなくなる。
「…ほら、気を取り直して花火見に行こ?」
バンッと大きな爆発音に続いて夜空一帯に輝く炎。
「音大きい〜!」
「はしゃぐところそこ…?」
「いいじゃん!いいじゃん!あ!今のめちゃくちゃ綺麗じゃない!?」
「…………。」
「そ、そうだね…」
言葉遣いを直せとは言われてもこれが普通だったから直そうにも直せない。
そのため極力話さないようにするしかならなくなる。
お仕置きだけは本当に…。
「そろそろ終わりそうだね」
「…………。」
考え事をしている内に花火の打ち上げが終わりに近づいていたようだ。
「もう帰りか〜、意外と早かったなぁ…」
「眠い…もう9時半なの…緑間、明日の支度…」
「今日は緑間君、僕の家に泊まるから」
は…?
何で?
「……いやっ、俺白尾に帰るっ…」
「黙って」
「え、今日泊まるの?何時くらいに帰るか連絡頂戴ね、ばいばい二人共!」
反対の方向にいる彼に助けを求める。
「時也、待てっ…」
「ねえ」
右手首に熱と痛みが迸る。
掴まれた。
三人の中で最も非力な自分では到底逃げられそうにない。
付喪が装着してあれば対処出来たかもだが今は生憎ショルダーバッグの中。
「お仕置きするから、急いで帰ろ?」
「な、汚い言葉遣いしなかっただろ!」
「直すのと喋らないは違うんだよ?分かってる?あーあ、もう少し楽しく話したかったなぁ」
暑さが原因ではない汗を頬に流す。
この後されるお仕置きへの恐怖か、彼に失望されてしまったことへの恐怖か。
なんでこんなヤツに自分の痴態を晒さなければならないのか。
彼の家までの道が長くも短くも感じられる。
「い゛けない゛っ、はーっ、しぬ…もうむりぃ…////」
家具の類は今自分が横たわっているベッドのみ。
手首には金属特有の冷たさがある手錠が着けられたが長時間着けていたためもう冷たくはない。
甚平を着たままにも関わらず玩具がナカを割り広げているのは彼が服の隙間を縫って挿れてきたからだ。
シャワーすら浴びずにお仕置きをされているため汗、涎、我慢汁、様々な体液でシーツをぐちゃぐちゃに汚してしまっている。
厄介なことにいつもはコックリングなんて使わないのに装着されているためイけない。
「んー、そろそろ外してもいいかな〜」
そろそろ終わりか。
シリコン製のソレを外されると同時に彼の指が自身のソレを掠めただけでイきかける。
「っナカのっ、ヤツも…」
「最近ヤッてなかったからヤッてもいいよね」
「はぁ゛…!?//ぜってぇ無理…!/」
「だって君も満足にイケてないでしょ?」
「ぁ…せめて玩具抜いてから……」
彼と体を重ねた回数はまだ指で数えられるほどしかしてないが、その内の半分以上意識を飛ばしている。
加えて激しすぎて次の日は足に力が入らない。
それに玩具の刺激まで加えたら本当に壊れてしまう。
「後ろもぐちょぐちょじゃん、後背位試してみるかな」
「ひっ…おい、むり、まって、//んああ゛っ!!?♡♡」
布越しの肘を掴まれ押し潰されるような形でピストンを受ける。
玩具も抜いていないため振動がより奥に、気持ち良いところに直に当たる。
「抜けよぉ…!////お゛ぐやらぁっ!!ごめんなさい!♡ごめんなさっ…♡♡」
「可愛いね、もっと鳴いてよ♡」
一気にずるりと引き抜かれ再度奥にばちゅんと大きな音をたて押し込まれる。
「ぁ…?お゛っ!?♡これ゛っ、おがしぐなる゛っ!♡♡」
「ほら、イっていいよ」
「あっ、あっ、いくっ…イグッ…!//イッちゃう…////」
「ね、僕も出すから受け止めて?」
「あ゛っ…♡ん゛ん…!♡いったん、とまれ…//♡」
「ちょ、締まり強い…//駄目っ、止まれないかも…/」
「まっへ…!//なんかっ、入っちゃいけないとこっ、はいっでる゛っ!♡♡」
理不尽にどちゅどちゅと奥を突かれ続けている。
やばい、飛ぶ。
「大丈夫だから、もっと気持ちよくなれるよ♡」
「〜ッ!あんっ//、すきぃ…♡すばるッ♡♡もっと…♡♡おくほしぃ…/」
「ふふっ、やっと堕ちてくれた…♡」
「お゛っ!?♡♡ぁ…♡あ゛っ…♡♡♡♡あっ//♡あ゛、////〜っ♡」
「もう喋るほど余裕ないもんね?いつも以上に激しいからね…♡」
何かを語りかけられてる気がするがそれを考えるほどの余裕と体力がない。
…何だかんだお仕置きの後はこんなレベルでヤッてるな…。
「朝まで繋がってよーね?」
「ぁ…//うん♡がんばる…♡もっとめちゃくちゃにして…/」
「本当に君さぁ…//」
不確かな意識の中でも続く快楽の波。
もう戻れない。
戻れなくても良い。
そう思いながらこのきもちいい行為を続けていく。
end
コメント
4件
主様のおかげでkei受け愛が止まらない…!!!大好きです!!!感謝の意を込めた土下座で次の作品待ちます!!!💕✨
待ってました~!♡と/のおかげでkei君のかわいさが増したと思います!またハート押しに来ます😊