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※微量のヒロうり表現有。
「俺、愛が知りたい。」
それが俺の口癖らしい。
そりゃそうか。
だって俺、愛って感情だけまだ知らないんだもん。
ま、ぁ、、、昔はいたな。こんな俺に、愛がなにか教えてくれた奴らが。
確か、、、4人くらいだった気がする。
ただ、もう砕け散ったけどな。
最初に教えてくれたのは、緑の奴。
子供が着てそうなかわいい恐竜のパーカー着た奴だった。
緑 「んー愛かぁ…」
緑 「ギュゥゥゥ…!」
黒 「おわッどしたw」
緑 「今俺がしたこと。こーゆーことされて嬉しい気持ちになって、
これからもずっと何があってもこうしてやるって思ったら、
それが愛なんじゃない?」
そう、教えてくれた。
たくさん、たくさん、俺といてくれた。
でも、、、彼は高校生で死んじゃった、、笑
病死だったって。生まれつきの、重い病気。
仕方無かった…のかな笑
2人目は頭のいいメガネの奴。
あの、緑の奴が死んじまったときから話すようになった。
よく、勉強も教えてもらってたな笑
紫 「うり、勉強苦手でしょ?」
紫 「これ、苦手だけど、この人とやると楽しく感じる。」
紫 「そう思えたら愛だと思うよ。」
っていってたな…
だけどな、そいつ、急に俺に言ってきたんだ。
紫 「なんでこんな馬鹿に勉強なんか教えなきゃ…!!」
紫「挙げ句の果てには愛が何かまで求めやがって、、、」
紫 「はっきり言って迷惑だ!」
ってね、そこで絶交したよ。
3人目は、、、花が好きな奴だった。
なんだっけ、ポピーって花が好きらしくてさ、
変だよな、面白い奴だったぜ、
そいつといるのは楽しくて仕方なかったよ。
青 「ポピーのように美しくてかわいい両思いこそ愛ですよ!」
青 「そして、そんなポピーの蜜をハチさんが取りに来てたら
愛のレベルじゃないですよ!!!」
青 「ポピーとハチさんを愛と言います!!」
めっちゃ面白くないか?こいつ。
普通に好きだったわ、
、、、そいつ、親の仕事の事情で転校だって。
お互いスマホ持ってなかったから、
それから会ってもないし、連絡も取ってねぇ。
次会うのは、、、多分、同窓会かな笑、多分。
最後、こいつは俺の初恋の人。
王子様みたいで、イケメンで、優しくて、明るくて…
本当に大好きだった。
灰 「…俺と、付き合ってください、うりさん。」
黒 「、、はい!」
灰 「うり、、ほら、もうこれが愛じゃん。」
嬉しかった。同性愛が実ったんだから、嬉しくない訳ないか。
でも、悲しさも嬉しさと同等だったな。
急に、知らない男連れてきて、
「ごめん。俺、やっぱり彼の方が好き。別れよ」
だぞ…
大泣きで顔がぐしゃぐしゃで、、、
その場ですぐに
「わかった。今までありがとう。」
それだけ言い残して逃げたよ。
俺は不登校になった。
顔、合わせたくなかったからな。
ん?今の俺は、って?
俺は黒髪で赤メッシュの子と付き合ってるよ。
ほんと大好き。
赤 「うりーー!あーそぼっ!」
あ、来た。
黒 「ゆあんくんだぁ〜!」
赤 「はぁ、うりかわいすぎ、」
赤 「…あ!うり、これ!」
赤 「はい!」
黒 「ん?なにこれ…」
彼、いや、ゆあんくんが渡してきたのは_____
別れよ。たった一文。無造作に書かれた1枚の手紙だった__
黒 「あ”、あ”ぁ’、、、ボロボロ」
目から、自分でも見たことないくらいの大粒の涙が流れた。
黒 「い”、、い”やだぁ、、、ボロボロ」
黒 「ゆ”あ”んぐん、、、ど、わがれだぐな”、、、ヒック、」
赤 「無理。」
黒 「あ”、ぁ”…わかった、、ッ別れよ」
赤 「え”、、、やだ、、やだぁ”ッ!!」
赤 「わがれだぐな”いッいやだ!ボロボロ」
俺は愛を知れたみたいだ。
__よかった。