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~💛~
💛「で、俺のところに来たと」
🧡「もう、俺、どうしたらええんや…」
とりあえず、それまでの経緯を号泣しながら話した康二を家の中に迎え入れる。
二人が交際していたことは、康二から嬉しそうに報告を聞いていたので知っていた。
翔太には少し我が儘で気が強いところがあることも知っていたが、急に恋人に別れを告げるとは、俺も正直すごく驚いた。
🧡「照兄ぃ助けてや~」
康二の顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃになっている。
俺は昔から康二のことを弟のように可愛がっていたが、今回はあまりにも可哀想だ。話を聞いて、俺が何か力になれればいいのだが。
💛「そんなに泣くな。翔太にも事情があるんだろ。その、翔太は好きな人についてはなんか言ってたのか?」
康二は力なく首を横に振った。
🧡「わからん。好きな人ができたってしか言ってへんかった」
💛「そうか」
🧡「あ」
💛「ん?」
🧡「せや、翔太を尾行すればええんや!」
最高のアイデアを思い付いた、と言わんばかりに康二の顔は輝いている。康二は俺のクローゼットを勝手に開けて、帽子と上着を俺に差し出した。
🧡「照兄はこれ!」
💛「え、なに?」
🧡「なにって、変装や、変装!」
💛「えええ…」
康二は俺の帽子を被り、サングラスまでかけてやる気満々だ。
康二に無理矢理手を引かれ、翔太の家まで行った。しばらくして、玄関から翔太が出てきた。
🧡「あ!翔太や!!」
💛「ばか!静かにしろっ」
🧡「あ、せやな」
大男二人がこんな街中でこそこそしているので、多分すごく目立っている。そんなことは一切気にしていないのか、康二は一生懸命に翔太の後ろを追いかけている。
翔太は後ろを振り向く素振りも見せず、交通機関を乗り継ぎ、俺たちの見知った家の付近まで来た。
🧡「え、ここって…」
そう、ここはグループ最年長のふっかの家だ。まさか翔太はあいつと…?と俺たちが悶々と考えを巡らせていると、翔太は案の定家の中に入っていった。
🧡「ふっかさん許さんで…!」
💛「まあまあ、まだ決まったわけじゃないから…」
と、怒る康二を宥めていると、何故かラウールがやって来た。
🤍「あれ?康二くんと、岩本くんじゃん。こんなとこで何してんの?」
俺たちの変装は全く役に立たず、あっさりとラウールに見破られてしまった。
💛「実は、かくかくじかじかで…」
🤍「なるほどねぇ…。振られちゃったのか」
俺が事情を説明すると、ラウールは納得してくれた。
🤍「んー、ふっかさんとしょっぴーが付き合ったみたいな話は聞いたことないけどな。あと、俺は普通にふっかさんに飲みに誘われて来たんだけど」
嘘をついているようには見えないし、二人が付き合っているとしたらラウールは誘われないだろう。
っていうことは、ふっかとラウは違うようだ。
💛「そうか。ありがとな」
🤍「全然!俺も康二くんたちに協力したいし、できることあったら何でも言ってね」
🧡「ありがとうな、ラウ!」
ラウールとはそこで別れ、俺たちは帰途についた。
ラウールに情報提供をしてもらって、今日は普通の飲み会として翔太はここに来たことがわかった。
🧡「ふっかさんとラウが違うんなら、俺は舘さんが怪しいと思うで」
確かに、翔太と舘さんは幼稚園からの幼なじみとかでとても仲が良い。可能性はあるかもしれない。
何だかんだで始まった犯人捜し(?)はその後も続くのだった。
次回に続きます!