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前回なんやかんやあって、付き合うことになったオレと類。
「あああああ!今日はセカイで練習の日だった!!」
もう、、、どんな顔してセカイに行けば、、今更恥ずかしいのだが。
仕方ない。そろそろ行くか。
シャラララララン
~ワンダーランドのセカイ~
シャラララララン
フヨフヨ フヨフヨ フヨフヨ
ん?へ?
「な、なんだこりゃああああああああああああ!」
「んもう司、うるさい。」
小言を言っているのは、草薙寧々。ショー仲間で、うちの自慢の歌姫だ。ちなみに類とは家が隣で幼馴染だ。
奥にいるのは、鳳えむ。こいつもショー仲間で、俺たちのユニットが所属するフェニックスワンダーランドを経営する、鳳グループの令嬢だ。
「あっ、寧々。すまん。だが、これは、、?」「分からない。って、えむ!!あんまり触らないで!!」
「ええ?何でえ?ハートさん、とってもふわふわでぽかぽかなのに、、、」
そう。数え切れないほどのハートがフヨフヨと宙に浮いているのだ。
「あっ、えむ!!あんまり遠くまで行くとあぶない!!」
「ねえ!!二人とも!!こっちみて!!」
ん?なんだ?と思い、えむのほうに目を向けると、、、
「みてみて!!あっちのほうにおっきいふわぽかハートさん!!」
「でっっっっっっかああああ⁉」「え、、でっか。」
しかも、ようく目を凝らして見ると、、、誰かがハートの下に埋まっている。、、、類だ。「わわわ、類君が埋まってる~⁉助けなきゃ!!」
「ま、まってえむ。」
タッタッタ、、
「ま、待ってくれ!!オレも行く!!」
正直、類と顔を合わせるのは、とっても恥ずかしい!!!!だが、しょうがない。けがをしてしまうと困る。
タッタッタ、、
「「「「つ、疲れたーーー」」」
「みんなありがとう。、、、ところでこれはなんだい?」
フヨフヨ。
「それがねそれがね、あたしたちにも分からないんだよね~。」
えむが答える。そのとき、俺の頭が閃いた。むむっ。いいことを考えたぞ!!
「お前ら!!ミクとKAITOを呼んで、教えてもらえばいいんじゃないか⁉」
「、、、たしかに。」
「わああ~!!司くん、天才⁉」
「天才ではないけれど良い方法だねえ。」
おい、こいつ今、天才じゃないって言ったか⁉どこからどう見ても天才だろ⁉
まあいい。ミクとKAITOを呼ぼう。
「ミク―?KAITOー?」
ポンッ
「わあ☆ミクだよ~☆」
「やあ、みんな。来ていたんだね。」
「ねえねえ‼このふわぽよハートはなあに?」「ふっふっふ~☆それはねえ、、、司君‼司君のセカイだし、キミが一番分かってるんじゃな~い?☆」
ミクが企むような顔をし、KAITOは呆れたような顔をする。まっまさか、帰りのアレのせいか、、、?
「もう、ミクったら、、、ほら、ショーの準備するよ‼」
「まって、KAITO‼まだ司君の話聞いてな、ちょっ引っ張らないでええ」
な、ナイスだ‼KAITO‼そう思った瞬間、寧々とえむがこっちを、振り向いてじっと見つめてきた。
「なにがあったの?司。」
「なになに~?教えて~‼司くーん‼」
あああああああ終わった、、
てか類。なんだ、そのニヤニヤした顔は‼口角を下げろ‼
こうしてオレは今日の放課後にあったことを二人に伝えた。
「はあ、、やっとか。」
「司くん、やっと気づいたんだね‼」
え、、、なんて?
「お前ら、気づいていたのか?」
「うん。」「もちろんっ‼」
「気づいてなかったの司君だけだったから。あんなにアピールしてたのに、、、よよよ」
オレ、鈍感かよおおおおおおお。
「それにしても、司君、キスしただけでセカイがこんなになっているとは。純粋で可愛いねえ」
何を言っているんだ⁉
「オレは、可愛いじゃなくてカッコいいだぞ⁉」
「はい。はい。」ナデナデ
「撫でるな////」
「あ♡照れてる?」
「むう。照れてなどいない‼‼」
「なにあれ、、、、。えむ。」
「なあに?寧々ちゃん‼」
「あっち行こう。」
おい寧々‼死んだような目でこっちを見るなあああああ‼
こうして、波乱万丈な一日は幕を閉じたのだった。
次回、「デート大作戦。」デュエ〇スタンバイ‼