テラーノベル
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ロビア「さて…次はどこを切り下ろされたい?」
gr「魔女殿ッ…!」
gr「(やはりひとらんをッ…!」
em「グルッペンッ!」
gr「エーミールッ…?!」
em「はぁ”ッ…はッ…!ゴクッ…!」
em「良かったッ…間に合ってッ…」
gr「何をそんな息を荒らしてッ…」
em「説明は後ですッ!とにかく今はチーノくんの為の時間稼ぎをッ!」
em「今ここで魔女に人を殺させたらッ…!」
em「我々も国民も取り返しのつかないことになりますッ…!」
em「今はとにかくッ…!」
ci「はッ…はッ…!タッタッタッ!」
彼に賭けるしかないッッ!!
遠く無い昔
人に愛されなかった人間の少年を
私は知っている
ロビア「……私はお前の母親じゃないわ…」
ロビア「食べたなら早く近くの村にでも拾ってもらいなさいな…」
███「……ここらへん…あの村以外ない…ボソッ…」
ロビア「じゃあ…そのまま諦めて野垂れ死ぬの?」
███「……フルフルッ…」
███「まじょさまに…ついていきたいです……」
ロビア「私は…貴方の両親を殺したのよ?」
ロビア「そんな魔女が……子供だからといって手を抜く生き物だと?ジッ……」
███「…まじょさまは…良い人…です…ボソッ…」
不思議な人間の子だった
親を目の前で殺されながら
私を善人を崇めるような目で見つめた
真っ黒な私の鋭い瞳を
ロビア「……良い人…ね…」
ロビア「フフッ…w」
ロビア「貴方…人間の中でも馬鹿な方なんじゃないかしら?クスッw」
███「…✨️✨️」
ロビア「……何よ…」
███「まじょさま…!笑った…!✨️」
ロビア「!!!」
人間の考えることは全部わかると思っていた
でもそれは勘違いで
私はまだ人間というものが
あまりわかっていないらしい
███「…着いてっていいの……?」
ロビア「…好きになさいな…ザッザッ…」
その後
私は人間の少年に
この世界で生きる為の術を教えた
狩の仕方や作物の育て方
人間や魔女の欺き方
残酷なところで生きるため
必要最低限のことを教えた
ロビア「……変な子ねぇ…」
███「あ!魔女様ぁ〜!ブンブンッ!」
ロビア「…ニコ」
愛情なんて湧かない
転んでる姿を見ても
███「ぉわッ…!ドテッ!」
人間の母親や父親のように
手を貸すこともない
ただ笑って見ているだけ
ロビア「あっはっははは!ww//」
███「ヘヘッ…w//」
でも何故だろう
███「魔女様!俺がエスコートしますよ!///」
ロビア「あら、転んで頭を打つのだけは辞めて頂戴ねクスッw」
何処かで私は
ロビア「…それがお前が決めた道なら……」
███「ッー……」
ロビア「泣くんじゃないの、お前が決めた道を…」
進みなさい
ロビア「私は優しい母親じゃない…ただの極悪な魔女よ……ナデッ…」
ただの暇つぶし
この長い命の使い潰しをしているだけ
ロビア「…行きなさい、ここら遠くへ」
そんな暇つぶしの時間を
呪いのように
忘れられずにいる
こんな時
人間の母親なら
ロビア「………」
愛してるとか言うのだろう…
ロビア「……(ルピーの回復に少し時間が掛かるか…」
ロビア「…そうだ…今ここでもう一人生贄を選んでもいいわよニコ」
syp「ッ!!」
em「ショッピくんッ…気持ちはみんな同じですッ…!」
em「でも今は抑えてッ…チーノくんが必ずやってくれるからッ…!」
syp「エミさんッ…」
ロビア「それとも…カツカツ…」
ロビア「ビシッ!!」
今ここで全員殺す方が手っ取り早い?
zm「ゾワッ!!!」
zm「ヒュッ!」
em「ゾムさんッ!」
ロビア「カキンッ!」
zm「フッー…!」
ロビア「行儀のなってない犬ね…ボソッ…」
ロビア「そこで座ってなさいクイッ!」
zm「ズシッ!!!!」
zm「カハッ?!」
rbr「ゾムッ!!」
ロビア「…敵とは…外だけではない…」
ロビア「貴方達人間はいつもそう安心しきっている…ジトッ…」
ロビア「人間にとっては仲間というものは信頼できるものでしょうけど…それは時に…」
貴方達にとっての手強い敵よ
gr「それはこちらも重々承知だ…」
ロビア「の割には…貴方はあの自我のない男を生かしている…」
ロビア「心の奥底で理解していても」
ロビア「それを行動に起こせることは中々できない」
ロビア「私たち魔女は冷徹と言われるけれど…」
ロビア「甘ったるい貴方達よりずっとマシよ…ギョロッ!」
gr「ッ……」
ロビア「…クルッ……」
ロビア「…お前たちに涙など……」
mb「ヒッ!」
ロビア「スッ…」
ci「スゥッ……!」
ちゅうもぉぉぉくッッッ!!!!
em「良かったッ……!」
ci「はッ…はッ…!」
em「チーノくんの方がッ…早かったんだねッ…ヨロッ…」
rbr「エミさんッ!ガバッ!」
ロビア「……」
ci「すぅッ…はぁッ~…!」
ci「皆さんッ!僕にッ…!僕に彼女の話をさせて下さいッ!!」
ci「魔女や魔男は冷徹無慈悲ッ…辞書でもことわざに出てくるほど彼らは残虐と言われてきましたッ…」
ci「でもッ!それは我々が勝手にそう認識しているだけとは思いませんかッ?!」
mb「どういうッ…ことだッ……?」
mb「でもぉ”ッ!!私は実際に愛する人を奪われたわッ!」
mb「それはあの怪物達が残虐なのを証明するのに十分すぎる証拠よッ!!」
ci「ではッ!我々は魔女に何もしていないと思いますかッ?!」
ci「先に住んでいた所に人間が国を勝手に作りそこを領土と主張したッ!」
mb「それはッ…!」
ci「それでもッ!!彼等は我々を追い出すことはなかったッ!」
ロビア「………」
rbr「あんなにッ…チーノってッ…」
gr「ははッ…w」
sya「グルッペンッ…?」
gr「もうッ…次の世代が走り始めたんだッ…w///」
gr「若者とはッ…実に面白くッ…読めない生き物だ…w」
ロビア「……グッ…」
ci「我々人類は正しい生き物ではないッ!」
ci「血を流して得た知識もあればッ!涙を流して努力をしてッ!得た知識もあるッ!!」
ci「その知識はッ!自分達が幸せになるためであってッ!!」
人を傷つけるためのものではないッッ!!!
先程まで魔女に石を投げていたもの達は
たった一人の青年の言葉に魅了され
静まり返っていた
ci「魔女様ッ!」
ロビア「……何かしら?」
ci「もし代表で生贄が必要ならばッ!」
ci「俺の首を斬ってくださいッ!!」
syp「……は?」
rbr「彼奴ッ…!」
sya「チーノッ!!今すぐその言葉を撤回しろッ!」
sya「今やったらまだッ!((((((」
ロビア「いいえ、発言の撤回は認めないわよ…カツカツ…」
ロビア「…愚かな人の子……」
ロビア「あなたにはその責任を全うする気はあるか…改めてもう一度言いなさい」
ci「ッ…もしッ…魔女様がそれを望むのならッ…!」
ci「俺はッ…この国の人達のためにッ…」
この首で恩を返したいですッ…!
ci「ギュッ…!」
ロビア「……その言葉…嘘偽りないのなら…スッ…」
mb「…腕がッ…治ってッ……」
ロビア「お前は許してはいない…ただ…」
ロビア「1人の愚かな人間のその意志に…頷いてやった迄だ…ジトッ…」
mb「ゴクッ…!」
ロビア「総統殿…ご迷惑をお掛けしましたわニコ」
ロビア「予言は明日お伝え致しますわね…カツカツ…」
gr「…承知致しました…スッ…」
魔女は未来を見ている
ロビア「……ルピー…部屋へ戻ろう…カツカツ…」
長い生の中で
1人孤独に未来を見据えている
ci「おッ、ぉわったぁ”ッ~…!ヘタッ…」
神様は魔女をなんのために作ったのか
それは誰のためで
何を守るためなのか
ロビア「…必ず…帰りましょう……ナデッ…」
私達の居場所へ
愛も時間も
見えなくて
いつかは必ず枯れる
そんなものに
縋って縋って
手をそれでいっぱいにしたいから
私たちはそれを追い求めている
そう私は
思ってしまうのです
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コメント
1件
いッッッッッッつも神回っすね (;ω;)カンドウ...✨
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