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病理学に於けるウィルスヒョウの大きな貢献の一つは、系統的な病理解剖(剖検)ともいい、病気の原因を探る為におこなう解剖のことです➖の方法を開発したことである。
この方法を用いて、白血病(正確には慢性骨髄性白血病)という病気は、細菌の感染により反応性に炎症が生じて白血球が増えているのではなく、白血球が腫瘍性に増殖した血液細胞のがんである、と私は思います、そのとき、ウィルスヒョウは天才的であり、このウィルスヒョウと言う人物はは病理学において大きな貢献をしただけでなく、鉄血宰相ビスマルクの政敵として争ったり、「古代への情熱」のシュリーマンと仲良く発掘調査をするなど、ものすごく多才な人であった。
いまでこそ、病気の原因がかなりわかって来て、その検査法も沢山ありますが、ウィルスヒョウの時代はそうでは無かった。
顕微鏡で細胞や体内組織を観察する、というのが最先端の技術、というよりもほとんどそれしかなかったのである。
しかし、ほぼ全ての細胞は透明か半透明であって顕微鏡で見ても何が何やらで分からなかった、そこで大きく貢献され、細胞を染色することができるようになり、いろいろなものが「見える」ようになったのである。
今でも最も一般的に使われるヘマトキシリン・エオジン染色というのは、その頃に開発されたものである。
ちなみに、ヘマトキシリンというのは好塩基性色素、エオジンは好酸性色素であり、それぞれ、細胞の塩基性物質(核)と酸性物質(細胞質の一部など)を、青紫色と赤〜ピンク色に染め分けている。
ときどき、新聞やテレビなどで人体組織の顕微鏡や解剖を見ることがあるかもしれないが、ごく普通の染色というと、このヘマトキシリン・エオジン染色である。