テラーノベル
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僕が映画の主人公だったら
貴女と結ばれて
幸せな未来まで描かれるでしょう
もとからストーリーがあって
すれ違って また出逢う
そんな奇跡が起こせてしまうんだ
僕らがフィクションだったら
現実はそう甘くないね
すれ違いすら
起きないことだってあるしさ
出逢いも易しくはないんだ
何回 難解も
映画だったら
乗り越えられるんだろうな
「僕が守る」なんて
ロマンチックな台詞を囁いちゃって
二人で乗り越えていくんだ
僕にはそんなキザな言なんて言えないし
誰かと乗り越えるような度胸もないな
総てがフィクションとは違う
だからこそ、ノンフィクションは美しいと
誰か云ってくれないかなあ
何回も 何階も
駆け上がって 貴方に会いに行く
ノンフィクション
何もないような僕が
ロマンチックなことを言うから
上った階段降りて
二人で手を取って踊りたいよ
実際は、独りで寂しく
階段の踊り場で座って泣いている
そんな僕を誰か見つけてほしいのに
スポットライトだってカメラだって
笑ってる顔だけ照らして
大きなスクリーンに映すの
何回も 何千回も
君に出逢いに行くから
無理でも 弱くてダサくても
何だって 僕は諦められないから
ドラマチックなシーンにしてよ
映画の主人公なら
告白の涙だって美しい
なんだって全てが綺麗になるんだ
僕のノンフィクションが
映画になればいいんだ
コメント
1件
うわあ…切ない。映画みたいに甘くはならない現実で、それでも「何千回も君に出逢いに行く」って言い切るところが胸に刺さりました。「告白の涙だって美しい」ってフレーズ、憧れと諦念が混ざってて、すごく響きました。ノンフィクションだからこそ美しいって誰かに言ってほしい気持ち、わかるなあ…。読後、じんわり余韻が残る詩でした。
RanJam
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