TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

キキィィィーードンッ…

目が覚めた。私は死んだのかな…?

(あれ?何これ。ダンボール…?なんで私はダンボールの中にいるの…?)

私はダンボールから少し顔を出す。

(あれ?なんかこの家、すごく大きい…?)

目の前にある家はすごく大きい…のかな?見覚えがある気が…。

と、その家の玄関から人が出てくる。すごく大きい人…。

(って、龍!?)

玄関から出てきたのは龍だ。なんでこんなに大きいの…?

「あれ…?これは…?」

龍が私に近づいてくる。

「なんでここに子猫が…?拾ってください…って…。」

どういうこと?子猫…?もしかして、私、猫になったの…!?

そうすると全てのことに合点がいく。私は捨て猫で、ダンボールに入れられていた。私は体が小さいから家も龍も大きく見える。

「お前、捨てられたのか?俺の家に…来るか?」

私はにゃーと、返事をする。

「俺のこと、怖くないのか…。なんか、優里みたいだな。」

(え、私…?)

私はにゃーん?という。

「ああ、優里ってのは俺の幼馴染なんだ。もう、事故に遭って亡くなっちゃったけど…。お前みたいに人懐っこくて明るいやつだった。」

あ…そっか。龍は私が事故にあって死んじゃったところ、見てたんだよね…。

「にゃー。にゃーん。」

と、私は慰める。

「慰めてくれるのか…?ありがとな。」

龍は私を抱っこして、家へ入って行く。

「お母さん!お願い!この子猫を飼わせて!!俺の心を癒してくれる気がするんだ!」

「そこまで言うなら…。でも、ちゃんとお世話するのよ。あと、明日必要な物、買いに行きなさい。」

「うん!お母さんありがとう!」

龍は満面の笑みで私を見る。私、これからどうなっちゃうのー!!


ー第4話へ続くー

この作品はいかがでしたか?

14

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚