どうも。ななです。
今回は、いつもとは違う設定でお送りします。
なーくん主役なのは変わりません。
ずっとなーくん目線です。思考もね。
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こちらの小説には、なーくんの活動休止中のパロディが含まれます。
1部曲パロもありです。
最後はハピエンです。
読み切りですが、好評なら続編・番外編を投稿予定です。
それでは、ぜひお楽しみください。
いつから世界は
こんなに残酷になったのだろう
あの頃はみんな輝いて、
それに俺も、
照らされているって
希望をもてたのに
〜数ヶ月前〜
な「みんなお疲れ〜!!」
り「お疲れなーくん!」
る「お疲れ様です!」
こ「おつかれ〜!」
さ「疲れた〜…」
ジ「じゃあ一通り終わったことやし、みんなで飲みにでも行かん?」
全「いいね〜!」
あははっ…
…こんな夢みたいな生活が…続いていれば良かったのになぁ…
最初、俺は知らなかった。
ジェルくんが走って来てとあるひとつのネットの画面を見せてきた瞬間、
夢のような幸せが終わったんだ。
ジ「なーくん!!これ、ほんとなん!?」
そう言って彼が見せてきたのは、俺が最低なことをしたことについての記事だった。
な「あ…」
メンバーに知られてしまった。
もう元の生活は出来ない。
そう思ってしまった瞬間、
俺はプツンと糸が切れたように泣き、
膝から崩れ落ちた。
その時、メンバー全員がなにかを言いながら、
俺によってきたようだったが、何も聞こえなかった。
きっと罵倒されたのだろう。
そう思ったあと、俺は意識を失った。
次に目が覚めたのは、見知らぬ部屋、病院だった。
周りにメンバーがいた。
俺はメンバーの顔を見て、倒れる前のことを思い出し、
メンバーがなにかを言おうとした瞬間、
な「出てって!!」
…と、叫んでしまった。
その後、我に返り、メンバーの顔を見た。
あるメンバーは驚いたような顔、またあるメンバーは絶望したような顔、
更には泣いてしまっていたメンバーもいた。
やってしまった、絶対に嫌われた、そう思った。
な「で、出てって…お願いだから…」
俺は控え気味に言った。今更謝っても許してくれないとおもっていたから。
メンバーがぞろぞろと病室から出ていった。
最後まで俺の**“元”相棒**は残ろうとしていたが、メンバーに言われ、渋々出ていった。
気づくと、俺はまた涙を流していた。
きっと、彼も俺のこの顔を見て、残ろうとしたのだろう。
俺は耐えられなくなり、点滴などを全て取り、着替え、
病室から飛び出した。
途中、メンバーが追いかけてきたが、俺は振り返らずに、走って逃げた。
あの出来事から数ヶ月後。
俺は個人チャンネルにあげていたことなどを全て消した。
ネットでの俺に対するアンチのコメントも全て見たくなかったので、
俺はスマホやパソコン、テレビなどの、外部との通信手段を全てしまった。
でも最近、何故かまた、俺としてじゃなくてもいいから、
彼らに会いたい、話したいという思いが出てきた。
だから変装をして、ライブに行くことにしたんだ。
久々に来たなぁ…あっ始まる…
…みんな…楽しそう…みんなはちゃんと輝けてたんだね…良かった…
…あとは握手会…
まずは莉犬くん…
り「わぁ〜!来てくれてありがとう〜!!」
な「…ペコリ」
り「…?ねぇねぇ、僕たちって何回かあったことある…?」
な「ビクッ…な、ないです…」
り「そっか…?でもその声どこかで…」
な「お、俺もう行かないとなので…!ペコリ タッタッタッ」
り「えっ!?ちょっ!」
次はるぅちゃん…
る「来てくれてありがとうございます!」
な「…ペコリ」
る「あなたの名前はなんですか?」
な「あ…え…?」
やばい…名前なんて考えてない…
る「…?どうしたんですか…?」
怪しまれてる…名前…あっ
な「…紫兎(しう)です…」
る「しうさん!素敵な名前ですね!ニコッ」
な「…!!ポロッ」
やばい…涙が…
な「ご、ごめんなさいっ…!タッタッタッ」
る「えっあっ!?しうさん!?」
次はころちゃん…
こ「お!来てくれてありがとね〜!」
な「…ペコリ」
こ「君の推しはだぁれ?」
な「え、えっと…箱推しです…」
こ「そっか〜!僕も推してくれてるんだ!ありがとね〜!」
な「…はいっ…ニコッ」
こ「…!!なーくん…?」
な「ビクッ…は…え…何を…?」
こ「ごめん、顔よく見せてくれない…?」
やばい…バレたら絶対にダメ…!
な「ごめんなさいっ…!タッタッタッ」
こ「あっ!待って!」
次はさとみくん…
さ「来てくれてありがとな」
な「…ペコリ」
さ「…で、なんでそんな顔してんの?」
な「え…?」
さ「めっちゃ悲しそうだよ?君」
俺は無意識に悲しい顔をしてたらしい。
な「だ、大丈夫ですから…!!」
早く行こう、そう思って行こうとした時、
さ「待って…!」
そう言って彼は俺の腕を掴んできた。
その時、帽子が落ち、俺の特徴的な紫色の髪が出てしまった。
さ「…!?なーくん!?」
な「っ!?タッタッタッ」
俺は腕を振りほどいて走って逃げた。
最後はジェルくん…1番リスクが高いけど、彼にはどうしても会いたい。
ジ「…!!来てくれてありがとな!」
な「…ペコリ」
良かった…バレてないみたい…
ジ「ちょっとええ?」
な「へ…?」
そう言われ、気づいた時には帽子やマスクなど、全て取られていた。
ジ「…やっぱり、なーくんやったんやな。」
な「っ…!?」
やばい…バレた…!
そう思い、逃げようとしたが、そこに、
全「なーくん!!」
な「あ…ポロッ」
俺の大好きだった…大好きなメンバーがいた。
り「今までどこ行ってたの!?」
る「心配したんですよ!?」
な「え…?」
こ「そうだよ!?ほんとに心配したんだから!!」
さ「そうだよ…みんな心配してたんだぜ…?」
な「そんなはず…!!」
な「俺はっ…みんなを裏切ったのにっ…心配してくれてた訳…!!ポロポロ」
ジ「ある!!」
そういったのは、俺の”相棒”だった。
ジ「そんなこと、誰も思ってない!!」
ジ「それに、なーくんがやったことは最低なことかもしれない、でも今は反省してるんやろ?」
ジ「じゃあもうええやん!な、みんな!」
全「もちろん!!」
な「みんっ…なぁっ…グスッ」
ジ「それに元々、俺らの個性は、なーくんに照らされたんやで?」
ジ「今度はなーくんの番やで!!」
この一言だけで、俺は救われた気がした。
アンチなんかどうだっていい気もした。
〜現在〜
り「なーくん!早く早く〜!」
さ「もう動画撮り始めるぞ〜」
な「待ってよ〜!!」
あれからもたくさんのアンチがきたし、色々トラブルはあったけど、
みんなのおかげで今は何も辛くない。
今は、胸を張って言えるよ。
どうでしたでしょうか。
感想等のコメント、お待ちしてます。
好評なら、続編・番外編も考えておりますので、お楽しみに。
最後は元気に終わります。
おつなな!