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俳優✕ジムインストラクターパロです。
🩷💙になります。
苦手な方はまわれ右でお願いします。
💛さん友人出演です。
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「ジムトレーナーに 一目惚れして、
アプローチに贈り物し すぎて引かれた?
お前ガチ気持ち悪いな」
現在、俺 佐野勇斗はライブ終わりの吉田仁人の楽屋に押しかけて一連の出来事の相談をしている。
仁人とは、事務所が同じで、年齢も近いこともあってこの業界で気兼ねなく話せる数少ない友人だ。
歌が上手く、俳優より歌手のような位置づけの仁人のライブは何回か遊びに来ているが、今日も超満員で熱気が凄かった。
「俺、今まで自分から人を好きになったことなくて、仁ちゃんどうすればいいと思う?」
「うわぁー今全世界のモテない男を敵にまわしました。」
茶化しつつ、ライブ終わりで疲れているはずなのに帰れとは言わず、俺の相手をしてくる仁人はなんだかんだ言って優しい。
「俺、初恋なのよ。」
たぶんこれ本当。
恋愛ドラマに数多く出演して役を通して、多くの恋愛は体験してきたが、自分自身の恋愛というとピンとこない。
一つのスキャンダルで全てが台無しになるこの世界で、必死に仕事をしてきた。
仁人は返答に困ったのか、はたまた俺を慰める為か、相棒のギターを指ではじく。
もしかしたら、俺曲にされる…?
仁人の作る曲ってハッピーエンドある…?
そんな時、仁人のスマホが鳴る。
「!!
お前、もう今日は帰れ!
俺は約束がある。
また飯でも行った時、話聞くから」
スマホを見た仁人が珍しくそわそわと帰り支度をはじめる。
誰かと待ち合わせか…?
疲れてるであろうライブ終わりにわざわざ約束をして、そしてこの嬉しさを隠せない表情である。
好奇心が沸く。
誰だろう?俺が悩んでるというのに、恋人でも出来たのか。
一目見て後でからかってやろうと、
足早に楽屋を出る仁人にくっついて行く。
そんな俺に、仁人はあきらめたのかチラッと視線をよこしただけで、足早にぐんぐん進んで行く。
撤収作業を慌ただしくしているスタッフの合間から
「仁ちゃーん!
ライブ最高やったよ!
ぼく感動しちゃった!!!!」
と仁人に飛びついてきたのは、
まさかまさかの人物である。
塩崎さん!!
俺の想い人である。
今日もめちゃくちゃかわいい。
予期せぬ、出会いに歓喜している俺の隣では、 仁人が「迷わなかったか?太智」と俺と話す時より何百倍か甘い声を出し、飛びついて きた塩﨑さんを抱きしめ返している。
う、うらやましい。
俺を含め、普段の仁人の性格をよく知っているスタッフさんたちは、作業の手を止め信じられないものを見たという顔をして二人に注目している。
渦中の二人はというと、
そんなスタッフさんたちの視線もなんのその、お互いの頬を触りあったり、手を繋いだりとずいぶん楽しそうだ。
綺麗な顔立ちの仁人と可愛いらしい塩﨑さんのやりとりは絵になる。
「塩﨑さん…?」
いつまでも見ていたい気分だが、
いい加減どういう関係か聞きたくなり声をかける。
俺が声を出したことで塩﨑さんはやっと俺に気付いたようで、
「あれ? 佐野さん!?
仁ちゃんと知り合いだったんですね!」
と今日も千億点の笑顔を向けてくれる。
「勇斗が太智と知り合い…?」
仁人も混乱中のようだ。
俺もだ。まさか、先ほど恋愛相談していた相手と好きな人が知り合いとは…
しかもかなり仲が良さそうな様子だ。
そんな俺らに塩﨑さんは、口早に説明してくれる。
「佐野さんは、ぼくの職場にトレーニングしに来てくれるんよ。 仁ちゃんとぼくはあれ?イトコ?ハトコ??とにかく親戚なんです。」
と仁人の前だからか、いつもと違って方言混じりのフランクな口調だ。
和歌山県出身とは聞いていたが、
(聞き出した)
実際に方言を聞くのは初めてで、
とてつもなく可愛い。
仁人は突然、はっ!という表情をして
「勇斗、お前もしや…さっきの話…」
御名答とばかりに俺は頷く。
「俺の目の黒いうちは許さないぞ」
と仁人がこの令和の時代にびっくりな頑固親父のようなことを言い出した。
「?仁ちゃん突然どうしたん?
そういえば!
今日どこ連れてってくれるん?」
塩﨑さんは不思議そうに突然様子が変わった仁人の顔を覗き込む。
「お前、奢られる気マンマンじゃねーか 」
「えへへ」
俺が店ごと買うから、一緒に連れていってくれと仁人に目線で訴えるが、野良犬でも追い払うように手で払われしまった。
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つづくかも…?
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