テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
⚠️注意
お名前を借りているだけでご本人様とは全く関係ありません。晒し行為等は絶対しないでください。
R18指定作品となります。初めて書くので大目に見てくださいm(_ _)m
タイトル通り塩レの初夜の話です。
解像度がとても低いです。そして嘘みたいに長いです。
不快に感じた瞬間逃げてください。
攻💛
受💙
※付き合ってる前提
✄———————————————–‐✄
「吉田さんはさ、俺とえっちなことしたいって思う?」
『…………は?』
時刻は23時過ぎ。明日は二人ともオフで、久しぶりに大智がうちに泊まりに来ている。
せっかくだし、今日はゆっくりしよう。なんて話して、リビングで並んでテレビを見ていたわけだ。
…それが一体どうしてこんな話になった?
『……お前ついさっきまで肉食いたいとか言ってなかった?』
「言ってたなぁ」
『なんでそこからそんな話になるんだよ』
「別にそこからなったわけちゃうよ」
『じゃあ何』
「急に気になってん」
気になるタイミング絶対間違えてるって。 さっきまでテレビのグルメ特集見て「これ食べたいね〜」だのなんだの言ってたじゃん。
『唐突すぎるし、お前よくそんな普通の顔して聞けるよね』
「?だっておれら付き合うてるやん。そんなあかん質問やった?」
『…いやまあ駄目では無いよ。駄目では無いけどさぁ』
付き合ってるからって、そんな何でもないことみたいに聞けるもんなの?急すぎてこっちは普通にびっくりだけど。
……いや、付き合って五ヶ月程度のカップルにとっては、これくらい普通の会話なのか?
たしかに、交際期間を考えれば、そういうことをしていても世間一般的にはおかしくない時期なのかもしれない。世の恋人たちは付き合って2、3ヶ月でそういう段階に進むのが平均だとか、テレビで聞いた気もするし。
…いや2ヶ月はさすがに嘘だろ?
そもそも、男同士ということもあってか、どこかプラトニックな関係を想像していた節があったから、そういうことを考えたことなんてただの一度もなかった。
「…で、どうなん。思わんの?」
『え〜……』
顎に手を当てて考えてみる。
太智とは、オーディションで出会った日からだから、かなり長い間一緒にいる。 気づけば兄弟のような、そう思えるほど大切な存在になっていた。さすがに恋人になるとは思ってなかったけど…
もちろん太智の事は好きだ。 じゃないと付き合ったりしない。
けれど、太智をそういう目で見たことがあるかと聞かれれば。
……ないな。
家族(みたいに思っている相手)を、そういう目で見ることなんて普通ないだろ?
『……わからん!』
「ええー!わからんの?」
『うん』
「なんやねん!まあええけど。俺もわかんないし」
『聞いといて分かんないのかよ』
「だって、おれ付き合うのとか吉田さんが初めてやし。 そもそも恋愛する余裕なんてなかったやん」
確かに。
オーディションを受けて、練習して、デビューして、 気づけば十数年。 恋愛らしい恋愛なんて、まともにしてこなかった。
「吉田さんなら分かると思ってたんやけどなー」
『俺も分かんなかったわ。』
「んー…」
太智がふっと黙った。
そして少しだけ考える素振りをしてから、パッと顔をあげる。 なんだか嫌な予感がした。経験上、こういう時に太智が考えることは大抵ろくでもない。
「じゃあさ、試してみよか」
『は?』
聞き返すより先に、太智が立ち上がる。
「吉田さんも早よ立って!」
腕を強く引かれて、半ば無理やり立たされる。
『うわっ!、ってちょっと待って、試すって何』
「何って」
太智が首を傾げる。
「吉田さんおれのはなしきいてたー!?えっちなことやって!」
思わず頭を抱える。ほらな、やっぱりろくでもない。
『色々言いたいことはあるけどさ。お前性急すぎない?』
「だって分からんままなん嫌やん」
そんなノリですることじゃないだろ。
「ええから早く!」
『うわっ』
こっちの返事も聞かずに、太智が俺の腕を引っぱり走り出す。
そのまま寝室まで連れていかれて、太智は部屋に入るなり俺の手を離してベッドに飛び込んだ。
『ちょっと、俺のベット壊さないでよ』
そう制した俺の声も、どうやら太智の耳には届いていないようだ。段々と楽しくなってしまったのか、ベッドの上でジタバタする太智を見下ろす。
あーあ。今朝整えたシーツがぐちゃぐちゃ。仮にも人のベッドの上で、よくそんなに暴れられるよね。
なんて文句を心の中で飛ばしながらも、結局、強く怒ることもできない。どうやら俺は、太智に相当甘くなってしまったらしい。
……試す。
頭の中で、太智の言葉を反芻する。
もしかしたら、太智なりにいろいろ考えていたのかもしれない。考えた結果がこれなら、最低ではあるけど。
少しだけ悩んで、息を吐く。
『…まあ、いいか』
いつまでも考えていても仕方ない。
太智も俺も、分からないなら分からないなりに、ちゃんと向き合ってみるしかない。
『……やるか』
小さく呟いて、太智の身体を跨ぐようにベッドに乗り上がる。
「おお!吉田さんスイッチはいったねぇ!」
うるせえ。
ニヤニヤ笑う太智は無視して、そのまま覆い被さった。
『太智』
耳元で低く名前を囁く。急に緊張感が生まれた空気の中で、恐る恐る太智の首筋に指を滑らせてみた。
「フハッ‼️」
『………』
そのまま首筋から鎖骨、鎖骨から胸へとなぞる様に掌を這わせる。
「ウフウ‼️」
『……………』
そして、首元に唇を落とし……
「フッハハハアハ‼️‼️」
『っお前さぁ』
思わず手を止める。
『俺今何の遊びしてる?』
「おれ、これ無理やぁ!くすぐったいねんて❗️」
太智は爆笑しながら身を捩る。
ええー。こいつ、雰囲気とか無いの?
その後も体に触れるたび、太智は擽ったがっては暴れるの繰り返しで結局全く進まなかった。
完全に太智のペースに乗せられている。このままだとなにも出来ないまま夜が明けてしまいそうだ。
あまり手荒な事はしたくなかったけど、しょうがない。一旦こいつの体力を削らないと。
そう決めるなり、太智の顎をつかみ、強引に唇を重ねた。
太智が驚いて体を強ばらせるが、構わず唇を割って舌をねじ込み太智の舌と絡める。
舌先を優しく吸って、口蓋をなぞる様に舌を這わせれば、少しずつ太智は大人しくなり、小さく声を漏らすようになった。
「……っ、ふ、……ん、ん!」
『……、ふ…』
「ン、!〜〜~♡」
太智の口から漏れる吐息が少しずつ甘くなっていく。いっつも否定してるけど、やっぱお前こういうちょっと強引なキス好きだよな?
息が苦しくなり顔を離すと、太智は肩で息をしながら怒った顔で俺を見上げた。
「、はあっ、急にすんなやっ!最初息吸えんくて苦しかったんやけど!」
『ハイハイ。そのまま大人しくしてて』
「わっ 」
起き上がった太智を押し倒してまたベットに寝かせる。酸欠で体に力が入らないのか、簡単に倒れてくれた。
よしこのまま脱がせようと服に手をかけた瞬間、太智の肩が大袈裟に跳ねる。
「ちょ、」
「ちょっと待って!!」
『…なに?』
「いっ…たん休憩しやん?」
『しない』
「水は!?水分補給!」
『いらない』
「おおぅ…そっかぁ… 」
悪いがまた太智のペースに呑まれる訳には行かない。
あまりにも迷いのない返事に、太智は一瞬言葉を失った。何か言いたげに口を開きかけるも、結局何も言わず、気まずそうに視線を落とす。
そしてしばらく黙りこんだあと、
「うぁー……」
と耐えきれなくなったように呻いて、両手で顔を覆った。
「俺、ほんまに無理かも……」
その言葉に、伸ばしていた手がピタッと止まる。
太智を見れば、さっきまでと明らかに様子が違った。顔が真っ赤で、両手で顔を隠して指の隙間から恐る恐るこちらを窺っている。
……あれ。もしかして、ガチで嫌がってる…?だとしたらまずい。俺、ちょっと強引すぎたかもしれない。
『ごめん、太智が無理ならやめよう』
そう言って体を起こそうとすると、太智が慌てて腕を掴んだ。
「違う違う違う❗️嫌とかやなくて!」
「……ほんまに、嫌とかじゃなくて」
「う〜、なんて言えばいいんやろ、ごめん…」
「俺、さわられて、こんなきもちいと思わんくて」
『え』
「だから困ってんねん」
太智が起き上がり、ふっと顔を上げた。伏せがちだった目が、ゆっくりと俺を捉える。
「俺、もしかしたらこういうの敏感な方かもしれやんくて」
「…変な声出すくらいなら、笑ってた方がマシやろ?」
『ちょ、ちょちょっと待って、どういう事?』
予想外の展開に声が裏返る。
太智は、気まずそうに視線を逸らしている。どうやら冗談を言っているわけではないらしい。
思わず顔を凝視していると、視線に耐えかねたのか、太智は俯いてぽつぽつと話し始めた。
『…じゃあお前、気持ちいいの我慢してたってこと?……なんで?こういうのって我慢するもんじゃないだろ』
「う」
太智の話をまとめると、
想像していた倍以上に触れられるだけで快感を拾ってしまい、変な声が出そうになってしまうのがとても恥ずかしいため、くすぐったいことにして笑いふざけて誤魔化していた……らしい。
「だって冷静に考えてみたらさぁ、おれ男やもん!吉田さん萎えちゃうかもしれんやん!」
『はあ?』
思わず素っ頓狂な声が出た。
なにそれ。ずっとそんな事考えて心配してたの?俺がどう思うか気にして、悩んでたってこと?
…なんだよ、 急にいじらしいじゃん。
普段はあんなにうるさくて調子よくて、人の事散々振り回してくるくせに、 こういうところだけ妙に卑屈なんだよなあ。
『……おまえさ、何でそこで萎えるって発想になんの』
呆れたように言ってみるが、どうにも口元が緩んでしまう。
だってこれは反則だろ。俺こういうギャップにときめいちゃうタイプだからさ。
『…かわいすぎ』
「え」
『全然我慢することじゃないから』
太智の手をそっと握って、ふたたび覆い被さる。
「じ、仁人?吉田さん?」
『ちゃんと聞かせてよ。恋人なんだし』
そう言って、もう一度太智の体に触れる。
「んっ」
咄嗟のことに太智も反応が追いつかなかったのか、今度は誤魔化す間もなく声が漏れた。
その声を聞いて、珍しく恥ずかしそうに真っ赤な太智を見て、 体の奥がどんどん熱くなっていくのを感じる。
『太智』
「…なに」
『したいと思うか、試してみようって話だったじゃん』
「うん」
『俺最初は別にしなくてもいい寄りだったんだけど』
太智の白い掌を、優しく握る。
『…俺、今太智とめちゃくちゃえっちなことしてぇわ。』
「!」
握った手がじんわりと汗ばんでいく。俺の汗か、太智の汗か。
……多分どっちも。
『太智は?……俺と、したくない?』
目の前の恋人を見つめる。白い肌が耳まで赤く染まっているのが、どうしようもなく愛おしい。
「……っ、お、俺も」
「……俺も仁人と、えっちなことしたい……」
そう上目遣いで言われた瞬間、あまりの愛しさに思わず口元を押さえた。
え、なに。かわい。こいつ、かわいすぎる。
ひとり静かに悶えていると、太智が不思議そうに顔を覗き込んできた。
「……続き、せんの?」
あ゛ーその顔かわいい。ほんとにかわいい。
……じゃなくて。
『……ちょっと待って』
コホン、とひとつ咳払いをして、浮かれかけた頭をどうにか切り替える。
『その前に、ちゃんと話しておきたいんだけど』
「話?」
『うん。お互いにどうしたいかとか、無理なことはないかとか』
「ぉ〜ん…例えば?」
『…ポジションとか?』
「あ〜……」
俗に言うポジション問題。いざ当事者になると、実感がわかないけど。
こういう行為は、受ける側の負担が大きいとぼんやり聞いたことがある。元々男を恋愛対象としていなかった太智は、きっと乗り気じゃないだろう。俺だってそうだけど。
こういう時、俺と太智は大抵意見が合う。会議でも何でも、5人で意見が分かれた時には自然と同じ側についてることが多かった。
思考回路が似ているのは、何かと都合がいい。
……ただ、今回ばかりはその相性の良さが厄介だ。
太智が嫌がるなら、無理強いはしたくない……けど、それはそれとして、俺の希望だって主張させてもらう。
『俺は、できたら俺がリードする側がいいんだけど』
太智は?と聞くと、案外あっさりと了承されて拍子抜けだ。
『え?お前ホントにそれでいいの?』
「うん。俺そういうのよく分からんし、吉田さんに任せるわ。…それに吉田さんの、おしり?に突っ込むのは……ちょっとイヤやなって」
太智はどこか苦い顔で、ぼそりと付け足した。
『最後オイ。俺だって傷つくぞ。』
その後は、キスをしたり、ハグをしたり。そんな他愛ない触れ合いを重ねながら、二人で抱き合って眠った。
翌日、ソレを決行するのはお互いのオフが重なる日にしようという話になった。
とはいえ、2人ともこういうことにはあまり詳しくない。何を準備すればいいのか、どう進めればいいのかもよく分からず、2人並んでスマホを覗き込みながら、あれこれ調べることになった。
お互い忙しく、なかなかオフが重なる日もなかったが、逆にそのおかげで準備や下調べをする時間ができたのはよかったのかもしれない。
そして迎えた当日。準備の段階から痛みや不快感といったワードにビビりまくった太智にポジション交換をせがまれたりもしたが、まあ何とか上手く丸め込んで、ようやくその日を迎えた。
太智は今風呂場で「準備」をしている。
「行ってくるなぁ…」と弱々しく言葉を残して風呂場に消えてからかなり時間が経ってるから心配だけど、まあ変な叫び声が聞こえてるうちは大丈夫だろ。
問題は、それよりも俺。
太智の前では平静を装っていたけど、実は太智が俺の家に来てから足の震えが止まらない。
準備段階は「まあいけるだろ」なんて呑気に構えていたが、いざこうして目の前に迫ってくると、途端に余裕が無くなってしまった。
……太智の体、傷つけちゃったらどうしよう。
痛いって泣かせたら…嫌われるかもしれない。
あーまって、無理……
普段なら何とかなる精神で突っ走れるのに、こういう大事なところで急に怖気づくのはどうにかできないのかな。26年これで生きてきたんだから無理か。無理だ。
とりあえず落ち着こうと事前に準備していた物の確認を始める。
大丈夫、スキンはある、ローションも用意した。万が一のために、タオルも湿布も棚の中に仕込んだ。爪も切ったし、行為の手順も、しっかり頭に入れてきた。 心配する必要なんてないはず。
そう自分に言い聞かせて少しずつ震えが落ち着いてきたその時、ちょうど準備を終えた太智が風呂場から出てきて、寝室に入ってきた。お前マッパかよ。いいけど。
『太智おかえり……なんかやつれてない? 』
「おん……ただいま……って、!」
ベットに座る俺の顔を見るなり、太智がものすごい剣幕で駆け寄ってきて、ものすごい力で頬を掴まれる。
『え、え、痛っ、怖あっ、何!?』
「吉田さんなんか顔色悪ない!?まさか具合悪いとかないよな!?」
『おお落ち着け、元気だから!! 』
「おれ、こんだけ頑張って準備したんやで!? 何もなしとかあかんからな!? 延期とか絶対いややぁ……!」
『大丈夫だって!!ちゃんと今日できるから!!』
「ほんま……?」
『ほんまだって』
こんなにも必死な太智を見るのは初めてで、さっきまでの緊張なんてどこかへ吹っ飛んでいった。
『……よし、始めるぞ。』
「や、優しくな……?頼むで」
ベットの脇にあるサイドテーブルに予め用意していたローションを手に取る。人肌に温めて、手にたっぷりと出した。
ふう、と息を整えて、四つん這いになった太智のケツに手を伸ばした。
まずは肛門のまわりを指で撫でてみる。
「あふ」
ネットで調べた情報によると、こうマッサージをすることで筋肉をリラックスさせる効果があるらしい。確かに、しばらくそうしていると、さっきまでガチガチだった太智が、今ではすっかり力が抜けているように見える。
ほんとネット様々だな。便利な時代に生まれてよかった。
そのまま撫で続けていたら、太智の緊張は完璧に解けたそうなので、いよいよ指を挿れてみることにした。
『太智、指入れていい?』
「……ぉん、ゆっくり、ゆっくりな? 」
『ゆっくりね。入れるよ?力抜いて。』
つぷ、と指先を挿入する。
マッサージのおかげか、指の第1関節までは難なく入ったが、やっぱり中は狭い。指がどんどん圧迫されて動かせなくなった。
「ぅぇっ」
『痛い?』
「いや、ぜんぜん痛くないで。んっ、ちょっと圧迫感あるだけ。もっと奧入れてっ、ええで、」
心なしか太智の呼吸が浅くなっている。体にも力が入って、固まってしまっていた。これは少し落ち着かせた方がいいな。
『ほら、太智。一回深呼吸しよ』
そう声をかけ、まずは自分がゆっくりと息を吸ってみせる。太智もそれにならって、大きく息を吸い込んだ。
『そうそう。焦らなくていいから、ゆっくり吐いて』
太智の様子を見ながら、もう一度同じ動作を繰り返す。最初はどこかぎこちなかった呼吸も、何度か繰り返すうちに少しずつ落ち着いてきた。
『上手いじゃん。そのまま力抜いて、リラックスしてて』
深呼吸が功を奏したか、中の圧迫感が和らいでいく。中に入れた指もどんどん馴染んでいって、思ったよりも早く2本目を入れることができた。これならいけるかもと、ローションを追加して、穴を拡げる動作に移る。
「ぅ…」
『苦しくない?』
「だいじょ〜ぶ……」
拡張もいい感じに進んでいる。初めてにしては順調かもしれない。
『太智、もっと奥のほうに入れてもいい?』
「ええよって言ってるやん……うっ、早く気持ちよくしてや」
四つん這いなので顔は見えないが、やはり尻に異物が入っているのは辛いのか、苦しげな声が聞こえる。早く楽にしてやりたい。念のためまたローションを追加して、奥の方へと指を進める。
前立腺。
事前に調べておいたおかげで、大体の位置は把握している。とはいえ、実際に目で確かめられるわけでもない。指先の感覚だけを頼りに、慎重に探っていく。
…確か、この辺だって書いてたよな?
何度か位置を確かめるように指先を動かしてみる。すると、指先にほかとは違う感触がかすめた。もう一度触れてみると、コリっとした感触の膨らみがある。……もしかしてこれか?
試しに何度か優しく押したり、円を描くように指先を動かしてみる。すると、太智の呼吸が少しずつ速くなっていくのが分かった。
「ふ、ふぅ……はっ……」
『前立腺見つけたかも。どう?気持ちい?』
「わっ、わからん……!なんかトイレしたくなるぅ……」
『お前頼むから絶対ここでするなよ』
前立腺を刺激すると尿意を感じると聞いたことがある。つまり前立腺を見つけることができたってことだ。
よし、と心の中で小さくガッツポーズした。そしてそのまま前立腺を集中して刺激する。
「んっ、んぁ……、あ!」
「っ、吉田さ、もっとゆっくりぃ……!」
……エッロ。
白い肌が背中まで赤くなってんのも、漏れてる声もエロい。てか顔が見たいんだけど。絶対いまえろい顔してるだろ。
『だーいち、こっち向いて。キスしよ』
「あわっ、いっ、今あかん!てかいつまでいじってんねん、抜いてやぁ!」
ここで無理やり顔を向かせてやってもいいが、今ここで機嫌を損ねて、この先に進めなくなるのは困る。仕方なく、ゆっくり指を引き抜いた。まあここまでほぐせたら、十分だろう。
「あ゛ぁ……疲れた……」
倒れ込む太智を横目に、自分の陰茎にスキンを装着して、ローションを垂らす。太智は疲れてそうだけど……まああんなくねくね動けんなら大丈夫だろ。
『お前いつまでへばってんの』
「休憩しよおやぁ…あの体勢めっちゃ疲れんねん」
『せっかく解したのに意味なくなるだろーが。別にそのまま寝てていいよ。』
えーだのあーだのぶつくさ文句を垂れる太智を適当にあしらいつつ、体重をかけないように覆い被さる。
『太智挿れていい?』
「聞く意味無いやろ。」
『いや?俺恋人は大事にしたいタイプだし。太智がマジで嫌なのに無理やり挿れたりしないよ』
「休憩させてくれんかったくせによう言うわ。……もおええよ、はよいれて」
『太智がそう言うなら?』
「お前ほんまサイテー……」
『冗談だって笑』
陰茎を太智の後孔にあてがう。太智は意外にも穏やかな顔をしていた。
『太智いれるよ。力抜いてね』
「うっ、ぐ!」
ゆっくりと陰茎を挿入する。挿入自体はスムーズに行えたが、太智は腹の圧迫感に苦しそうに眉を寄せている。呼吸をする余裕さえないのか、息が乱れて苦しそうだ。
『太智、深呼吸。さっきの思い出して』
「はっ、はぁっ、ふ……はぁ、……ふぅ……」
『よし。上手。俺の顔見て。ね、』
少しずつ呼吸が落ち着いてきた太智に声をかければ、 焦点の定まらない瞳が宙をさまよったあと、やがてこちらを向いた。
「……じんと」
『苦しい?一旦抜こうか。』
「や……せっかく半分まで入ったんやし、このままがんばろーや。……っ、仁人のこともはよ気持ちよくしてやりたいしな」
『…お前カッコよすぎるだろ。痛かったり気持ち悪くなったりしたらすぐ言えよ。』
太智は返事の代わりに、黙ってピースを掲げた。お前、いちいち……。いや、 そうだな。早く気持ちよくなろうな。
反応を伺いつつゆっくりとうごき始める。が、太智は中々快楽を拾えていない様子だ。
……やっぱり前立腺を刺激しないと難しいのか?
さっき解していた時におおよその位置は掴めたので、もう一度試してみることにしよう。
そうひとりごち、 角度を変えながら慎重に腰を押し付けて、少しずつ奥へと進む。
指先の感覚を思い出しながら、見つけたそれを先端で押すように刺激した。
「はぁ゛っ!?」
『っ、!』
その瞬間、太智の体が大きく跳ねた。同時に中をきゅっと締め付けられ、腰からぞくりとした快楽が全身に染み渡り、思わず吐息を漏らす。太智はというと、何が起きたのかまるで分かっていない様子で震えながら俺を見上げてきた。
「い、今のなに……?今おれに何したん?」
驚いた。前立腺はヤバいと噂に聞いてはいたが、まさかここまでの反応が見れるとは。
太智の惚けた顔を眺めていると、なんとも言えない背徳感が込み上げてきて、思わず口角が上がる。
『気持ちよくなれたってことだろ。太智、今の感覚忘れないようにしといて』
そう残して、また律動を再開する。太智は一瞬驚いた顔を見せたが、繰り返し与えられる刺激にまた苦しそうに眉根を寄せた。口元を両手で覆って、シーツに体を擦り付けて快楽に耐える姿があまりにも官能的で、腰が重たくなる。
「ん゛っ、ぶっ……ぅ゛」
『なんでそんな声我慢したがるの』
「やってっ……!ぁ゛、おれっ〜〜、 こえでかいしっ……」
『ン、そんな壁薄くねえよ。いいとこ選んだんだから。っ、我慢しないでよ』
「ぁ……!」
太智の手を無理やり引き剥がして、そのまま恋人繋ぎにシフトする。下でなにやら抗議しているけど、ほぼ喘ぎ声みたいなもんだから聞きとれない。
『こうしてた方がいいじゃん。』
そう言ってキスをすれば、太智は頬を赤く染めてやわく握り返してくれた。可愛いなぁ、お前。もっと気持ちよくなろうな。
「……う゛っ、あぁ、アカンって、!はやぅ、ひっ、あ♡」
少し角度をつけて、圧迫させるように腰を打ち付ける。もう太智を気遣ってゆっくり動いてやれる余裕なんてない。まあ気持ちよさそうだからいいだろ?
腰を打ち付ける度にきゅうきゅうと締め付けられ、耳障りの良い喘ぎ声が聞こえてきて、下を向けば顔を歪めて善がる恋人の顔が見れる。怒涛の情報量と快楽に頭がクラクラしてきた。セックスにハマる人の気持ちが分かるかもしれない。
射精感がゆっくりと込み上げてくる。あー、気持ちい。イきそう。
太智のモノを見やれば、勃ってはいるが達するにはあと1歩足りないようだ。
まあさすがに初めてでケツでイクのは厳しいよな。
仕方ない、手伝ってやるかと太智の陰茎を掴む。
「っえ゛、な♡、吉田さんっ、なに……!」
『辛そうだったから手伝ってやろうと思って』
腰は止めないまま掌を上下に擦ると、太智は面白いくらいに大袈裟に善がった。
「あ゛〜〜♡い゛らんっ、!どうじっ、ぐるしっ♡」
必死に足で蹴られて抵抗されたが、力が入っていないせいで、ほとんど意味をなしていない。それどころか、そんな抵抗すら楽しんでしまう自分がいた。
どうやら、俺の中に少しずつ意地の悪い一面が芽生え始めているらしい。
俺、恋人には優しくしてやりたいタイプだったんだけどなぁ ……と、反省する気持ちは一応ある。あるにはあるのだが、結局手を緩める気にはなれなかった。
「……っひ、ひっ、♡はぁ゛…」
後ろからも前からも容赦なく責め立てられて、太智の目に涙が滲む。必死に堪えるように、俺の手を握る指にぎゅっと力がこもった。爪が食い込む程の強さに、なんとも言えない気分になる。 ごめんな太智。後でいっぱい優しくしてやるから。
「ヒァ、あっ、あかん、ぃ、いきそ…、」
『ん、イッて。太智』
「あ゛、っ……♡」
太智の性器から白濁した液体が勢いよく溢れたのを確認し、俺も一拍遅れてゴムの中で果てる。
『……くっ、』
……疲れた。
全てを出し切った瞬間、張り詰めた緊張が解け、どっと疲れが押し寄せてきた。
『太智、大丈……』
夫か、と聞こうとした所で息が止まった。
下にいる太智が目を閉じたまま、ぴくりとも動いていないからだ。
……え、気絶した?初めてなのに、 激しすぎた…?
一瞬心臓の辺りがヒヤッとしたが、すぐに規則正しい寝息が聞こえてきてほっと胸を撫で下ろす。
……なんだ、寝てるだけ。
時計を見れば、もう一時を過ぎている。確かに普段の太智ならとっくに寝ている時間だ。
……俺も、いつまでもこうしてちゃいれない。そろそろ起き上がらないと…。
そうは思うものの、身体がまるで言うことを聞かない。下で眠る太智の寝息を聞いているうちに、こっちまで瞼が重くなってきた。
まだ片付けないといけないことがあるのに。シャワーを浴びて、太智の体を拭いてあげて、シーツを洗わないといけないのに…
クソ、眠い。
しだいに意識が遠のいていき、俺も太智の上に覆いかぶさったまま、ぷつりと意識を手放した。
後始末をすっかり忘れて眠ってしまった2人が、翌朝悲惨な状況に嘆くことになるのは、また別のお話。
コメント
10件
これはまた素晴らしい💛💙でした…! もっぱら💙💛派なのですが、どこまでも可愛い💙さんと男前な💛さんも良い!!こっちの方がよりリアルでドキドキするかもしれません。 それから扉絵も可愛くて好きです♡

初々しい2人がほんと尊い! あかさんがまた投稿してくれてまじで嬉しいです✨️
あかさんの書かれる💛💙が本当に好きです!君と恋になるまでも何度も読み返してます。 初とは思えないすごく最高な💛💙R作品でした!!本当にありがとうございます!!
30
キキ

5,480