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キーンコーンカーンコーン……
担「では次、4限目だな。今から教科書購入や時間割等の確認を行う」
あ、そっか。そういうのあるのか。
担「これは教科書購入の書類な。後ろにまわせー」
先生が前の席の人にプリントを配る。
まわってきたプリントを蒼くんにまわし、プリントを眺める。
0がたくさん…。
うはー、やっぱ教科書ってたかー。
今月やってけるかな、ウチ。
バイトとかもしなきゃだめかなあ。
肘をついて考える。
ガタッ
後ろの方から席の立つ音。
なんだろ?近づいてくる。
横を通り過ぎていく男子の制服。
ふわっとシトラスのようないい香り。
いいにおいだな〜。
隣の席の女の子も見てる。
わかる。いいにおいだよね。
凛「…1枚、多かったので…」
担「おっ、あぁ悪い。ありがとうな」
そして2回目のシトラスの香り。
涼風くん…。
とくん、とくん、と胸が高鳴ったような気がした。