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周りの声でうるさく賑わっている居酒屋。
男女何名かで行われる出会いの場。
遅れてやってきた君が誰よりを輝いていた。
美人な女性より、男の君を好きになった。
「一緒に抜け出さない?」
pr視点
mb「みんな今日はありがとー!」
「かんぱーーーい!」
賑やかな店内。色んな人の声で飛び交う。
男女数名が集まる出会いの場。
mb「初めまして」
pr「初めましてニコ」
今回もパッと見好みの子いないな。
最後に彼女がいたのは高校生の時。
結局卒業後お互い遠距離になることになり、少し頑張って見たが長く続かなかった。
そこから2年間彼女なし。
合コンという場には色んなタイプの人がいる。
派手めの女子。清楚系女子。あざと女子。
何回か合コンで話しかけられたことはあるが、誰かと進展はしなかった。進める気がなかったかもしれない。
?「すいません遅れました」
その声が聞こえる方向に全員が目線を向けた。
mb「mz遅いよー!なにしてたんだー」
mz「ごめんごめん。バイト長引いちゃって笑」
白と黒の派手髪。
The陽キャって雰囲気出してる遅れてきた男。
mz「mzです。お願いします!」
mzと名乗る男
mb「mz何飲むー?」
mz「とりあえず、生で!」
何故だろう。どうしても目線を外したくない。
パチッ(目が合う)
mz「mzです。お願いしますニコ」
pr「prです。お願いします」
mz「prさんかっこいいですね。何年生ですか」
pr「かっこよくないですよ笑2年生です。 」
mz「え!タメです!仲良くしましょ!」
pr「ぜひぜひ笑」
グラスを軽く合わせる音。
笑い声と料理の匂い。
知らない人たちと、知らない話題。
隣に座ったmzが、時々こっちを見る。
そのたびに、胸の奥が妙にざわつく。
mz「prさんってさ、彼女いそう」
pr「いないよ。そんな感じする?」
mz「落ち着いてるから、モテそう」
pr「どうだろうなぁ」
mz「俺だったら、好きになりますけどね」
——軽口のはずなのに、心臓が跳ねた。
酔いが少し回って、頬が熱い。
けど、それは酒のせいじゃない。
テーブルの下で、mzの指がグラスを弄びながら言う。
mz「この後、どうします?」
pr「んー、もう少ししたら帰るかも」
mz「じゃあ、俺も帰ろっかな」
pr「一緒に?」
mz「……抜け出します?」
目が合う。
店の喧騒が遠くなる。
たった一瞬で、周りの音がすべて消えた。
pr「……いいよ」
その瞬間、mzの唇が笑った。
夜の始まりの合図みたいに。
お金を渡して合コンの場を出た。
さっきの賑やかの感じとか真逆の静かで暗い夜道。
mz「外の風冷たいですね」
pr「酔い冷めた?」
mz「どーだろ笑」
2人っきりの夜。今日初めてあったのに笑
pr「どっか店入る?」
mz「んー、コンビニで酒買ってうち来ません?すぐ近くですよ」
その誘いに胸が鳴る。
期待しているのかもしれない、良くないかもしれないでも、このチャンスを逃したら、もう会えない気がする。
pr「いいの?」
mz「はい」
pr「じゃあ、そうする」
2人で何気ない会話をしながらmzの家に向かう。
mzと話してる最中も俺の心はずっと鳴り響いている。
ーーー
mz「prさんはこうやって初めて会った人の家にすぐ行くんですか?」
pr「そんなタイプに見える?」
mz「見えないです」
pr「じゃあ、そういうこと」
「mzは?すぐ誘うの?」
机の上には空の缶がいくつか並んでいた。
俺は自分が持っている缶を唇に近づけ、1口飲んだ時mzは言った。
mz「初めてです。」
胸の奥が少し熱くなる。
酒のせいなのか、言葉のせいなのかわからない。
沈黙。でも、この沈黙が居心地悪くなかった。
mz「まだ、帰らないで」
今日ぐらい酒のせいにしてしまおう。
そう思い俺はmzの頬に片手を添え、そっと唇を近づけた。
小さく触れた瞬間、
静かな部屋に心臓の音だけが響いた
pr「もう戻れないよ。いい?」
mz「戻りたくないです。」
その言葉を聞いた俺は自分の本能に従った。
END
本日もご本人様の口調に寄せてないです。
名前を借りしてるだけです!
不快に思われた方すいません💦
見てくださってありがとございます!!