テラーノベル
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いつの間にか通話は切れていた。
これから俺があいつを育てる?
………
頭が真っ白になって何も考えられない。
未だに信じられない。
ただ、何も思考できない頭で床を見つめていた。
しばらくして我に返る。
何分経ったのかがわからない程立ち尽くしていた。
すぐに本来の目的を思い出して、急いで荷物をカバンへ乱暴に投げ入れる。
焦りのまま玄関の扉を押し開けて、すぐに鍵を閉めてnoliの家へ戻った。
玄関の扉を開けると、ベッドに横たわっていたはずのnoliが、すぐそこのソファに腰かけていた。
「あっ、sevenおかえり!」
スマホをいじっていたnoliは、こちらを振り返って、微笑みかけてくる。
その仕草一つで、心臓が少し跳ねてしまう。
「ただいま。」
片手で鍵を閉めると、急に3日後からの予定が頭をよぎった。
考えるだけで嫌になり、無理矢理そんな嫌な事実を振り払う。
「一泊分の着替えとか、持ってきた」
そう言って、片手でカバンを掲げる。
「っ、ふふっ…」
すると、noliはなぜか小さく笑い出し始めた。
「急にどうしたんだ、noli」
それを思いっきり困惑の目で見つめる。
「sevenってほんとかわいいよねっ…んふふっ」
「は、はぁ…?」
noliは口を手で覆いながら、クスクスと笑い続ける。
「だってっ…ふふ、夜に帰るのでもよかったのにっ…」
「……?」
「んふっ、もう一泊してくれるの〜っ?」
「……あ、っ!?」
思わず間抜けな声を漏らす。
「かわいいね、seven?」
軽く嘲笑うように席を立ち、こちらに近づいてくる。
「んっ…」
いつの間にか口を当てていた手を取られ、一瞬だけ唇を奪われた。
ほんの一瞬の出来事。
目の前では無邪気に微笑んでいるnoli。
全身が熱を噴き出すような感覚が、ただでさえ動揺している自分の心を襲う。
「耳赤いよ〜?」
そう言って、耳を手で触ってくる。
「そ、それよりっ……腰痛めたんじゃなかったのかよ、?」
朝から耐えられなくなりそうで、話題をそらす。
「んーっ…ちょっと痛いけど、派手に動かなかったら大丈夫かも…?」
noliは引き攣った笑顔で腰を摩りながら言う。
「……まぁ、無理はすんなよ」
「えへへ、sevenやさしぃ…」
いつものように抱きついてくるnoliを、慣れた手つきで受け止める。
「そうかよ」
適当にあしらいながら胸の中にある背中を優しく撫でていると、noliは声を小さく漏らした。
「ねぇ…もう一泊してくれる?」
耳に溶け込むような猫撫で声。
ストレスで疲れ切っていた自分に、それはひどく効いた。
「…別に、今日の夕方に帰るくらいならいいけど」
そう返した途端、noliは更にご機嫌になり、
「ほんと、!?やったぁ!」
と、嬉しそうに声をあげた。
コメント
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うわ、このラストのnoliの「もう一泊してくれる?」からの流れ、胸がきゅっとなった……!sevenが慌てて荷物持って戻ってきたのに、noliにあっさり「夜でも良かったのに」って見抜かれて照れてるの、めちゃくちゃかわいい。あと、いきなりのキスと「耳赤いよ」は反則だわ。腰が痛いって言いながらも嬉しそうに抱きつくnoliも、それを受け止めて撫でてるsevenも、二人とも尊すぎる。疲れてるのに一緒にいたい気持ち、すごく伝わってきた。
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とろろねっこ
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