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「……んっ、はぁ……あ、ぁ……」
部屋の中。
受けはベッドの上で、身体を丸めながら必死にシーツを握りしめていた。
何もされていないはずなのに、思い出しただけで腰が震えて止まらない。
――奥を突かれ、白濁を注がれ続けたあの夜。
――絶頂しても終わらない快楽に溺れ、壊れるまで喘ぎ続けたこと。
「……だ、め……っ、思い出すだけで……っ……あ、ぁぁ……っ!」
びゅくっ、びゅるるっ……
白濁が腹に跳ね、シーツを濡らす。
受けは恥ずかしさに涙をこぼしながら、それでも止められない。
「……っ、いや……また、イっ……ちゃ……」
その時――。
ガチャリ、とドアの開く音。
「……おい」
攻めの低い声が響いた。
反射的に受けの身体が硬直する。
「……なに勝手に、思い出して勝手にイク練習してんだよ」
にやりと笑う攻めの視線が、白濁に塗れた受けの身体を舐めるように追う。
受けは慌てて身体を隠そうとするが、腰は震え、白濁がまだ零れ落ちていく。
「や……っ、ちがっ……これは……!」
「ちがう? じゃあ、さっきのはなんだよ。俺のこと思い出して勝手に達してたくせに」
攻めが近づい シーツを奪い取られ、むき出しの身体が晒される。
白濁で濡れ光る下腹、震える太もも。
「……俺がいなくても、もうイける身体になっちまったんだな」
耳元に低く囁かれた瞬間、受けはびくんっと跳ねた。
恥ずかしさと恐怖、そして甘美な興奮に支配されながら――。
「……や、だ……見ないでっ……!」
「見ないで、じゃねえだろ。もっと分からせてやるよ。――本物と偽物、どっちがいいか」
次の瞬間、攻めの手が腰を掴み、熱が押し当てられる。
記憶で震えていた身体は、現実の快楽に逆らえず、さらに深く堕ちていくのだった。