TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

※マッシュル二次創作 オリジナルキャラクター登場

※BL要素はゼロ、本家筋で通す(つもり)

※苦手な方はスクロール

※通報しないでください



【情無き人形の命と感情の天秤】

オリジナルキャラクター:ギルド・ア・ネバンド

歳:45歳 誕生日2/14 線:2本→(3本)

固有魔法:エターナルディスペア





真っ暗な地下室で、僕は目を覚ました

嗅いだことのないような薬品の香りと、錆びた鉄の臭いがする

僕を見下ろしているのは…誰だろうか、声を出そうそう口を開けると

掠れたような小さな声しか出せなかった

「貴方は、誰ですか…」

絞り出した声に、その人は振り返り そっと微笑み声をかけてくれた

「私はシリル・マーカス…お前の父にあたる者だ」

真っ赤な瞳…銀白色の長い髪…そして、物腰優しい喋りとその声で分かった

…この人が僕にとっての“神”であるのだと



「着替えたか、召し物は気に入ったか」

僕が部屋へ行くと、シリル・マーカス…お父様はそう問いかけた

僕は二つ返事で返すと、お父様の膝下に跪きこうべを垂れた

「まずは名前を与えないとな、名前がないと呼ぶときに困る」

そういい、僕の瞳を覗き込むようにお父様はこう告げた

「お前の名は____________」













高々と鳴り響く午後の鐘の音、休み時間になり沢山の生徒達が歩いている

そんな中、フィン・エイムズは課題の書類をもって教室へと走っていた

「やばいよ〜っ、マッシュくん達との約束に遅れちゃうっ」

廊下を走ってはならないといっている暇も無い、彼はこれから友達であるマッシュ・バーンデッドと共に勉強会を開くことになっている

マッシュの他にも、ランス・クラウン、ドット・バレット、レモン・アーヴィンという仲間も居る

人の良い彼は、皆を待たせていないかと急ぎ足で教室へと向かう


ここの角を曲がれば、あともう少しというところだった…

「うわっ!」「!」

ドサっと、彼の手に抱えられていた資料が宙を舞い相手ともども尻もちをつく

「す、すみません!前を見てなくてっ、今ちょっと急いでてっ…」


慌てて資料を拾い集めながら謝罪を述べると、相手はムクッと起き上がり

顔を見るだにこういった

「フィン?…君、もしかしてフィン・エイムズだよね?」

目をやると、そこには見覚えのない赤黒髪の男が笑顔で座っていた

華のアザにドラゴンの片目という不思議な風貌に驚きを隠さないフィン

すると彼はフィンの肩を掴み、覗き込むようにしてこう語り出す

「覚えてるかい?……“昔”よく遊んだ僕のことを……」

ぼんやりと…霞がかかったように映し出される映像は、記憶なのだろうか

その時、彼の顔にピンときたのか、フィンは明るい声で話し出す

「あ、あぁ!“ギルくん”、ギルくんじゃないか!」

「覚えててくれたかい…うれしいなぁ、ありがとうフィン」

そういい笑うオッドアイの男、彼の名はギルド・ア・ネバンド

ここ、イーストンの人間で学生か教員かと謎の多い人物である

学園内でも有名で、時々目撃されことから“ゴースト”の異名をつけられた………


……彼の名前は、“ギルド・ア・ネバンド”……




続く

loading

この作品はいかがでしたか?

261

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚