テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
📞…
鬼神「ん?電話?」
「はい、もしもし?」
“依佐、今誰かと一緒か?”
鬼神「その声、よあくん!」
「今ね、昔のよあくんと一緒だよ~」
“やっぱりか… ボソッ”
“お前ってそいつを元の世界に返す事出来たか?”
鬼神「多分、使えたと思うけど~それがどうしたの?」
“そいつを元の世界に戻す”
鬼神「…」
“だからッ” バチッ
夜明?「どうしたんですか、鬼神さん?」
鬼神「…いや、何も無いよ」
夜明?「そうですか」
鬼神(元の世界にか…)
(確かにこの世界のよあくんは──前の…)
夜明?「…鬼神さん」
鬼神「…何?」
夜明?「貴方は同じ人だけどこの世界とは別の人ですよね?」
鬼神「…」
夜明?「なぜ、黙るんですか…?」
「もう、分かってるんでしょ?」
「“俺がどうなるかなんて”」
鬼神「!」
「あ…」
夜明?「そういう運命なんですよ、僕は…」
鬼神「違ッ…」
夜明?「だから、僕じゃなくてあっちの僕と居るべきでしょ?」
「また、そうならない為に…」
「僕の事、元の世界に戻していいよ」
鬼神「でもッ君はッ…」
夜明?「大丈夫ですよ 笑」
「貴方は、あっちの僕の事守ってくださいね 笑」
鬼神「…あぁ、今度こそ守って見せるよ…」
夜明?「はい 笑」