注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・恐怖症 表現があります。
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俺はci。
W国の幹部だ。
沢山の訓練をして、沢山の事が出来るようになった。
上の人や、下の人などから、尊敬されていて、
今も注目されている。
だが、そんな俺には、1つの問題がある。
俺はとある恐怖症。
雷恐怖症というものを持っている。
これが実は厄介なんだ。
雷が落ちる度に、俺は俺じゃなくなるかのような、そんな風になる。
この事は、snと、grにだけ、伝えている。
それ以外には伝えていない。
情けないなんて、言われたくないから。
ut「俺らちょっと買い物行くけど、着いてくる人おる〜?」
shp「出来れば、来て欲しいわ」
tn「じゃあ、俺行くわ!」
kn「俺も着いてこ〜」
sho「zmも行こか」
zm「はぁぁぁい…!!」
em「じゃあ、私も…!!」
rb「暇やし俺も〜♪」
shp「ciは?」
ci「俺、ちょっとやることあるから、待っとる!」
ut「おっけー、行ってきます!」
ci「はぁい!」
扉が閉まり、静まり返る。
俺は、部屋へと向かい、書類を取る。
今日中にこれらを終わらせたい。
机に座り、書類と向き合う。
少し眠くても、頑張ろう。
俺なら出来る。
少し経ったら雨が降り始めた。
窓を強くうちつける。
皆、傘持っていったのかな。
ちょっと心配だった。
嫌な予感がする。
空が一気に暗くなり、なんだか雨も強い。
まさか、雷が鳴るのではないか…?
俺は、そう感じて、布団にくるまって、
耳を塞いだ。
心音が響く。
少しだけ、雨の音が落ち着いたので、布団から出てみた。
その瞬間。
ci「ひッ…!?」
辺りがぱっと明るくなって、音が響く。
耳を突き抜けるかのように。
心臓は、バクバクと暴れていて、身体が震える。
呼吸も上手くできない。
視界が回る。
胸の当たりがとてもズキズキとしてきて、
吐き気もする。
ci「ひゅッ…ひゅッ…、、」
耳を必死に抑えて、布団にくるまる。
それでもダメだ。
ドンドンと、太鼓のように雷が鳴り響く。
耳を抑えても、無理矢理入り込んでくる。
ci「ぁ”ッ…ひゅッ、、か”ひゅッ…」
心拍数が上がるのが自分でも分かる。
座っていることが無理になって、倒れ込む。
その衝撃で、吐き戻してしまう。
ci「ご”ぷッ…ひゅッ…ぅ”ッ、、」
気が遠くなる。
身体が震えて。
sn…、呼ばなきゃ。
そう思いながらも、俺は動けなくて。
───────────
大きな音に驚き、目を覚ます。
sn「ふぁっ!?雷!?」
窓の外は大雨で、雷が鳴り響いていた。
sn「うわぁ……やば、」
そんな時、ふと思い出した。
ciくんが、雷恐怖症だということを。
俺は、急いでciくんの部屋へと向かった。
きっと、今も怖がっているのだろう。
階段を駆け上がって、走って。
扉を開けると、布団にくるまったciくんが居た。
呼吸は荒れていて、極度の震え。
それに、吐いてしまったらしい。
sn「ciくん、聞こえるかな」
ci「ひゅッ…ぅ”ッ…ぁ、、」
ゆっくりと抱き上げて、部屋の出口の方へと行く。
sn「大丈夫、怖くない怖くない」
ci「ひゅッ…ひゅッ…」
俺はゆっくりと背中をさすった。
ciくんは必死に震えた手で俺の服を握っている。
俺には雷恐怖症の怖さが分からない。
でも、俺の想像以上なんだろうね。
sn「大丈夫だよ、大丈夫、大丈夫、」
ci「ぁ”…ぅ”ッ、、、ごぷッ、」
吐きそうだったので、袋を取り出し、
背中をさする。
ci「げぽッ……ひゅッ、、、ひゅッ…」
sn「よぉし、呼吸落ち着かせよっか」
sn「ゆっくりでいいよ、吸って〜?」
ci「すぅ〜……ッ、、ぅ”ッ、、」
sn「吐いて〜?」
ci「はぁ〜……ッ、、、」
sn「繰り返して〜?」
ci「すぅーッ…はぁー…ッ、、ッ、、」
呼吸が落ち着いたようだ、少し体の力が抜けた。
それでも、まだ震えている。
sn「よし、ちょっと場所移動しようね」
俺はciくんを抱き上げると、ciくんも
恐怖心からか、強く抱き締めた。
sn「よしよし…行こうね」
「怖くないよ、飴でも舐める?」
ci「…んーん、」
首を横に振ったので、頭を撫でて
歩き始める。
雷の音が聞こえない場所は無いが、
聞こえずらい場所ならある。
書斎へと入り、ソファに腰をかける。
ciくんを下ろし、ブランケットをかける。
sn「寝た方がいいかもね」
「怖くないよ、俺が居るからね」
眼鏡を取り、頭を撫でる。
俺の膝に頭を乗せて、ciくんは寝始めた。
少しづつ、落ち着いている。
sn「…もし、戦闘中に雷が鳴ったら…」
そう思うと、怖くて仕方がない。
雨の日は、無理に戦わせないようにしよう。
gr「sn!!」
grがドタドタと慌てて入ってきた。
sn「もう落ち着いたようだよ」
gr「そ、そうか…よかった、」
gr「…この事を、皆に伝えないか?」
sn「ciくんは嫌だと言ってるけど、」
「確かに、言った方がいいよね」
gr「ああ…知って損はないと思う」
ciくんをブランケットごと抱き上げて、
部屋を移動する。
雨は止んだらしい。
ut「最悪やぁ…めっちゃ濡れたぁ」
shp「…雷やばかったっすね」
zm「マジで耳壊れるて」
sho「ほんま最悪ぅ…」
皆も丁度帰ってきたようだ。
shp「…ci、どうしたんすか」
shpくんがいち早くciくんの様子に気がついた。
ソファでブランケットを頭まで被り、寝ている。
sn「そう、その事で話があってね」
皆を集めて、話をした。
───────────
ci「ん…」
いつの間に寝ていたのだろう。
暖かいブランケットを眺める。
雨は止んだようだ、一安心。
ぼーっとしながら、窓を見る。
俺、なんで雷なんかに怯えてるんだろ。
ダサいよね。
幹部なのにさ。
そんなとき、shpが声をかけてきた。
shp「起きたか、おはよう」
ci「ぁ…、おかえり」
shp「ん?ああ…そうか」
shpは俺の隣に座り、俺を見た。
なんだろう。
shp「…ci、雷恐怖症なんやろ?」
ci「…ぇ、」
なんで知っているのだろう。
一気に焦る。
こんなことを知られたら呆れるに違いない。
俺は、ブランケットを被り、そっぽを向いた。
ci「…なんで、知ってるんや、」
shp「…別にお前に呆れるとかはないで」
shpは淡々と話を進めた。
shp「俺もそうやから」
ci「…えっ、?」
shp「…お前の気持ち、分かるで」
「俺も隠してたんやで」
ci「え…、shp、も、?」
shp「せやで、今日は散々やったわ」
shpはビショビショに濡れたジャージを見せて
そう言った。
shp「恐怖症…って、わがままみたいで嫌いやねん」
「…でも、言わないと迷惑かける」
shpは悲しそうにそう呟いた。
shp「どうすればええのか、分からんくなる」
ci「…俺も、分からんな」
shp「…でも、ciも仲間って考えると、頑張ろうって思えるわ」
shp「これって、俺だけか?」
shpは俺を見つめて、そう言った。
ci「んーん、俺も頑張りたい」
今日ほんとにあたまいたい
誤字があったらすみません
コメント
9件
こーいうの(過呼吸)まじ好きですわ、、!! 他の人も言ってるけど、 苦しんでるのなんか可愛いし、守りたくなる))
あぇ、し、新人組?!?!可愛ぃ....食べたい(?)き〇いかもしらんけどやっぱ推しが苦しがっとんの可愛ええんよな...あと、頭痛いのだいじょぶっすか?ゆっくり休んでくださいね!😊
遅れました🙇🏻♀️ 恐怖症系大好きなので嬉しいです🫶🫶🫶 毎回神作品ありがとうございます😖💗