そんなんだからいつまで経っても!!
➡️1ヶ月ぶりに開いた💧続き遅そくなって申し訳ね~~~~😓😓
in有明
薄暗い部屋、汚いゴミばっかりがゴッソリと置いてある。箱やペットボトル、缶などがそこら中に
そんな中部屋の真ん中では明るい画面と音がある。カチャカチャと音を鳴らしながら布団で暴れてる人物。
「よし、よし、よし、いいぞ…あと少しッ、………」
前髪がメッシュ。薄暗いピンクが特徴的なカラー。目がガンギマっている
「よぉおおおぉおっし!!!!!!」
「やっとランク昇格だッ!!!!!!」
気持ちが昂っている中ふと部屋の時計に目をする
9:00
(そういえば…今日、、)
(保科…、来るよな、)
そのワードが頭に浮かんだ瞬間、鳴海の心臓は早く動き始めた。ばくばくと心拍数が上がり少し顔が熱い気がした。
(別に……、、どーせボクだけだし、)
(あのおかっぱのことだ。ボクなんか何も思ってなくて、、……どーせ亜白なんだろ)
はぁぁぁぁぁぁ、…と長く深いため息をつく。自分の片思いだと分かっていても憧れるものだ。布団を頭から潜り込む。
(…あと30分か、)
(…はやく、……会いたい、)
きっと、ずっとこのままだとまともに保科と話せないだろう。
気を取り直してまたコントローラーを握る鳴海。
こんなこと、、
こんな気持ち自体考えちゃダメなんだ
でも
きっと初めて会った日から
少しずつ惹かれたんだろう
いくらふざけだろうが自分に向けられるあの優しいふわっとした笑顔
すこしトゲがある言葉
小さい口からでる関西弁
さらさらな髪
細い目
スラッとした身体
何を言っても曲がらない根性
きっとすべて
すべてボクは好きなのだろう
自分でも分かってる
ベタすぎる
でも好きなのはしょうがない
カチカチと動く時計の針が妙に遅く感じる
いつもならゲームをしていればすぐに時間が経つはず。
「はやく…、、」
……ふとよぎった
「…付き合って…、みたい、」
!!??
とんでもない爆弾だ
まさかベタな自分からベタすぎるワードが出るなんて
もうすぐか、……
時間はきっちり守るタイプだ
コンコンコン
ほらきた
「鳴海隊長」
「失礼します」
そして馬鹿な自分
わざと保科と口がききたいからって
「よォォオオォォしッ!!!!!!」
わざとゲームなんかして気づいてないふり
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
紙
文字が書かれているただの紙
昔日本と中国では”勘合貿易”というのがあったそうだ。ふたつに分けた紙を合わせることで身分を確認するためだと。
ただの紙でも重要な役割だった
たかが紙にサインして返すだけ
それでもボクからしたらこんなつまらん事ばっかり書いてある紙でも大事な紙だと思えた
サインをする度に隣に保科が座って待っている
静かな部屋にペンの走る音
………
妙に視線が感じる
横目で少し見るがその犯人はやっぱり保科
書き終わり、ふと話しかけようとした
「はぁー、」
「…珍しいな」
なんだなんだその顔は
そんなに目を開くでない、そしてこっちを見るなかわいいな
茶化し交じりにバカにする
他愛のない会話
部屋に響く保科の笑い声
ペンと資料を渡す
「ん、おおきに〜」
……
「…で」
「で??、」
しばらくの沈黙
ようやく口を開いた
「強いていえば悩み事ですかね」
「悩みとかあるんだな」
「僕のこと人間とちゃう生き物やと思ってます???」
「怪獣なら殺してた」
「最強さんに殺されるなんて」
「僕光栄ですね」
きっとそんな意味などない
そこまで深く考えてないだろ
でも
もしボク以外にもそんなような事言ってたら??
亜白とか……
…ないだろうが西の保科とか
非
気に食わん
「それはボクだからいいって事か??」
「は、?、」
目をこれでもかと開いた保科
さっきまでいじってたゲームの音
時計の秒針音
まるでこの世界にボクと保科しか居ないのかと思うほど
静かだった
静か故ほかの音がうるさく聞こえる
まて
今保科の答えをきいてるだろーが
3秒
真剣に保科を見る
顔…赤、……
ぐしゃっっ
その音でハッとした
次に聞いた声は
「ほなまた~」
何が起こった??
なにも聞こえなかった
考察タイム
?なぜあんな焦っていた
?顔が急に赤くなったぞ
?珍しく発言につっかかった事があった
ワンチャン…………??????
「…まさか、……な」
どくどく
心臓うるさ。
next70
またじかーい
コメント
8件
最大級の供給をありがとうございます!!💖💖 ほんとにK氏様の描く鳴保は繊細かつ2人のキャラの良さが生かされていて、すごく素敵で大好きです!! 続き楽しみに待ってます!
更新あざます🙇🏻♀️